「教育は人生を切り開く武器になる。貧しい子ども達が逆境を乗り越える姿を描いたインド版ドラゴン桜。」スーパー30 アーナンド先生の教室 最凶線さんの映画レビュー(感想・評価)
教育は人生を切り開く武器になる。貧しい子ども達が逆境を乗り越える姿を描いたインド版ドラゴン桜。
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教育と格差社会は関連性がある。
古くから階級制度が根付いているインド社会だとなおさらだ。
生まれた瞬間から人生の可能性が決められてしまい、どんなに努力をしようと生まれた地域や家の影響から逃れるのはとても困難だ。
そんなインド社会で貧しい子ども達に無償で教育を施した実在の塾講師をモデルにした作品が「スーパー30 アーナンド先生の教室」だ。
話のあらすじとしては、ドラゴン桜にかなり似ていた。
しかし、そこは魑魅魍魎が渦巻くインド社会。
ドラゴン桜が生ぬるく見えるほど勉強以外の障害が多かったように感じます。
まず、敵対する塾経営者の執拗な妨害行為。
アーナンド先生の塾の電気を止めたり、アーナンド先生にイタズラをされたと訴える女性を送り込んできたり、果ては暗殺者を雇ってアーナンド先生を襲わせたりする。
教育理念どころか道徳心すらない外道ぶりに開いた口が塞がらなかったです。
あとは、教育に理解のなさ過ぎるインドの文部科学大臣みたいな人も衝撃的でした。
一国の大臣がまさか子どもの皆○しを命令するとは完全に予想外でした。
ある程度は脚色なのかなって思ってたんですけど、ラストで近年までアーナンド先生が襲撃されてたってテロップが出ていてインドどんだけ魔境なんだよって思いました。
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