ビーストのレビュー・感想・評価
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新鮮味が薄い
定番のアニマルパニックものですが、今年は他にも『クルーガー 絶滅危惧種』とかあったし、何より直近では某恐竜があったし、新鮮味が薄い。
その『ジュラシック・ワールド』(某が消えました)と違って、一匹の凶暴化したライオンだけじゃ緊張感が保たず、94分が長く感じました。
終わったら、「なんか一家が逃げ回ってた」くらいの印象しか残らず。
「密猟者は一撃で噛み殺しているのに、主人公サイドはライオンが弄んだり、おとりに使ったりと、わりと猶予を与えているのが、ご都合すぎるなぁ」とか、「麻酔弾の重ね撃ちで、致死量越え狙いで殺すとか、主人公が医師なんだから対策はいろいろ思いついてもよさそうなんだけどな」とか、ツッコミどころも多々ありつつ。
観ても観なくてもどっちでも…いや、観なくてよかったかな、というのが率直な感想。
スリル体験型映画としては、成功している
久々に動物パニック映画では、当たりの映画でした。
父親のネイトは、娘2人とアフリカ旅行に来たが、狂暴なライオンに遭遇する物語です。
タイトルのように、スリル体験型映画としては、成功していると思います。何故スリルがあるのか、考察します。以下の3点です。
・音楽が効果的に盛り上げていた
・夜間の暗い背景を上手く利用していた
・ライオン(CGだと思う)に迫力があった
次に残念な点を挙げます。
・主人公達の不用意な行動
・ライオンに対して、巧妙な策がない
・最後のネイトの行動
ただ、これらの残念な点があったからこそ、スリルが増大したともとれるので、大きな減点にはならないと考えます。
結論としては、期待通りの会心作です。
今年の恐竜映画に満足出来なかった方に是非観て頂きたいですね。
家族の設定かな…
予告編見た時に・・・
「何も考えずに鑑賞出来る作品だなぁ。」って印象だったけど・・・
個人的には、求めていた内容と掛け離れてしまったか。
ハッキリ言ってしまえば、この手の内容に、家族の絆だったり家族愛の要素は不要。
しかも、お約束通り、お子様方が自由行動するパターンはあるは、最後の猛獣を仕留めるオチはいいとしても、お父さん頑張りすぎだろう。
個人的には白けてしまった。
真面目にやりすぎたかな。
これだったら、金持ち及び若者の団体辺りの設定で、ひたすら猛獣と鬼ごっこさせる展開の方が、個人的には楽しめたかもしれない。
昔、TUTAYAにあった、パッケージだけで判断するギャンブルレンタルコーナーがあったけど、このコーナーに置いてありそうな内容で。(笑)
サム・ライミのような、ハッチャケ感が欲しかった。
「陸のジョーズ」予期を超えるライオンの襲撃に、何度もアッと声を漏らしてしまいました。
アフリカの広大なサバンナを舞台に描く、手に汗握るサバイバルアクション!
医師のネイト・サミュエルズ(イドリス・エルバ)は、ふたりの娘を連れ、最近亡くなった妻と初めて出会った南アフリカへ長期旅行にやってきました。
現地では、狩猟禁止保護区を管理する旧友の生物学者マーティン(シャルト・コプリー)と再会。マーティンの案内で広大なサバンナでドライブをして楽しんでいました。ところが原住民の村に立ち寄ったところ、現地の住民が深手を負って何かから逃げる場面に出くわします。住民は怯えながら彼らに「魔獣」と呟いたのでした。
その正体は巨大な1頭の雄ライオンでした。それは密猟者の手から生き残り、全ての人間への憎悪に満ちて、人間を食べずにただ引き裂いて殺すことだけを目的にした残忍なモンスターと化していたのです。
ネイトは娘たちを守るため、そのモンスターライオンとの死闘を繰り広げることに。
主演のサミュエルズ役には、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』、『映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』など、話題の超大作で人気のイギリス人俳優イドリス・エルバ。
監督には『エベレスト3D』など、人間の極限状態を臨場感とともに描く手法に定評のある、イドリス・エルバが抜擢されました。全米N0.1のヒット映画を10本も放っている超ヒットメイカー、ウィル・ハッカーのプロデュース作品。
さて本作は人間にて対する復讐心を募らせるモンスターライオンを登場させることで、単なるサバイバル作品だけとしてだけでなく、密猟問題を強くアピールする作品となっていました。昔は象が密猟の対象となっていましたが、今ではライオンの皮や骨が好事家の収集対象となってしまい、ライオンが密猟の対象となってしまっているようなのです。
そして密猟者とマーティンのような密猟を許さない反密猟グループとの死闘も日々繰り広げられていることが本作の伏線として描かれています。
まるで“陸のジョーズ”と化した残忍なモンスターライオンはとにかくド迫力。頑強なジープですら、窓は割られて、車内に半身を侵入させてしまうのです。狭い車内でのネイトとモンスターライオンの格闘シーンは心臓バクバクでした。直接格闘するシーンよりも、一旦退却したモンスターライオンが、チャンスを伺って付近で待ち構えているシーンがもっと怖かったです。いつ襲ってくるのかわからない恐怖というのは、何度見せられても怖いものですね。しかもこいつ頭がいいのです。ジープから離れたところには、大けがを負ってしまったマーティンがうずくまっているのに、モンスターライオンは何故か襲おうとしません。ネイトが助けにくるのをじっと待っていたのです。こんなのに睨まれつつ、車は故障し、無線は通じず水も食料もつきかけていたのです。
ネイト一家は大ピンチ。しかしパパは強かった‼当初マーティンに連れられて保護区のライオンを見学したとき、猫のようにじゃれてくるライオンにも怖がって手を出そうとしなかったビビリのネイトでした。しかし娘たちを前にすると、大豹変。勇敢にモンスターライオンに立ち向かっていくのでした。
それでも1匹だけでは物足りないという恐い物知らずの人もいることでしょう。ハリウッドのモンスター映画のお約束ごとは、一難去ってホットさせたところに新たな恐怖が待ち受けるというものです。そのセオリーに従って、“アンコール"ライオンが登場します。一匹目のライオンはジープが盾になってくれました。しかし二匹目の登場では、あえてネイトはナイフ一本を持っただけで、ある場所へおびき出そうとするのです。そこは逃げ場のない平原でした。ほぼ丸腰のネイトは、予想通り二匹目のライオンに襲われ、素手で格闘します。ものすごい迫力に圧倒されました。娘たちからライオンを遠ざけたかったとはいえ、なんでこんな不利な闘いに自らを追い込んでしまったのでしょうか。ネイトの「勝算」を知ったとき、その手があったかと驚かれることでしょう。
ラストがねー。
ただライオンに暴れさせるだけでなく、密猟者達と観光に来た親子との絡みもありストーリー展開は面白かったし迫力もあったんだけど…結末でのバトルにもう一工夫欲しかったな。あと、ライオンCGがいまいちチープ。まあ、ワンシチュエーションの話としては十分面白かったけど。
ナイトメア!
まさかメレディスちゃんは父親に悪夢を見させるために“メア”という愛称にしたのだろうか?と、メアの綴りもわからないので、これくらいにしときます。
ジュラシックパークのTシャツを着ていた娘を見たせいで、もうこれは全体的に『ジュラシックパーク』へのオマージュに違いないと確信しました。恐竜がライオンに置き換えただけですが、雰囲気はそっくり。決して『ライオン・キング』や『野性のエルザ』へのオマージュではありません。
凶暴なライオンの恐怖。獣を持った人間どころか、車に乗った人たちも襲ってくるのです。思い起こせば、自家用車で富士サファリパークに行ったときにトラに車を傷つけられたこともあったなぁ・・・。ライオンと戦うっていえば、『サムソンとデリラ』(1949)が凄かったなぁ・・・松島トモ子はさぞかし怖かっただろうなぁ・・・などと様々な記憶が蘇ってきます。なぜか『ダイの大冒険』のビースト君=ブロキーナ老師も思い出した。
迫力満点。多分保護されているライオンたちは本物っぽいので、ビーストライオンも本物に見えてしまう。ホラー映画的な死体だとか、密猟者たちがライオンに襲われる様子も凄い。さすがにライオンのビースト君からしてみれば、悪党も普通の人も反密猟者であるマーティンも区別がつかない。普段は人を襲わない百獣の王であるためか、首を噛まないところもリアリティ溢れていました。
何度もビクっとさせられ、座席を揺らしてしまったことは内緒ですが、まぁ、ハラハラドキドキの連続。CGやVFXだってことはわかっちゃいても驚かされるのです。主人公のイドリス・エルバが医者という設定も生かされていて、愛する娘、親友を助けるために奔走するところも良かったです。ちょっとだけ興醒めといえば、ビースト君の人間の匂いがわかんないってところでしょうか。あんなに近くにいたのに・・・
麻酔は1本だけで?
ガンで亡くなったママの故郷の村があるアフリカにやって来たパパと2人の娘が、サファリツアーに出かけて巨大ライオンに襲われる話。
思春期全開の長女とその手前の次女と、 ママが亡くなる前、別居していた医者のパパがNYからやって来たアフリカで、旧友のレンジャーと共にサファリツアーに出かける中で、
立ち寄った村が…。
ひっかき回す長女と有能な次女という役どころを絡めつつ、vsディアブロのほぼワンシチュエーションだけどスリリングだしなかなか面白かった。
やっぱり90分台前半の尺は良いね!
十二分に手に汗握れる映画
猛獣潜むサバンナでは医術を持ち、勇敢な頼もしい父、過去の禍根から父に反目するお騒がせお荷物?長女、冷静で素直な次女の親子3人が獰猛な殺人ライオンと対峙するハラハラドキドキが止まらないサバイバルムービー。
もう早く退治してくれと願ってしまうほど恐怖心を駆り立てる映像。
ラストシーンの『そんなバカな』って突っ込みどころはやり過ぎなとこを除けば十二分に手に汗握れる映画
マジで‼️❓怖いぞ‼️❓人生最高に恐ろしいぞ❓‼️やばいぞ‼️❓
何千と映画を観てきて、どんなホラーよりも怖い。
マジで、本物のライオンかと思う、野生の。
迫る姿や、吠える声、いや、ほんまに、映画であること、忘れる。
怖い、痛い、臭い、死にたく無い、いや、ほんまに、スクリーンの人物に同化する。
最後の、ありなん、実話なん、いや、でも、迫力が、自分の理性を破壊する。
ああ、怖い、噛まれた腕が痛い、いや、自分で掴んだんか。
映画館で、久しぶりに、悲鳴きこえたわ、老人だけど。
心臓が、弱く無い、体調が悪く無いなら、是非。
なにか物足りない
主役のライオンは、どこかのB級映画のように巨大化したり特殊能力を持たない。本来の習性と違う点を除いてある意味リアルなライオン。ライオン怒らせたら、本当は怖い、人間は調子に乗ったらいかんよ、という映画。ただ、人が殺されるシーンは一瞬で、グロいシーンはそんなにない。なんか怖さ半減な気がする。神出鬼没な不気味なハンターというわけでもなく、出てくるだろうなあ、というタイミングで普通に出てくるし。この三人は絶対に死なないだろうという、謎の安心感もあった。
ちょっとイライラする
ライオンがいるのになぜ車の窓を開けて運転する?
なぜ車の中にいない?
なぜ勝手に1人で動く?
などなど思いながら鑑賞しました。でもスリル満点のいい映画でした。
巨大ライオンに襲われるシーンは迫力あった
医師のネイトは、ふたりの娘たちを連れ、妻との思い出の地である南アフリカ旅行へ出かけた。現地で旧友の生物学者マーティンと再会し、広大なサバンナに出かけたネイトたちだったが、そこには密猟者に仲間を殺され人間に憎悪を持つ凶暴な巨大なライオンが潜んでいた。ネイトは、愛する娘たちを巨大ライオンから守るために立ち向かっていく、という話。
あのライオンも被害者だよな、って観てた。
ネイト達は密猟者の行動の巻き添えをくっただけで気の毒ではあった。
ライオンはCGなのかな?車を襲うシーンはなかなか迫力あった。
サメ映画を陸上で観てるような気分だった。
マーティンは気の毒なったなぁ。
まぁ、ライオンなのもわかるのはわかるけど…。
今年267本目(合計543本目/今月(2022年9月度)10本目)。
※ ひとつ前の High & low ~をみたあとですが、この映画のレビューは飛ばします(正直、抗争がどうこうという趣旨の映画で、ストーリーが大半存在しない、事実上のファンアサービス映画枠??)。
で、こちらの映画。
大阪市では3月だったか4月だったか、ぼぼ同趣旨の映画(アフリカのサファリツアーに「実は」申し込みが完了していなくて現地でそう言われたら、もう仕方がないやって家族が無理やり中に入ったらあれこれ襲われるという趣旨の映画なのに、突然「ベジタリアンがどうだの」「SDGsがどうだの」といった話、最後には「このように実際にアフリカでは年間に~~頭の動物が密猟され検挙され…」というのが表示される、娯楽映画なのかドキュメンタリーなのか不明で大混乱させた映画…。タイトル何だっけ??)に「事実上は」近い形です。
結局のところ、「「アフリカ」(に限らずどこでもよいが、地球上でリアルに存在して設定として難がないのはアフリカになってしまう)に何らかの理由で行く → ライオンやらキリンなどにボコボコにされる → なんとか助けがくるまで待つか自力で圏外に出るか」という映画のストーリーの類型っていうのはあるんだろうと思います。この映画も一部工夫されている点はありますが、大きな点でこの趣旨は外されていないです。
そしてこちらの映画は先ほど参照した映画とちがって字幕が「珍妙」ではなく(せいぜい、最後に「実際に動物は傷つけていません」が出るだけ)、単純に娯楽映画として観られる点、そこは良かったところかなと思います。
一方で他の方も書かれている通り、結局のところ「人が一番上で動物が下」という「謎の」道徳観が存在し、それも望んでそういう場所にいってトラブルになったらあれもこれも打ち殺すというのは、そりゃ理解はしても、自分でそういうところにいっておきながらいろいろ撃ちまくるのは、それもそれでどうか…という気がします(日本では動物愛護法に問われえますが、そもそもライオンを撃つということが日本では想定できない)。
結局この映画、特に序盤とエンディングで、ライオン以外の動物、たとえばキリンや象、サイなども出ますが、それらは出てくるだけでストーリーには一切関係せず、「百獣の王」とされるライオン「だけ」が勝手に悪物にされている点なのですよね…。趣旨は理解するものの、ライオンはある意味、こういった場所においては密猟者にいつも命を狙われるという意味において被害者だからです(他の動物も大半同じ)。
この観点では「動物愛護法それ自体の問題は生じないが(日本のお話ではないし、日本でそのような行為を実際に行う人が想定できない)、その法の制定趣旨から考えるとやや配慮は足りない」とはいえそうです(キリンやら象やらはどこにいったの??)。
とはいっても、その「前にみた映画」でいきなり「SDGsがどうだの」という話で混乱させた映画とは明確に異なるので、評価としてはそれほど低くできません。
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(減点0.3) 多かれ少なかれ、この点(ライオンはある意味被害者なのに、加害者ばかりに描かれていて、いわば「ライオンヘイト」でも貯めたいのか)を気にされた方はいるかなとは思います。
一方で「動物は虐待していません」に代表されるように、いろいろな動物を出すとそれだけ量(この「動物は虐待していません」になるように、編集上の配慮等)が必要になることも事実で、そこから「百獣の王」であるところのライオン「だけ」が「なぜか」袋叩きにされたというように見ることも可能です。
そうであれば減点幅はここまでいっても0.3程度でしょう。
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