映画 イチケイのカラスのレビュー・感想・評価
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TVドラマシリーズのファンなら大満足の劇場版
TVドラマはずっと見ていて〜ドラマSPを見てこれは見なくちゃと言う事で劇場へ。
TVドラマの劇場版って大抵話を広げ過ぎて失敗するんですが(最近だとラジエーションハウスやdr.コトー等)これもいきなりイージス艦衝突ってどうなの?って思ってたもののしっかり身の丈をわきまえたストーリー展開で見事な映画化でした。
このドラマシリーズ全般に共通しているのが勧善懲悪ではないところ。法廷ドラマなので白黒はつくのですが、それぞれがそれぞれの事情を抱えている中から隠れていた真実を導き出して着地点を見出していく。それが必ずしも幸福な結末にならないとしても。それでも真実を隠したまま前には進めない。この根底に流れるテーマが素晴らしいドラマだと思います。
本作もしっかり練られたストーリーと緩急のあるドラマ展開でドラマシリーズのテイストはそのままにたっぷり楽しめました。ブツブツ言いながらゴールに向かっていくみんなのチームワークも最高!
欲を言えば斎藤工は殺さずに次のシリーズで出てきて欲しかったかな(笑)
これだけ見ても十分楽しめると思いますが、TVドラマを見てなかった人だと満足度は20%OFFくらいになるかな?
TVドラマシリーズのファンなら大満足の劇場版です。
悲しみを越えていけ、坂間千鶴!
ドラマを年末年始にまとめて鑑賞、なかなか面白かった。
そして、映画を鑑賞したのだが・・・
坂間さん、裁判官じゃなく、弁護士になってた笑
そして、入間さん、どこに行っても、何も変わらず笑
でも、いつものイチケイメンバーの出番も少なく、
映画だけの豪華キャストもいまいち持て余していた感もあり。
まあ、そこそこ面白かったのですが。
うーん、今後の坂間さんに期待!という感じで終わりました。
続きはあるのかなぁ。
重くないのに、しっかりと伝える作品
ドラマは観ずに鑑賞
ストーリーもうまく、まとまってました
竹野内豊のキャラにちょっと違和感を感じながら
最後まで飽きずに観られました
黒木華ですが
かわいいのか、きれいなのか、いやまてよ
不細工なのか?いや
やっぱりきれいなんだ
に落ち着きました
「Majority」が「正義」とは限らない !
当該作品は、先週13日に公開され、"AVATAR"を抜いて初登場3位でした。
私は、TVドラマ放映時から、「坂間千鶴」の「正義感」が好きでした。
文句なしの満点評価です。
当該作品は、「Majority」が「正義」とは限らないと訴えています。
見る視点により異なる様に見える「正義」ですが、法の下では、正解はひとつです。
なのに、裁判官は政治的な判断をし、検察官は99.9%を意識し、
弁護士は企業の飼い犬となる為、複数の正義が存在する様に見えてしまいます。
そして、多くの人は「長いものに巻かれろ」「強者に従え」となり、
「Majority」が「正義」と勘違いするのです。
私は、当該作品から「原発の地元の正義」を思い出しましたが、
「原発政策を昨年末突然変更した岸田政権」に当該作品が届く事を期待します。
PS : 坂間千鶴約の黒木華の演技力には感服。日本の女優は優秀な人が多い。
Michi
国家権力と企業城下町
通常スクリーンで鑑賞。
テレビシリーズとスペシャルは視聴済みです。
ミステリードラマの劇場版のストーリーで、スケールアップ感を醸し出すために強大な権力との戦いを主軸に据えたものがひとつのフォーマットとして定着している感がありますが、本作もご多分に漏れず、そのパターンの作品でした。
イージス艦と貨物船の衝突事故と地方都市に根付く大企業の環境汚染疑惑。ふたつが繋がっていく過程がダイナミック。
(少し強引だなと感じたところもありましたが、もしかしたら私が見逃したり聞き漏らしているだけかもしれません)
ドラマ版同様のコミカルさもありつつ、物語が進むに連れハードになり、立ちはだかる困難にハラハラさせられました。
法の限界や社会正義の難しさ、隠蔽体質への告発は非常に考えさせられるところがありました。立場によって変容する正義や真実、何が正しくて何が間違っているのか、悩み抜く坂間千鶴に入間みちおが掛けた言葉が胸に沁みました。
[以降の鑑賞記録]
2024/01/06:土曜プレミアム(地上波初放送)
※修正(2024/01/06)
坂間千鶴がかっこいい!
法は万能ではないが、守るべき約束
同名コミックで、ドラマ化もされた劇場版。ドラマもたまに見る程度だったし、ドラマの映画化は、正直、それほどの見応えは無い作品が多く、観ようか迷っていた作品であった。しかし、レビューが、そこそこ良く、『コンフィデンスマン』の田中亮監督と、『プラチナダータ』の浜田秀哉が脚本ということだったので鑑賞。
クライマックスの法廷シーンはなかなか見応えがあった。入間みちおと坂間千鶴、そして医師の小早川悦子との絡みの中で、やり場のない意外な真相を突き付けられる。そしてその後も、殺人事件の犯人へと繋がる、よく練られたサプライズな展開が用意されており、最後まで見届けられる作品となっていた。
内容は、岡山の瀬戸内海で、イージス艦と荷物運搬船が衝突し、沈没し船員全員が死亡する事故が起こる。その船長の妻は、焼香に訪れた防衛大臣に対して、「真実を隠蔽していると」傷害事件を起こし、その事件の裁判を入間が担当することになる。
一方で、坂間も、裁判官の多職経験制度によって、岡山で弁護士として活動していた。そこで、地元の大企業である『シキシマ工場』の土壌汚染の疑惑隠蔽を、人権派弁護士の月島と共に、調査を始める。しかし、月島の裏の顔ものぞかせる中で、入間も坂間も、見えない圧力により、窮地に追い込まれていく。
物語の基盤として、地方都市における課題としての、人口流出や企業頼みの偏った街の運営について、一石を投じているのだと思う。また、その課題と共に、人として法は厳守すべきものではあるが、万能ではない事実と切なさも突き付けてくる。
キャストは、テレビから引き続き、入間役を竹野内豊、坂間役を黒木華が、凸凹コンビ振りを演じている。そこに、防衛大臣役の向井理、月本弁護士役には斎藤工のいい男2人が、それぞれの持ち味を生かした役柄を演じている。他にも宮藤官九郎、尾上菊五郎、吉田羊、山崎育三郎、柄本時生等の個性豊かな俳優陣が脇を固めている。
アゲハ蝶の幼虫がオレンジ色のツノを出すときの匂いのように黒木華が一瞬放つ色香
この法廷ドラマは面白い。異なる事件の合議制裁判や職権発動のコメディタッチな展開にワクワクする。
キャストも魅力的で、2回に跨がる連続の話もあったので、劇場版になっても裏切られないだろうと思った。
瀬戸内海に面する岡山県の架空の町、日尾美が舞台。自衛隊のイージス艦とタンカーみたいな運搬船の海難事故とひとりのばあちゃんのゴールド免許取消が懸かる民事裁判に始まり、大部分の住人の生活を支える地元の大企業の環境汚染疑惑がからむスケールの大きい話だった。みちおは地元の漁師の船に釣り客のふりをして情報を得るが、残念なことに、実釣シーンはなかった。ヒラメは瀬戸内海には少ない気がする。これじゃ釣っても食べられないよね。残念である。防衛大臣役の向井理、イケメン弁護士役の斉藤工、医師役の吉田羊らがゲスト出演。
しかし、私がここで言いたいのは、テレビドラマではみちおに振り回されながらも、みちおに片思いのうぶな坂間千鶴が、映画では斉藤工と自転車の二人乗りのあとに一瞬発した色気である。
黒木華も32才になった。
もう、岩井俊二監督のリップバンウィンクルの花嫁の時とはあきらかに違うのだ。
もう、○○○を隠せないのである。
このドラマでのもうひとつのお楽しみは黒木華のシックなスーツ姿であると私は考えている。タイトなスラックスがムッチリとした腰回りにまとわりつく感じがたまらないのである。
今回の映画は野球のユニフォーム姿の特典もついてきて、ものすごくお徳である。
斉藤工はただのやさぐれ弁護士で終わってしまうのか?斉藤工は中途半端なんたよな~と思っていたら、最後のほうで、入間に渡す二枚の写真の意味を映像化する幼なじみ達の場面でぐっと来て、泣きそうになった。斉藤工の長所のひとつは共演女優の女の仕草を自然に引き出させるところかもしれないと私は考えている。斉藤工がやりたい映画とは違うかもしれないけど。
運搬船の模型はうんとちゃちかった。
来月タイタニックの3D見るからいいけど。
庵野監督っぽい人
ご本人でした。
すると彼はウルトラマンなので実は、、なんてニヤニヤしてしまった。
テレビドラマの映画化って、テレビでもいいかなと思っていたけど、
面白いよと言われ視聴。
別々の案件が一つに繋がっていって、、面白かった。
テレビドラマの面白さもあり、恋もあり。
ただ、ここのところ観た(テレビドラマの)映画の結末がちょっと似通っているような気がしました。
全員が関わっていた、、というような。
あと、津田さん、もっと喋って欲しかった。
入間&坂間ペア最高♥️
シナリオに無理が!
スケールアップのための仕掛けがことごとく不発に終わっている
変人、入間みちおと、彼に振り回される真面目人間、坂間千鶴の掛け合いが、相変わらず絶妙で、楽しませてくれる。コメディエンヌとしての黒木華の魅力も、再確認できる。
ただし、物語を構成するプロットがお粗末で、ミステリーとしての体を成していないのは、いただけない。
そもそも、イージス艦の衝突事故と最年少防衛大臣のエピソードは必要だったのか?
いかにも巨大な国家権力が絡んでいるかにように観客をミスリードするための仕掛けなのだろうが、隠蔽しようとしていたものが「艦対地ミサイル」では、何のスキャンダルにもなっていないし、肩透かしとしか言いようがない。
それから、法律に失望した人権派弁護士を登場させるのは良いとしても、彼がなぜ殺されなければならなかったのかは疑問である。その真犯人も取って付けたようだし、単に「殺人」という重大事件を物語に絡めたかっただけのように思えてならない。
そして、極め付きは、工場による環境汚染という物語の骨格を成すエピソードで、その説得力のなさには唖然とさせられる。
いくら地元を愛しているからといっても、住民たちが、地域ぐるみで工場の不正を隠蔽するなんてあり得ないだろうし、それ以前に、国や自治体や企業側が、何の救済策も講じないということも現実的ではない。
テレビドラマを映画化するにあたって、物語をスケールアップさせるための色々な仕掛けを施したものの、それらがことごとく空回りしてしまい、結果として、中身がスカスカになってしまったように思えるのである。
極上エンタメムービー 今年の1本目はまずこれ!
場面展開のテンポよし!
全体に散りばめられたユーモアのセンスもよし!
それでいて、
「法」を根拠に自分の正義を貫くということは
これほど恐怖との戦いで、
勇気が必要なんだ…と、
ぐっとくるところもあり!
そしてなんといっても、
キャスティング最高!!
ホント、「入間みちお」は竹野内豊のハマり役だ
黒木華演じる
一本気な「坂間千鶴」も堂に入ってきた
さらに!
WOWOWドラマ版「アキラとあきら」でライバルだった斎藤工と、向井理の共演!
今回は弁護士VS大臣でバチバチ対決かー?!
…と、期待してたのに、出会うことすらなくて
これはちょっとがっかり
そもそも、ストーリー的に
貨物船をわざわざイージス艦にぶつける必要があったのか?
ちょっと大風呂敷を広げ過ぎた感じもあったけど、
全体として
あー面白かったーって感想で、
終わること間違いなし!
もう少し…(^_^;)
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