「好きな世界観、好きなロケ地、好きな俳優さん。」ひみつのなっちゃん。 かなに~なさんの映画レビュー(感想・評価)
好きな世界観、好きなロケ地、好きな俳優さん。
監督も言われてましたが、全く私の好物とドンピシャの映画でしたので即鑑賞させて頂きました。郡上八幡は雰囲気が大好きで今まで2回ですが、夏に出向き、踊りは手引き書を貰い、春駒!の振りをやってみたり、劇中にも出て来た郡上おどりの提灯、下駄を買って今でも飾ってます。高い所から川に飛び込む子供達、川に足を浸けるととっても冷たくて気持ちよく、山も近くて同じ岐阜でも高山とは趣が違います。
さて、ひみつのなっちゃん。ですがその世界観以上に私は共感出来ました。
特に滝藤さん演じるバージン、本名は純さんなので、それでバージン。私も実は名前が純子、私も20代~30前半まで地方でショーガールしてました。好きと趣味で始めた踊りでしたが師匠の赤坂で踊ってた伝説のダンサーにお稽古だけじゃなく仕事しなさい!と人員不足もありステージに駆り出され、毎日ステージ化粧とキラキラ衣装。姐さん達にしごかれ、可愛がられ、モリリン、ズブ子さんの様に若かった頃は多少私を見て~❤️感でこなしてましたが、年齢を重ねるに連れ完全完璧趣味に移行。
でも踊る事が好きなので今現在還暦ですがバレエのレッスンにイタイと思われ様が週2回通っています。皆に発表会に誘われても私は絶対にもう2度と人前では踊らない。バージンさんもきっと理想、哲学があり、踊りを一旦休止してるのだと感じました。なっちゃんの死により、郡上に向かう過程で自分の中で少しづつ心境が変化していく部分が丁寧に描かれていて、滝藤さんの演技、表情、表現も素晴らしく、監督の手腕でこんな内面まで見せてくれるんだ~!!と涙がでました。
以上、元同業者は語る、、でした。
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