劇場公開日 2023年2月10日

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「やわらかい風が頬を伝うかのよう」エゴイスト 青樹礼門さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5やわらかい風が頬を伝うかのよう

2024年6月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いつくしむ、いたみわけ
いたわる
さりげない手のぬくもり
こえをあらげたり、だれかをせめることはなく
ささやきあい、みつめあう
であいはきせき
たりないところをおぎないあう
それだけでみたされる

ほだされる、とはまさにこの事

鈴木亮平のむっつりした顔は
うちなる感情のひだを、感じさせ

相手に愛されたいと人懐っこく微笑む目は
じつは過酷な人生を生きている若者
宮沢氷魚、見事に体現しております

そしてまさかの阿川佐和子!素晴らしい

品格のある作品でした

手の描き方が、丁寧に
さまざまな表情をみせてくれました
人それぞれに、それぞれの手がある

青樹礼門