ビーストのレビュー・感想・評価
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まぁ、ライオンなのもわかるのはわかるけど…。
今年267本目(合計543本目/今月(2022年9月度)10本目)。
※ ひとつ前の High & low ~をみたあとですが、この映画のレビューは飛ばします(正直、抗争がどうこうという趣旨の映画で、ストーリーが大半存在しない、事実上のファンアサービス映画枠??)。
で、こちらの映画。
大阪市では3月だったか4月だったか、ぼぼ同趣旨の映画(アフリカのサファリツアーに「実は」申し込みが完了していなくて現地でそう言われたら、もう仕方がないやって家族が無理やり中に入ったらあれこれ襲われるという趣旨の映画なのに、突然「ベジタリアンがどうだの」「SDGsがどうだの」といった話、最後には「このように実際にアフリカでは年間に~~頭の動物が密猟され検挙され…」というのが表示される、娯楽映画なのかドキュメンタリーなのか不明で大混乱させた映画…。タイトル何だっけ??)に「事実上は」近い形です。
結局のところ、「「アフリカ」(に限らずどこでもよいが、地球上でリアルに存在して設定として難がないのはアフリカになってしまう)に何らかの理由で行く → ライオンやらキリンなどにボコボコにされる → なんとか助けがくるまで待つか自力で圏外に出るか」という映画のストーリーの類型っていうのはあるんだろうと思います。この映画も一部工夫されている点はありますが、大きな点でこの趣旨は外されていないです。
そしてこちらの映画は先ほど参照した映画とちがって字幕が「珍妙」ではなく(せいぜい、最後に「実際に動物は傷つけていません」が出るだけ)、単純に娯楽映画として観られる点、そこは良かったところかなと思います。
一方で他の方も書かれている通り、結局のところ「人が一番上で動物が下」という「謎の」道徳観が存在し、それも望んでそういう場所にいってトラブルになったらあれもこれも打ち殺すというのは、そりゃ理解はしても、自分でそういうところにいっておきながらいろいろ撃ちまくるのは、それもそれでどうか…という気がします(日本では動物愛護法に問われえますが、そもそもライオンを撃つということが日本では想定できない)。
結局この映画、特に序盤とエンディングで、ライオン以外の動物、たとえばキリンや象、サイなども出ますが、それらは出てくるだけでストーリーには一切関係せず、「百獣の王」とされるライオン「だけ」が勝手に悪物にされている点なのですよね…。趣旨は理解するものの、ライオンはある意味、こういった場所においては密猟者にいつも命を狙われるという意味において被害者だからです(他の動物も大半同じ)。
この観点では「動物愛護法それ自体の問題は生じないが(日本のお話ではないし、日本でそのような行為を実際に行う人が想定できない)、その法の制定趣旨から考えるとやや配慮は足りない」とはいえそうです(キリンやら象やらはどこにいったの??)。
とはいっても、その「前にみた映画」でいきなり「SDGsがどうだの」という話で混乱させた映画とは明確に異なるので、評価としてはそれほど低くできません。
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(減点0.3) 多かれ少なかれ、この点(ライオンはある意味被害者なのに、加害者ばかりに描かれていて、いわば「ライオンヘイト」でも貯めたいのか)を気にされた方はいるかなとは思います。
一方で「動物は虐待していません」に代表されるように、いろいろな動物を出すとそれだけ量(この「動物は虐待していません」になるように、編集上の配慮等)が必要になることも事実で、そこから「百獣の王」であるところのライオン「だけ」が「なぜか」袋叩きにされたというように見ることも可能です。
そうであれば減点幅はここまでいっても0.3程度でしょう。
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promiseオヤジvs狂獅子
視点の置き場所が違うと感想が全く異なってしまうシンプルでハイコンセプトな正統派動物パニック映画
アホみたいにシンプルなハイコンセプト映画ですが、冒頭から思いっきり明白なのはライオンがメッチャクチャ可哀想なこと。密猟者に仕掛けられた罠に群れを壊滅させられたライオンが人間に牙を剥く話なので運悪くサバンナに居合わせた人間のサバイバルアクションという視点から鑑賞すると、捕食ではなく復讐目的の殺戮に駆り立てられたライオンとの対決を通じて自然とは何か、家族とは何か、生きるとは何かを強制的に叩き込まれる物語に時折放り込まれる呪術的な幻想やシャールト・コプリーが演じる狩猟禁止保護区を管理するマーティンがボソッと放つ一言に人間の業が滲んでいることをシレッと見逃してしまうので注意が必要です。要するに正統派動物パニック映画です。
思ってたよりそのまま
程々に解消
スリル満載‼️良かったよ。
敵キャラの設定そのものが間違っている。
そもそも、ライオンは、密猟や自然破壊の被害者であって、冷酷非情な殺戮を繰り返す加害者に仕立てることには違和感がある。敵キャラの設定そのものに、無理があるのである。
間の抜けた行動でイライラさせる主人公たちが、何故かいつも生き残るというご都合主義が鼻について、サスペンスも一向に盛り上がらないし、ドキュメンタリーのような緊迫感を出そうとしたのであろう長回しも、効果を上げているとは思えない。
父親とライオンとのタイマンは、アクションの見せ場としては良いのだが、銃で武装した密猟者たちを一撃で倒してきたライオンが、ナイフを持っているだけの一般人に、ああも手こずるのは不自然としか言いようがない。
ライオンを倒す方法が、比較的早い時期に予想できてしもうのもいただけない。
さらに、せっかく黒人俳優を主役に据えて、アフリカを舞台にした映画を作るのであれば、例えば、亡き妻の幻を見るシーンなどで、もっとアフリカの歴史や文化に対するリスペクトを示せなかったのかと、残念に思ってしまった。
映画館でアフリカを味わえた
陸のジョーズ⁉️ユニバーサルピクチャーズ
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