「題名、ひみつのなっちゃんの意味が府に落ちた」ひみつのなっちゃん。 梅じんの相棒さんの映画レビュー(感想・評価)
題名、ひみつのなっちゃんの意味が府に落ちた
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あらすじは知っての鑑賞だったが、ドラァグクイーン三人のおねえの演技、ダンスは指先まで綺麗に表現されてて素晴らしい。
笑いどころ満載で楽しいなかにも性的マイノリティーの悩みや葛藤を観るものにわかりやすく表現し、考えさせるところは巧妙。
それも三人の演技力の賜物、アクの強さを松原智恵子さんの品のある岐阜弁と優しさに中和されてる気がします。
どんな性質を持っていようが子を愛し、しっかり見ている母親。母の偉大さをあらためて知ります。
偏見等回りの目を気にする滝藤賢一さん演じるバージン、葛藤に押し潰されそうになるモリリン、おねえを売りにして活躍しまくるズブ子、それぞれに悩みを抱える三人に優しい山あいの田舎町郡上八幡。
その優しさに観てる私すら救われる、何よりも滝藤賢一さんの様々なシーンで見せる表情の演技は必見。
小さなコンパクトの意味、みにくいアヒルの子との比喩、やっぱりコンパクトと言えば「ひみつのアッコちゃん」。ドラァグクイーンに変身するんだね。
個人的にはとても笑って最後に泣いて、おしまいには前向きになれる良い映画でした。
沢山の人に観て欲しい映画ですよ。
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