「やや気になる点もあるが基本的に対抗以上。」エスター ファースト・キル yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
やや気になる点もあるが基本的に対抗以上。
今年106本目(合計757本目/今月(2023年4月度)1本目)。
さて、こちらの作品です。タイトル名だけでは「2作目」とわからないし、「ファースト・キル」などとあるので、余計に「続編」と気が付きにくいのですが、どうもあるんですね。
サイコパス系の映画と見ることもできるし、アクションバトル系の映画と見ることもできます。時間が適正だったのも良く、また趣味的などうでもよい表現もカットされているので、今週(3月5週=4月1週)はどうしても「ダンジョンズ~」が本命にきそうなところ、対抗以上のポジションになるのでは…と思います。
「やや」光の点滅に関して配慮が足りないかな…とは思ったものの(個人差が大きい?)、おそらく映画館全体のルールとして「一定量を超えると全映画館で注意喚起が出る」扱いのようで、「気にはするかもしれないが、注意喚起は出ていない以上、過敏な人だと軽いめまいを起こすかも」という程度です(特にエンディングロールの妙に色が多くちかちかする部分)。
※ 映画館全体が定める「一定の水準」に達していないので注意喚起等ない扱いですが、気にする方は大きなスクリーンのシアターで後ろのほうで見た方が良いと思います(私がみたときは、tohoシネマズ梅田なのに一番小さなシアター番号が割り振られていたので「逃げる場所」がなかった)。
採点としては下記を考慮して4.7を4.5まで切り下げています。
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(減点0.3/精神に関する病の配慮がやや足りない)
・ もっともこの点を前面に問題視すると映画のストーリーが成り立たないという事情もあるので、それは承知である程度「度外視」したのだと思いますが、精神に関する病(あるいは、精神科(日本基準)等)は、本人の意思と保護者の意思が尊重されるべきもので、その意思があるとしても、(日本でいえば)戦後間もないような監獄のようなところに閉じ込めるというのは、「2022~2023年の人権感覚」としてはやや怪しいです。
ただこの点を問題視すると、この映画は続編であるらしいことから前編とのつながりも問題になるし、「やや配慮は足りないか…」という程度の指摘です。
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