「コミカルだけどコメディじゃない」ひみつのなっちゃん。 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
コミカルだけどコメディじゃない
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予告でいわゆるドタバタコメディを想像していたが、違ったみたい。
解説にも『ヒューマンコメディ』とあるのだが、ヒューマンが強く、コメディという感じはあまりしません。
また、正直テンポの悪さが気になった。
自宅を知らないことはなっちゃんの秘密主義の描写としても、老人とのやりとりが長い。
ズブ子が後から合流する意味も、タレントである必要性も感じない。
サービスエリアのところは丸々カットでよかったのでは。
喧嘩からの仲直りは定番だが、スーパーの店員に長々と尺を取るのもよく分からず。
各所での出来事も、それぞれが浮いていてロードムービーであることがあまり活かされていなかった。
棺をひっくり返す流れはムリヤリ過ぎるし、バレてましたオチも予想通り。
バージンが踊りから離れていた理由も明かされないため、最後の晴れやかな表情に感じるものも薄い。
何より、作品のテーマのようなものをポッと出のマタギに直接台詞で言わせるのはどうなのか。
滝藤賢一はじめ演技はよかったが、脚本がどうにもハマりませんでした。
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