「懐かしさ半分、落胆半分」Dr.コトー診療所 こーじさんの映画レビュー(感想・評価)
懐かしさ半分、落胆半分
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前半、島や診療所の風景、かつての出演者達が次々に現れ、懐かしさでじーんとしました。
後半、台風による被害で次々と怪我人が運ばれててんてこ舞いのシーンは手に汗握りました。 しかしこれでもかこれでもかと悲劇を詰め込んだ展開には辟易。
あの地域は大昔からあらゆる数多の台風に直面してきたから、備えは万全で、被災することはまずないので、ドラマチックにするための演出とはいえ、なんだかなーと思いましたが。
あの最後のハッピーエンドのシーンは、コトー先生の夢なのか現実なのか、それは視聴者に委ねる演出なのでしょうが、モヤモヤするなあ。 あれだけ悲劇を詰め込んだ後でいきなり皆がハッピーになっているのは、唐突過ぎて絶句で、映画を見終わった客席にも微妙な空気が漂っていました。 本当にこんなエンディングでよかったのか、あんな名作を積み上げてきたドクターコトーがこんな終幕でよかったのか、主演の吉岡さんに本音を聞いてみたい。
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