「今でこそ性的マイノリティにフィーチャーされる事が多いが、一昔前は(...」エゴイスト 都さんの映画レビュー(感想・評価)
今でこそ性的マイノリティにフィーチャーされる事が多いが、一昔前は(...
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今でこそ性的マイノリティにフィーチャーされる事が多いが、一昔前は(もちろん今日でも)ゲイという愛の形に偏見を持つ人、色眼鏡(サングラス)で見る人も多かっただろう。
「愛の形は色々存在する」という言説があるが、色眼鏡さえ取っ払うことができさえすれば愛の形はその本質は同じだということに終盤の龍太母の言葉で気づかされる。
映画の序盤中盤では夫婦の愛、親子の愛という擦り続けられたステレオタイプ的な愛が自然な流れで描かれていた為、ゲイ同士の愛、擬似親子の愛という一見歪な形の愛も本質は同じなのだと気づかせる構成がとても秀逸だった。
自分自身、全く体験したことのない愛を見せつけられても、鈴木亮平の行動原理が理解できてしまう。それは上記の構成によるところが大きいだろう。
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