「やわらかい風が頬を伝うかのよう」エゴイスト 青樹礼門さんの映画レビュー(感想・評価)
やわらかい風が頬を伝うかのよう
いつくしむ、いたみわけ
いたわる
さりげない手のぬくもり
こえをあらげたり、だれかをせめることはなく
ささやきあい、みつめあう
であいはきせき
たりないところをおぎないあう
それだけでみたされる
ほだされる、とはまさにこの事
鈴木亮平のむっつりした顔は
うちなる感情のひだを、感じさせ
相手に愛されたいと人懐っこく微笑む目は
じつは過酷な人生を生きている若者
宮沢氷魚、見事に体現しております
そしてまさかの阿川佐和子!素晴らしい
品格のある作品でした
手の描き方が、丁寧に
さまざまな表情をみせてくれました
人それぞれに、それぞれの手がある
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