「主演と女性陣以外はみんなポンコツ」Dr.コトー診療所 じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
主演と女性陣以外はみんなポンコツ
前半は良かったよ
おなじみの島のみんなが出てきて、会話の端々から、「ああ、コトー先生もすっかり島の人たちの信頼を得て、素晴らしい関係を築いているんだな」と思ったよ。だから生田絵梨花と髙橋海人が出てきて、新世代に引き継がれていくと予感したね。まあ、それは一部当たっていた訳だが。
さて、コトー先生はアヤカさんと結婚し、そろそろ子供もできるようだ。手続きがなんか想像できんけど(すんなやw)
ハント先生(髙橋海人)はチャラい空気を出していて、「僕のことはハント呼びで」というけど、それはなぜかは最後まで明かされない。でも、ポンコツを自認するハント先生も、最初の手術から手際の良さを見せる。案外使えるやつかも。
ナミさん(生田絵梨花)もチャキチャキして歯切れのいい看護師で、若い子の少ないこの映画で「華」を添えている。
問題は中盤以降だ。
アヤカさんは数年前に乳がんを患ってコトー先生が治療したはずだ。しかし、今回はコトー先生自身が○○病を患う展開。心の声・・・ちょっとそういうのに頼りすぎじゃね?
タケヒロくんが帰ってくる。でも、何か問題を抱えているみたいで表情が暗い。のちに所属するクリニックの医療事故に関わったことがわかるけど・・・。
そんな時、台風がやってくる。
当然のように土砂崩れがおきけが人が出る。テンプレ展開に萎える。沖縄は台風の通り道。対策もしているし、準備もしているはず、あんなふうに大勢のけが人が出ることは考えにくい・・・ま、演出か。
話が出来る患者も明らかに重症の患者もコトー先生は平等に助けようとする。ハント先生が言うようにトリアージするのが当然。
心臓の止まった爺さんを助けるために、病身のコトー先生が必死に心臓マッサージをしている。他に元気なやつにやらせればいいのに。心臓マッサージは重労働だ。
そんな中アヤカさんが切迫早産に倒れる。シゲじいはぬかるんだ泥で捻挫をする(笑)
コトー先生もついに倒れる。
もうカオス。
コトー先生はみんなの声援を受けてジェームズ・ブラウンばりに復活!
そんな体で心臓バイパス手術をする。なんなん?あるの?そんなこと。
その後鼻血を出したコトー先生は手術後も顔を見せない。フラグだよね。
手伝わないじいさん達。
最後のシーンはてっきりコトー先生はなくなってしまったと思いました。まるで回想。
我が子を迎えるコトー先生は、放射線治療していればきっと髪の毛がなくなってしまったはず、なのにコトー先生はフサフサ。つまりそういうこと。
家内もツッコミどころが多すぎて(笑)
どこで泣くの?