「観ることでタイトルの意味が変わってくる」エゴイスト いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
観ることでタイトルの意味が変わってくる
屈強な見た目とその中に隠れた脆さを持つ浩輔と若く透明感に溢れた龍太、二人の満ち足りた時間を描く前半、そこだけで終わってくれても良かったが、辛い展開が続く後半。救いがないように見えるがラストで良かったと思えるからさすが。
浩輔の自己犠牲が過ぎるなと感じてしまう献身は前半では愛情、後半ではどこか利己的に感じた。だけど後半でタイトルの意味が分かってくるから良い。
エゴの中には愛することが含まれているんだなぁ。
今作はドキュメンタリータッチのカメラワークで描かれる。
二人のSEXシーンはかなり生々しく、綺麗な体と美しさが印象的。
ゲイ友との会話が面白いが、その中にいるとちょっとだけ鈴木亮平は浮いてるなと感じてしまった。
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