Dr.コトー診療所のレビュー・感想・評価
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離島の医療問題。
TVドラマは観ていないでの鑑賞です。
責任感から仕事をし過ぎて体を壊した経験を持つ僕には観ていて辛い映画でした。自己犠牲のうえに成り立つ医療は問題です。でも最後はすべて上手くいってハッピーエンドのようで良かったです(そう思いたい)。
まあまあ面白かったですが、きっとTVドラマを観ていた方は登場人物への思い入れもあってもっと面白かったことでしょう。
島の景色がキレイでした。
さよならコトー先生
色んなご意見あるでしょうが、
ドラマからの続きとしては良かったのかなぁと思っています。
最後のシーンはこのように考察しました。
心配しないで下さい。コトー先生は亡くなっていませんよ。白血病の治療を行いながら島で診察を続けています。ハント先生は2ヶ月の研修だったのですが、コトー先生が病気を克服するまでのヘルプで島に残り、タケヒロは再び医者を目指し学業に戻ってます。
私は素直に映画を楽しみました。
マイナス0.5 は、コトー先生が手術室で倒れた時にタケトシが駆け寄り「先生、もういいんだ!」と声掛けがあれば満点でしたけど。
2回鑑賞してすっきりしました。
ドラマ版はDVDを持っていて、再放送も録画して見るほど大好きです。もう何度見たかわかりません。
初日に鑑賞しましたが、コトー先生が自転車に乗っている場面だけで涙が出てくるほどでした。しかし、ツッコミどころについては皆さんが書かれている事とほとんど同じです。パンフレットやインタビュー記事を読み、自分をどうにか納得させようとしましたが、もう一度感情を落ち着けて観ようと映画館に足を運びました。
結果、観てよかったです。
コトー先生がどうなったのか?
星野家で、彩佳さんの両親が孫の洗濯物を干しているシーン。
コトー先生の黄色いシャツが干してあるのが目に入り、あ、コトー先生は今を生きているんだ、と、すんなり思えました。
よちよち歩きの子どもが診察室へ向かうシーン、
コトー先生が無表情だ、という書き込みもありましたが、抱き上げるシーンは笑いかけていました。
私は良い方に捉えています。
2006が終わり、続編の話もなく、もうないんだろうなと思っていたので2022年になって観る事ができて本当に嬉しかったし、(こんなに待ちわびた映画は今までありませんでした)
吉岡さんをはじめ、キャストのみなさん、そして剛洋役の富岡涼さん、戻ってきてくれてありがとうございましたと言いたいです。
怒涛のラスト
16年振りという年月に驚いて
まさかの映画化
ずっとテレビで見続けていたコトー先生が映画化される事に驚いたのが最初の印象
彩佳さんと一緒になっていることには自然かな
あの小さかった神木くんも大人になり出演していた事は嬉しかったね😊
昔のキャストさんがそのままだから
とにかく懐かしさばかりが先立ったように思う
コトー先生の白髪まじりは歳月を感じるけど
他のキャストさんはあまり歳を召されてない印象があった💦
話の内容は…後半の
まさかのコトー先生の病状の最中
島が台風であそこまで怪我人が出るのが少し無理な感じも否めない…
倒れたコトー先生に誰も寄り添わないの?
時が止まった描写でもないのに違和感
素敵な作品だっただけに少し、この繋げ方には無理もあって、あまり好きでは無い流れに少し残念(あくまでも個人的感想)
結局のところコトー先生は どうなったの?
個人個人の考え方で終幕を迎えなければならないの?
少し消化不良な終わり方だったから★は3つでごめんなさい😥
ただ、あのラストの中島みゆきさんの曲と青い海は
とても懐かしさを思い出させてくれて
その部分だけは変わらずで良かった😊
テレビドラマの完結編として十分だと思います
否定的なレビューもあるけれど、テレビドラマ版の完結編としてはこれで十分でしょう。
元々テレビドラマ化の時点で和田さんとか星野さん(父)とか、原作コミックとは違った役どころの人が結構いたので、ハント先生というのも、たしか原作で本土の病院へ手術をしに行くコトー先生の代理で一時的に派遣されたサッカーの得意な医師がそんな名前だったような気がするけれど、ドラマのオリジナル要素を含んだキャラクターというのは案外受け入れ易いように思います。
原作コミックでもドラマでも、当直の医師として、研修医が患者を放置して逃げてしまった不祥事の責任を負って大学病院を辞めて医者を続けられなくなったコトー先生が無医村の離島の診療所に拾われて、たった1人きりの医師として島民全部の命を背負って、自分を犠牲にして一生懸命働くお話でしょう?
映画は20年後のお話だとしても、コミックやドラマ時点の若いコトー先生でも、やっぱり自分のために島の患者さんを放り出したりはしないと思います。
白血病で瀕死の状態でも診療所の仕事を続けようというのは、コミックやドラマのコトー先生が島の診療所の医師を続けた後の正当な20年後の姿として、普通にアリだと思います。
ただ、20年という時間がコトー先生自身の認識の中で、診療所での医師の在り方を医師の在るべき姿みたいなものに昇華させてしまったのでしょうか?
逃げちゃった研修医(三上先生でしたっけ?)と、大学病院の教授から手術を頼まれて東京へ行ったときに再会したけれど、技術を身につけて増長した三上先生が、自分の力を見せつけるためにコトー先生を陥れようとして間違った検査結果を伝えたけれど、患者を放り出して隠れたり、自分の力を誇示するために正しい情報を隠して患者を危険に晒したりしたのに「お前は医者になるべきではない」なんてことは言いませんでしたよ?
対して映画の劇中でタケヒロ君に言った言葉は、「医者はこう在るべきだ」みたいな思想が見えて、コミックやドラマを見て抱いたコトー先生の像とはかけ離れた台詞のように思いました。
白血病で瀕死の状態なのに島に全てを捧げ尽くす姿勢とか、「医者じゃないから救えない」じゃなくて「なんとかして救うのが医者なんだ」みたいな妄執にとらわれて、ほかに傷付いて危険な患者さんが大勢いるのに心肺停止した爺さんひとりにかかりきりになるとか、理想主義みたいな狂ったスタイルを作ってしまったのは、20年という時間が生んだ変化なのかと感じました。
コトー先生の基本のスタイルをそのままに、20年間も時間をかけて突き進んだ先にいる、20年後のコトー先生というのは、綺麗かどうかはともかくとして、完結編として十分なコトー先生だと思いました。
ただ、そのスタイルの行き着く先は、全てを捧げたコトー先生の死だろうと、僕は思いました。
エンディングで、普通に生き延びて変わらずに診療所にいるコトー先生が赤ん坊を抱き上げるのを見て、「え?何?生きてるの?」と拍子抜けしました。
コトー先生の生き方は、コトー先生と、そこで救われる島民達との価値観に限っていえば素晴らしいかもしれないけれど、一人の医師の自己犠牲の上に成り立つ平穏を、『別の医師が見て「俺も犠牲になりたい」と感じるだろうか?』というと、疑問に感じます。
僕は医療とはなんの関係もない人間だけれど、もしも自分がハント先生の立場だったとして、コトー先生と同じようになりたいとは思いません。
けれどもハント先生は、台風で発生した多数の患者の治療を終えた後のコトー先生に、敬意を表すようにしてそっと頭を下げる。
エンディングで赤ん坊を抱き上げたコトー先生は、あの台風の夜から相当の時間が経っていなければ、白血病で瀕死の状態から診療所の仕事ができる状態まで回復するのは無理でしょう(実際のところ白血病の治療にどれだけ時間がかかるか知らないけれど)
あの赤ん坊が星野さんのお腹にいた子だとして、もうすぐ妊娠8ヶ月の子供が産まれるまでに2ヶ月以上かかって、さらに一人で立ち歩きができるようになるまでどれだけかかるか…。
その時点でハント先生がまだ診療所にいるとしたら、研修期間の2ヶ月がとっくに過ぎています。
コトー先生の狂った自己犠牲の精神が、若いハント先生を感化してしまったというのは、なんだか釈然としません。
あんな風になりたいの?
テレビドラマの完結編としては十分だと思える程度に、20年後を思わせるコトー先生がいたことには満足です。
ただ、コトー先生の生き方に共感はできないので、それに感化されて後をついていく若い医師が現れることにも納得がいきませんから、星5つは付けられません。
前半が良い…⭐︎
制作が決まってから楽しみにしていた作品。
「Dr.コトー」シリーズは、リアルタイムでは見逃していたが、何度も再放送され、つい最近も映画に合わせて
TVで放送されているので、結局 全編鑑賞済みだった。
最初、冒頭のスクリーンに映し出される志木那島の圧倒的な自然に感動してしまった。
そのまま、物語は進みドラマとほぼ同じメンバーが順繰りに映し出される。
ドラマを見ていない人には、わからないかもしれないけど見ているひとにとっては
自分が島に戻って来たかのように懐かしく感じてしまう。
人気のあるドラマで、2シーズンとスペシャル版まであるので、どんなエピソードで
持ってくるかと思っていたら、この映画で復帰したという富岡涼のエピソードを中心に
物語が展開していき、そのあたりまではそうなんだ…と見ていたが
後半の嵐の部分が、あまりにも盛りだくさんな状況になり、かえって違和感を感じて
しまった。
そのせいで、最初のエピソードはぼやけてしまうし、特にラストシーンは
???だらけで、何?結局 何?という感じだった。
もちろん 見どころは随所にあるが、省略されてしまったコトー先生と彩佳の結婚とか
和田さんのスマホに瞬間的に現れたおそらく奥さんとなったミナさんとのこととか
ドラマを見ていた人が知りたかったことにはほとんど触れていない。
もう一つは、ベテランの役者さんばかりの中 高橋海人と生田絵梨花の演技の未熟さには
やめてくれと思ったが、撮影が進んでいく中で彼等が変わっていくのはなかなか面白かった。
でも、この手の新作は難しい。
ドラマのイメージが強すぎて、鑑賞する方も期待してしまう。
それを考えたら、上出来なかぁ…
うーん
最後は亡くなってしまったんですね。
名前が通っている映画の割に中味がない映画でした。
泉谷しげるさんはファーストペンギンで見たばかりだったので、なんだかカブってしまった。😀
コトーよ、お前は大金を貰わないブラックジャックか?それともスーパードクターKなのか?
TVドラマは見てないですが、訳あって見てきました。
う〜ん、お涙頂戴が何とも。
離島の医療が厳しい事は分かりますが、最後まで有効な解決策は示せませんでしたね。
派遣された医者におんぶに抱っこ。
仕方ないと言ってしまえばそれまでなんですが…
この映画は医師の自己犠牲をどこまでするのか、
それを住民はどこまで許容するのか?
ちょっと生意気で頼りない研修医の言う事は
いちいち正論。そう言う役回りなんだろうけど。
終わりよければ全てよしの終わり方には疑問しかない。大事な問題なのに何一つ解決していない。
それとコトー先生は医者の不養生を地で行ってるのか?自分で白血病の疑いありで検査してもらう。なのに検査で白血病と確定しても本土で入院し、治療しようとしない、治療すれば治る可能性もあるのにだ。でも島民を見捨てられない。
その責任感と葛藤は良いが医者としても患者としてもダメだろう。医者として同じ事をしようとする患者を止めないのか?立場を考えて医師として正しい判断をして欲しい。
それと病気と過労で倒れてもう無理みたいな状態で老婆の心臓バイパス手術を人工心肺無しで強行ってどうよ?
仮に体調万全であったとしても奇跡に近いと思うが、下手したら手術中に自分が倒れて死なせてしまう(どっちみち死ぬなら最善をなんだろうけど)とは考えないのかね。ブラックジャックなのかお前は?と思ってしまった。
ちゃんと医師が監修しているから100%不可能では無いのだろうけど、腕前はブラックジャッククラスでないと無理じゃね?
しかも台風の土砂崩れで他にも大勢怪我人出ているのに医師2人付きっきりで手術。
なのに看護師の奥さんは切迫流産しそうとか
もう1人の看護師と住民の協力?で乗り切ろう?とか修羅場でも盛りすぎ。ちょっとどうなの?
それに医大に進んで授業料払えず退学?した剛洋、授業料払えない経済環境なら自治医大に進むべきだったな。そうすれば地元の離島に勤めれば授業料免除と一挙両得だったのに。まあ競争率高いけど。それと復学したか研究職になる気か分からんけど医療関係やり続けるなら台風の時の応急治療位は積極的にやるべきだろう。骨折や捻挫の添木とか絆創膏や包帯とか医療従事者でなくてもできる事は多かった。修羅場と化した診療所でぼーっとしてんじゃねぇよ。心臓マッサージだけの見せ場に呆れた(シナリオが悪い)。本当に人を救いたいと考えて医師を目指したのなら自分の心の挫折より人の心配でしょう。なぜそんなシナリオにしなかった?
最後のシーンは無理矢理ドラマチックにしていてあざと過ぎる。多分台風から1年後位の様子なのだろう。むしろ何事も無かった様な日常の様な終わり方にして欲しかったな。
あの演出は御涙頂戴がウザ過ぎる感じだ。
何もかもいちいち鼻につくのはなぜなんだぜ?
どうもシナリオや設定に無理あるし色々盛り過ぎで呆れた。
せっかくの良い素材の作品が微妙になった。
コトー先生の目が…?
久しぶりに見たファンとしては救って終わりのドラマから色々な進展というかその後が描かれてて嬉しかったです。
ただ色々詰め込み過ぎなのと、ラストが想像に任せる感じであまりよくわからなかった。どこでどう治療したんでしょう?
で、想像に任せた結果なんですが、コトー先生は命は助かってますが、多分失明してます。最後の視界が歪んでいく感じ、そして赤ん坊の手を探って握る描写。最後抱き上げた時もよく見ると焦点が合っていなかった。調べたら白血病には急性失明の可能性もあるみたいですね。
自分を犠牲にしてまで島の人を救い切った報いなのでしょうかね。それがコトー先生の生き方なのだと思いますが、吉岡さんが仰ってた通り本当にDr.コトーが終わったのだな…と思って、すごく寂しいです。
公式には何も言われてませんので気のせいかも知れませんが僕は間違いないと思ってます。バッドエンド…とも言い切れないですね、幸せそうだったし。観に行って良かったです。
「感動ポルノ不感症」のワタクシでさえ泣いた「超越的感動ポルノ」
ネタバレてます。完全にネタばれてます。この先、いきなりの完全ネタバレです。
思うんですけどね。TVシリーズから、これを見てる人がですよ。最後の、最後の、最後の、あの窓から飛び込んだドローンのカメラの先にですよ、Dr.コトーがいないなんてオチを許すわけが無かろうと。もう、診療所が映った時点で分かりましたが。でも、ちょっとひねくれたワタクシは、彼はユーレイさんで、机の上には実は遺影なんかが置かれてて、ですよ。だって。あの島の診療所に、二人のお医者さんは派遣できないでしょうから。なんて思ったりしました。
でもでも。
よちよち歩きの赤ん坊の後を、大人たちが誰も追いかけてない。って事は、その行く先に誰かが居るのが分かってるから。って考えると、先生が実際にそこにいる、ってことでしょうか。
いずれにしても、骨髄性白血病が簡単に完治するわけもなく。島に居ながら治療を続けているのかもしれないし。
このハッピー・エンドは一時的なもので、必ず完結編があると見た!
ちなみに、感動ポルノ不感症のワタクシがホロリと来たのは、高橋海人が膝の悪いおばーちゃんを助ける場面と、同じく高橋海人が手術を終えた先生に、深々と礼をする場面でした。
要するに、下手な鉄砲数撃ちゃ当たる理論で、感動場面を鈴なりにつなげてる、って事かとw
ヤラレタ。
絶対にホロリは無いと思ってたのにw
今年最後に感動させてもらおうと思ったら
大好きなドラマなので、絶対に感動させて貰えると思ったら、なんだか詰め込み過ぎで訳分からんようになってきたところにあのエンディング、コトーが死ぬ前に見た映像なのかそれとも治ったあとの映像なのか、?で終わってしまったのが残念
死んだのならとんでもない残酷な話になるし感動どころではなくなりました、とりあえずほとんどのキャストが勢揃いしたと言う事に3点です
16年ぶりのコトー
ずっと待っていた続編で、公開してすぐに観に行きました。
内容に関しては、詰め込みすぎ…!?とか最後コトー先生が倒れて誰も駆け寄らず声かけだけという部分などモヤモヤしたり、無茶すぎるよと思ったりもしましたが。
どれだけ限界でも全員救う、諦めないと言って聞かない先生なので、やはりそれでも諦めずに戦ってしまう先生なんだろうなと。
ラストのシーンで先生死んでしまったんじゃないか、走馬灯ではという解釈もありますが、そうだとしたらあそこまでの過程でコトー先生は、ハント先生が島に残り往診をする夢を見るだろうか。とも思います。
最後、病気を治療したのちに体力的にも老いたコトー先生は診察室で、そしてハント先生はあれから島の皆さんとも馴染むことができ、往診に行っていた。(島の医者になっているかというのはまた別のお話として。)
そういうシーンではないかなと個人的には思っています。
剛洋くん、、、
とにかく映画化が決まってから楽しみで楽しみで、、、期待が大きすぎたのかもしれません。
映画全体の感想は、概ね、他の方々と同じ意見ですが、私は特に、剛洋くんの映画での扱い方が、とても残念でした。
彼はコトー先生に憧れて、コトー先生の自転車の後ろに乗って一緒に往診して、剛利さんに壮絶な苦労をかけ、島中の期待を一身に背負って医者を目指した青年です。いわば、このドラマ、そして映画の希望であり、離島医療をこれから担っていく大きな未来という存在なのに、なぜ医学部中退という形で登場するのか、ものすごくがっかりしました。つまり医師免許を持っていない、ということはこの映画で彼の見せ場が限られてしまう、ということ。
案の定、これほどの希望の塊だった剛洋が、医者になってなかった、という現実は島民だけじゃなく、病に侵されたコトー先生を絶望させます。「剛洋くんが医者になってくれてれば」と泣くシーンのコトー先生はホントに可哀想だった。
彼がとりあえず医学部を卒業して医師免許を取得していて、何らかの理由(例えば患者さんを助けられなくて自信をなくしてるとか)で医師として働いてない、という状況なら、コトー先生が病気になってもなお、島民のために懸命に医療を続ける姿を見て、ハント先生と一緒に立ち上がる、それを剛利さんが感無量の表情で見つめる。。。そういうシーンを見たかった!最後、彼が白衣を着てる、その1シーンだけで涙が込み上げました。せっかく富岡涼くんが、今俳優ではないのに、復帰してくれて、少しふっくらしてたけど、小さい頃の優しい面影がしっかりかんじられて、いい演技をしてくれてたんだから、彼とハント先生にこれからの希望をしっかり映画の中で描いてもらいたかったです。
ラスト、コトー先生が亡くなってるのではーという見方もあるようで、私もどう捉えていいのか心が落ち着きません。でも、コトー先生は生きて、剛洋くんやハント先生、そしていずれ彼のようになってくれるかもしれない彩佳さんとの赤ちゃんたちと、あの離島でずっと素晴らしい医療を続けている、と思っておこうと思います。
せめてもう1人……
ドラマ版からずっとそうなのですが、
離島の医療体制の厳しい現実を見せつけられます。
1人のお医者さんが全島民の命を背負うなんて…荷が重すぎる…。
せめてもう1人お医者さんがいてくれたら、コトー先生は、あんなにボロボロになっても、まだ立ち上がり、患者さんをみる…ということをしなくてもいいのに。
剛洋くんにはお医者さんになって、
島に帰ってきてほしい。
半斗先生はこの経験を機に離島医療に携わってほしい。
コトー先生の志を受け継ぐ若者が育ちますように✨
ドラマ版のキャストの人たちが
物語の中と同じだけ歳を重ねて出演する、て、なかなかないですよね。
剛洋くんと竜くんは
同じキャストで大人になって出演〜
まりこさんのお店に置いてある
写真の少年期の剛洋くんと竜くんが
大人になり、
同じキャストで登場…て、
ムネアツですね。
歴史ある作品であることを感じます。
ラストシーンは
コトー先生は
限界まで頑張り、倒れた後、
鳴海先生のとこでちゃんと治療して(腕のいい鳴海先生なので、絶対治してくれます)、
また診療所に帰ってきたんだと思います。
妻と我が子を残して、
死ぬなんて、コトー先生はしません。
ハッピーエンドです‼️
吉岡秀隆
アラ還世代の私にとって吉岡秀隆という役者は他の役者とは全く違う意味を持つ。同じ思いを持つ人は相当多いと思う。北の国からが終わったあとの開始だという。北海道から沖縄へ、時代と伴走する役者はそれほどいない。
コトー先生のドラマそのものにそれほどの強い思い入れがある訳では無いが、それでも中島みゆきの強い歌唱による主題歌を聞くと岬を自転車で走る先生の空撮が目に浮かぶ。
開始5分で落涙してしまった私、レビューとして何を書いていいのかわからないが、本作はドラマのその後が描かれ、新しい登場人物、生田絵梨花も高橋海人もそれぞれの役割をきちんと果たしている。生田絵梨花カワイイ。それと朝加真由美は老けた役でも私にとってはウルトラマンタロウのヒロインだ。
泉谷しげるが足が悪いのにあえて現場に行ってケガをしたり診療所でもこけて迷惑をかけたりするのはツラい。今回限定で復帰した彼は東京での失敗を引きずりなかなか自分から手を出さないが、最後には乗り越える。ここは正直かなり弱いプロットだが、コトー先生の優しく聞こえるがかなり厳しい一言「医者にならなくてよかった」は、本作で一番響いたセリフだ。
よかったはよかったが…
コトー先生に無理させすぎだ!とみんなに伝える若い研修医に1番共感した。
災害時無理して倒れたコトー先生を誰も助け起こさず
「先生、オレは諦めないぞー」と声かけ激励するのもなんか違うと感じた。
全ての人を救おう、というコトー先生は素晴らしいのだけど「がんばれー!」という皆の声援でなんとか息を吹き返した患者さんは奇跡だし、その方に関わってる間、おばあちゃん助産婦さんが大丈夫だったのも奇跡的だと思う。
コトー先生は確かに名医だし皆が頼りたい気持ちは分かるけど、1番正論を言っていたのは若い研修医と思う。
一人の医師に委ね過ぎたシステムをどうにかしていかないといけないだろう。
結果、ハッピーエンドにはホッとしました。
あと島の景色が良かった。髙橋海人くんもベテランメンバーに混ざって熱演でした。
夢なのか幻なのかハッピーエンドなのか・・・
金曜レイトショー『Dr.コトー診療所』
志木那島の景色と音楽とコトー先生が自転車乗る姿で成立する名作だけに・・・
何度観ても予告編だけで泣けてくるのでアバターより先に鑑賞
<ネタバレありです>
かなり厳しいレビューが多かったのですが、頭真っ白にして鑑賞した感想です。
16年ぶりって事で、キャストの再集結が大変だったと思います。
ただ再集結させる事で、個々のエピソードを詰め込みすぎって部分に反論なしです。
ドラマ6話分くらいの内容を134分にまとめるのは無理ですね。
16年経って変わってたのは、島の子供達の大半は本土に渡り・・・島民は老い、、、
コトー先生の自転者が電動になって、彩佳さんと結婚してて彩佳さんは身重って事くらい。
離島医療体制の改善もやっとってとこからドラマは始まります。
先に書きますが、あんな感じのラストなら・・・・
この為に俳優復帰した剛洋くんか、神木くん演じる竜一くんが医者になって倒れたコトー先生を救いに来て欲しかった。
で、、新キャストの2人がどうかな!?って思ったらこの2人が一番まともでした^^;
台風の中、危ないって言うのに出ていって怪我する重ジイや産婆さんや次々に診療所に運び込まれて、治療はまだかまだかと口々に言う島民達
トリアージしましょうって声に、倒れそうになりながら全員救うと叫ぶコトー先生・・・
特にあの状態になってからの心臓マッサージのシーンや、その後の産婆さんの手術にあそこまでの尺が必要だったのか!?
精魂尽きて倒れたコトー先生の放置に、誰かコトー先生介抱しろよ!って叫びそうになった。
プライベート的な問題で出演出来なかったと察しますが・・・
このシリーズもう1人の看護婦・蒼井優演じるミナさんは、和田さんの妻なのに電話とお弁当って匂わせのみってのもモヤモヤ
あの状態なら駆けつけないはずがない。
スケジュール的に厳しかったと思いますが、神木くん演じる竜や堺雅人さん演じる鳴海医師の出番多くても良かった気がします。
私的には、限界を超えたコトー先生をアベンジャーズのように皆んなで協力するって感じの出演にして欲しかった。
最後は、夢なのか幻なのかハッピーエンドなのか・・・モヤモヤしか残らない作品でした。
ただ中島みゆきさんの『銀の龍の背に乗って』の曲が流れてくるとそんなモヤモヤも浄化されます。
キャストの皆さんありがとうございました&お疲れ様でした。
離島医療の深刻な現実の先に。
原作&ドラマ未見ですが
美しい情景の予告に惹かれ劇場へ。
穏やかな前半からは想像出来ない
終盤の圧倒的な絶望感。
離島医療の深刻な現実を描きつつ
提示された映画としての奇跡。
助けることを諦めない。
信じることを諦めない。
寄り添うことを諦めない。
医療は知識や設備や
医者や看護師の数も大切ですが
まずは人を助けたいという純粋ない想いが
命の繋ぐのだと感じました。
現実はもっと厳しいと思いますが
奇跡や幸福や興奮を求め
映画館に足を運んでいる自分には
とても理想的なラストでした。
コトーをみて医者になった世代です
初めに、私はDr.コトー診療所のドラマ作品が大好きです。小学生の時にこのドラマをみて医者を志し、医学部にいる時も何度も見返しては、初心を思い出していました。そんな大好きな作品だったので、内科医として6年目のこの時期に、まさかの映画化ということで、とても楽しみに公開を待っていました。
まず素晴らしいなと思ったのは、相変わらずの映像の美しさや演出。ドラマの時から離島でロケしているからこそ作り出せる美しい風景が大好きでしたが、約20年の時を経て、更に映像技術も進歩し、大きな映画のスクリーンでそんな風景美を堪能できたのはそれだけでもいい映画体験でした。また、電動自転車のバッテリーを忘れたシーンの、あえてピントを当てない演出等、くすりとさせられる演出も好きでした。
また豪華なキャスト陣にはわくわくさせられました。監督、スタッフの尽力あってか、あの頃のキャストがここまで集結したのは本当にすごいことだと思います。特に自分と年の近い剛洋役の富岡涼さんの出演はファンとしては非常に嬉しかったです。
このように素晴らしかった点もたくさんあったのですが、引っかかってしまったのは脚本でした。
まあ医学的にツッコミどころが…という議論はどの医療ドラマにも出てきますし、もちろんドラマ時代からツッコミどころは所々あったので、あまり取り上げても仕方ないのかとは思いますが、最後のクライマックス部分はかなり強引な感じが否めませんでした。
膵癌末期ののぶおじに、心マと挿管をやり、ROSC(心拍再開)したことで、一同は拍手喝采。ROSC後ののぶおじはもう問題になっていないかのように、お次はミドリさんにバイパス手術を始めるコトー先生… 確かに脚本的に、あやかの赤ちゃんを取り上げてもらうために助産師さんを助けるというきれいな着地にはなっているのですが、そこに繋げるために強引に話を丸く収めている感じが少し気になってしまいました。こういう現場がカオスな時こそ、ハント先生が言っていたようにトリアージが大事。まあコトー先生の体調的にもうそれどころでは無くなっていたのは分かるのですが…
あとこれは自分が医者だから引っかかってしまう部分なのかもしれないですが、『医者が患者を助けるため、命までも投げ売って一生を捧げた事実が素晴らしい』という描かれ方に少し違和感を感じました。もちろん、あの献身的なコトー先生だからああいう最期が相応しい、というのも分からなくはないですが、なんかボロボロになって結局赤ちゃんの顔も見られずに亡くなってしまったコトー先生を見て、果たして幸せだったのだろうかと思ってしまいました。医者にだって休む権利はあるし、医者だからこそ、命に関わる仕事をしているからこそ体調管理をしっかりすべきではないかと思ってしまうのです(それが難しいことも多いですが。)
いろいろと書いてしまいましたが、一方で、患者に向き合う献身的な姿勢はやっぱりハッとさせられるものがありました。20年前に初めてDr.コトーをみたときの初心を思い出させてくれました。普段もできる限り患者さんと向き合っているつもりではあったけど、まだまだ足りない!もっと頑張れ!と背中を押された気もしました。
Dr.コトー診療所という作品が大好きで長年のファンだからこそ、期待値が高かったからこそ少し残念に思ってしまう部分もありましたが、それでもやっぱり映画館で見られて良かったと思っています。コトー先生を胸に刻み、明日からまた頑張って患者さんと向き合っていこうと思いました。
全123件中、81~100件目を表示