狼獣（けだもの）たちの熱い日のレビュー・感想・評価

序盤の銃撃戦から警察に追われる銀行強盗のリー・マーヴィンが迷い込んだ一軒の農家、物語も中盤くらいで家族構成の理解も出来てくる、とにかく小汚くてド変態極まり無い農家の一族に翻弄されるリー・マーヴィンの存在感が薄れるばかり。 先の読めない展開から性欲と殺戮の嵐が吹き荒れるコミカル描写に拍子抜け、あのイキったクソガキは『ブリキの太鼓』でのポスターが印象的で未鑑賞ながらインパクト大、本作でも存在感が抜群で最後に見せる虚勢を張った勇姿に笑えながらも逞しい、親子二人の一人勝ち！？ 全てを諦めて投げやりな態度のリー・マーヴィンが哀しくもありながらの呆れ顔、プライドもズタズタに逃げる気力も失われ。。。