「広大な農場」渇きと偽り りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
広大な農場
オーストラリア・メルボルンの連邦警察官アーロン・フォークは旧友ルークの葬儀のため、20年ぶりに故郷の町に帰ってきた。ルークは、妻子を殺し自ら命を絶ったのだった。町は長く雨が降らずに干ばつに襲われており、ルークが事件を起こした背景にも作物の収穫が落ち、農業に行き詰まったためで、ルークも干ばつの被害者だと思われていた。しかし、疑問な点を感じたアーロンは町にとどまって非番で捜査を行ううちに、未解決事件となっている20年前の旧友エリー溺死事件と今回の事件がつながっているのではないかと思い始めた。真相はいかに、てな話。
撮影場所がオーストラリアなのかどうか知らないが、広大な農場の風景に圧倒された。あれだけの土地が乾燥して農作物が枯れたら生活できなくて自死もありえるな、という布石が素晴らしかった。
エリーの父があんなにしつこくアーロンを責めるのがよくわからなかったが、なるほど、と納得する結末だった。
色々なウソがだんだんとわかってくるストーリーが素晴らしかった。
面白かった。
コメントする