嘘八百 なにわ夢の陣のレビュー・感想・評価
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今回はちょっと違う嘘八百
うーん。
嘘八百というタイトルに誤りはないんだけど、前2作の様な化かし合い?(騙し合い)の方が好きでした。
今回は人情噺を絡めてるのか?痛快さがなくなり「もの」に対するそれぞれの価値観のやりとりをオチにしてたのが残念でした。
そしてラストの問答シーンもシリーズを考えると地味だし後味がスッキリしなかった気がしました。
イヤイヤ、そんなんじゃ不純物だらけで焼き物にならへんのと違う?
その辺の砂浜の砂を持って帰って来て、綺麗で安定したガラスの材料に出来るくらいなら、苦労しないってw
ありゃ?これ、劇場用映画としてのクオリティ、前作より上がってないか?ですよ、見終わってからの第一印象が。金も掛かってるんでしょうか。手間暇は掛けました、ってのは分かります。脚本も頑張りました、ってのも分かります。ヤッツケ感は感じません。いや、これ本気ですよ、TVドラマの安易な劇場映画化じゃないw
秀吉の7つ目のお宝がどーのこーのって点については、眉唾だよ、こじ付けだよ、って言う印象を、完全に拭い去ることができませんでしたが、人情パンチと、軽いお笑いパンチを、大振りせずに小気味よく繰り出すスピード感が好き。
とですよ。
中村ユリさん、大好きなワタクシとしては、もう映画本編とか、どーでも良いってのもあり。
「黄金を抱いて飛べ」て一目ぼれして以来の大ファンです。
と言うか、彼女がもっと若いころは、なんで好きじゃなかったんだろかw
愉しかった。
そこそこ。
中村ユリさん、演技がもう少し良かったら、大女優になれてたのに!
ってのは、あらためて思いました。ごめんなさい。
三作素晴らしい映画というのも夢のまた夢・・・
前二作はお正月に見る気楽な娯楽映画としてそれなりに面白かったと記憶している。
が、今作は思わずどうしたと聴きたくなるくらいの失速ぶり。
まず大前提として主人公コンビが贋作を焼く理由がはっきりしない。
2人が秀吉博から外された恨みなのだろうかと思うが、贋作を作ったところで秀吉博をぶち壊しに出来る公算も金にできる道筋もはっきり観客に提示できず制作パートに移ったため、イマイチ贋作作りにのめり込めなかった。
また、タイコーコーポレーションの扱いも釈然としない。
どんな理由があるにせよ、彼らが霊感商法に出ていたのは間違いがないのだからそれに関して明確な罰の描写が無いのが気になる。
ちらっと裁判所から文書が来ている描写はあったのだが・・・
贋作お披露目からのこじつけもちと厳しい。
その場にいる専門家は騙せても観客は騙せなかった。
とはいえ、もう正月の風物詩のひとつみたいな作品になってきたので来年か再来年?はまた楽しめる贋作エンタテインメントが帰ってくることを期待したい。
普通の和風映画
第1作,第2作は見ていません。その上での評価だということであらかじめご了解願います。
諸事情あって、悩みに悩んだ末の鑑賞です。はっきり言って、他の映画に目移りしました。で、結論なのですが、まぁーいいかな!? です。そりゃ、アバターのように大金をかけているわけでは無いでしょうから、課題もそこそこあるでしょう。でも、つまらなくは無いです。普通に面白いです。(正月恒例の)3作目と言うこともわかります。ハードルをあげないで、普通に観れば、(自分的には)普通に面白かったです。
ただ、映画を見て、2点ほど気になったので、余分な茶々を!!
1.終わりの方で出てくる(ドランクドラゴンの)塚地さんの「鳳凰やないけ(か?)」のアップは、ストーリーを外れて、ちょっとやり過ぎのような気がしました。何か理由でもあるのでしょうか!?(過去2作も出演されているのですね。そのあたりが理由ですかね!?)
2.佐々木蔵之介さんが、どうみても、ユースケ・サンタマリアさんに見えて仕方ありませんでした。自分的にはかなりそっくりだと思ったのですが、他者の感想が気になります。(ところで、<『ぷっ』すま>の後は何をしているでしょう!?)
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
【"嘘から出た真。そして、幼い頃に紙芝居で見た秀吉の七つのお宝。"アレレ。シリーズモノの壁にぶち当たってしまった作品・・。贋作茶碗作りを描いた後半はなかなか面白かったかな。】
- 第一作も、第二作面白かったので期待したんだけどなあ・・。-
◆感想
・前半は、古美術商の則夫(中井貴一)が、「大阪秀吉博」実行委員会から豊臣秀吉の幻のお宝"鳳凰"の茶碗を目玉にしたいと持ち掛けられる。
則夫は一儲けしようと、陶芸家の佐輔(佐々木蔵之介)にいつもの様に、贋作を頼もうと依頼するが、佐輔は"TAIKOH"と名乗る怪しいカリスマ波動アーティスティスト(安田章大)やその組織を仕切る謎の美女(中村ゆり)から、鳳凰作りの依頼を受けていた。
- 中村ゆりさんのミステリアスな美しさは良いのだが、ストーリー展開が粗いし、笑えない。-
・贋作作りの辺りから、やや盛り返すので一安心、と思ったら、マタマタストーリー展開が、粗くなり・・。
- 全くもう!
けれど、ガラスを茶碗の中に流し入れた辺りは、やや面白かったな。-
<カリスマ波動アーティスティストと、謎の美女の関係性が、分かった辺りは少ししんみりするし、彼が漸く描けた絵が一億円で売れたり、佐輔の贋作茶碗が"本物"と認められちゃう後半は、マアマア、良かったかな。>
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