金の国 水の国のレビュー・感想・評価
全195件中、121~140件目を表示
他者のために自己を犠牲にできる強さに感動
敵対する2つの国にそれぞれ暮らすサーラとナランバヤルがそれぞれの国で嘘の結婚相手になり、
国同士の対立を回避するために奔走する物語。
サーラもナランバヤルも生い立ち上、自己犠牲の精神が強い。
現代において、それが必ずしも美徳とは限らないけど、大切なもの(この映画では国・そしてそこに住まう人々)や他者のために
自分を犠牲にできるのは、1つの強さだと思う。
でも、この映画は自己犠牲を全肯定するのではなく、自分さえ守れない者は大切なものを守れないってことも教えてくれる。
そして、ここからは個人的な意見、
私たちは本来、50年後の未来も考えながら生きていく責務があるはずで、
そういう考えを持っている人にとってはとても響く映画だと思う。
逆に今さえ楽しければいい、自分や周りの知っている人さえ楽しければいいって考えの人はあまり感動できない。
なぜなら、登場人物の多くが先を見据えて、最善の選択をしようと努力しているから。
未来の人々が自分たちが感じている辛さを受け継がないように、そして、自分たちが享受している幸せは受け継げるように
今の自分たちがすべきことを真剣に考えている。ここに共感できるかどうかは、現実で私たちが普段どう考えているかによると思う。
相変わらず主役には素人が声優として起用されてるけど、
脇を固める布陣が最強だったので、まぁ満足かな。
大御所二人、茶風林と銀河万丈の配役が完ぺきだったし、神谷浩史と沢城みゆきの演技も最高。
とくに沢城さん!今回はちょっと無機質で感情の起伏が少なそうな役。久々にこういうキャラの演技を聴けて幸せだ~
かがみの孤城といい、金の国水の国といい、2023年1月に観たアニメ映画は当たりで、幸先良いスタート!
今年は他にどんな名作が観られるのか楽しみ。
ライララ👍
原作も知らず、正直絵的にもツボではなかったので当初は見る予定はなかったけど、レビューの良さなどドンドン気になってきて、見てきた
良かった👍
最近見たアニメ映画(すずめ、スラダン、かがみの孤城)などと比べるとやや物足りなさはあるようだったけど、全然満足できる
展開も見てて飽きなかったし(ちょいちょいほんわかするような笑いが👍)前半と後半のスピード感の違いにもまんまと引き込まれた
特に主役の2人の声が自分にはキャラに違和感なく好きでした
ナランバヤルがキャラとしてめちゃくちゃ好きになりました。飄々としてるようで的を得た意見。なのにあまり嫌な印象を受けない。もう好き😁
個人的には劇中歌の『BrandNewWorld』をもっと聴きたかったけど全体的に音楽も良く感じました
内容がそうさせるのだろうけど、とても優しく温かい気持ちになれました
まんまるヒロインはメチャ可愛い❤️ ただストーリーが…
原作は未読で鑑賞しましたが、基本的には面白かったし、主役の2人のキャラクターは非常に良いです。
特にヒロインのまんまるな顔でコロコロした第97皇女サーラの可愛さと来たらたまらんですね💕
しかし、ストーリーがあまりにサクサク進みすぎるのに、ちょっと疑問というか「それでいいの?」と思ってしまった。
途中であれやこれやあっても、最後に誰ひとりとして処罰されないという、あまりに優しすぎる世界。
そして伏線が無視される場面があちこちに。
例えばラストの方で、宮殿の最上階への隠し階段が二人でも危なそうな脆い作りなのに、そこに怒りにまかせて王様がやって来た時には、てっきり階段が崩れて…という流れを予想していたのに、何事もなく階段の上で話し込んでいるので「アレレ…( '-' )」と。
エンディングで二人が結ばれて娘たちが生まれたのが示唆されるが、ちゃんとみんなに祝福されて結婚式をあげるシーンが欲しかったなぁ。
世界が必要なのはこの映画
前日に「イニシェリン島の精霊」を観て暗い気持ちになってたので、この映画を観て良かったです。
甘いと言われるかもしれませんが、世界が必要なのはこの作品だと思います。
この作品が持つメッセージを伝えることが大切だと思います。
浜辺美波さんの声が主人公のお姫様にぴったりでした。
毒にも薬にもならない佳作
2023年映画館鑑賞6作品目
1月30日(月)イオンシネマ石巻
ハッピーマンデー1100円
渡邉こと乃監督作品初鑑賞
脚本は『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』『私はいったい、何と闘っているのか』の坪田文
水は豊富にあるが貧しい国バイカリと豊かだが水不足のアルハミトは古くから仲が悪くつまらぬことがきっかけで度々戦争があった
500年前の和平の取り決めでバイカリは一番賢い男を婿としてアルハミトに献上しアルハミトは一番美しい女を嫁としてバイカリに献上することに
しかしバイカリからアルハミトの王女にやって来たのは犬
アルハミトからバイカリの貧乏建築士にやって来たのは猫
なんやかんやで親しくなったナランバヤルとサーラ
ナランバヤルは水路を作りアルハミトの水不足を解決しようと計画を立てるが
うまくまとまってる
悪くない
子供でも理解できそう
だが『すずめの戸締り』や『かがみの孤城』と比較してしまうと何かが物足りない
それは自分でもよくわからない
『鬼滅の刃』を彷彿させるギャグテイスト的な顔の表情の表現はあまり好きじゃない
最近の流行りだろうかだがやはり好きになれない
賀来賢人と浜辺美波を主役に迎え声当てを本業とする人たちで固める形
2人ともわりと良かった
2人を始めこのオールスターなキャストを見てみると新たに声優なんて目指すもんじゃないなと感じた
入り込む隙がない
はじめは地道にエロゲーをやっているうちにプリキュアとかの端役のチャンスが回ってくるかもしれないがそれがなかなか回ってこない
落合の息子はまだ声優やっているのかな
ヒロインは川上麻衣子っぽかった
エンドロールは楽しめた
水の国バイカリの貧しい建築士ナランバヤルに賀来賢人
金の国アルハミトのおっとりとした末の王女サーラに浜辺美波
レオポルディーネの愛人でアルハミトの左大臣を務めながら俳優もしているサラディーンに神谷浩史
レオポルディーネの家来で忍者のような存在のライララに沢城みゆき
アルハミトの建築学の学者でマッチョなジャウハラに木村昴
アルハミトの第一王女レオポルディーネの戸田恵子
アルハミトの右大臣ピリパッパに茶風林
バイカリの族長オドゥニ・オルドゥにてらそままさき
アルハミトの国王ラスタバン三世に銀河万丈
爽やかで優しい気持ちになれる映画
原作は読んでないので、軽く公式サイト、レビューの評価が高かったので鑑賞。
出だしから、主人公のサーラの声が優しい。外見からして優しい雰囲気。王女にはいないタイプ。
相手役もちゃらそうだけど、芯は通ってて、見た目とは違って分析して、現実を見てる。声も合ってる。
どうなるのかなーって思ったけど、あっさり全てが上手くいって、ちょっと物足りない。
とはいえ、ほっこり泣いちゃいました!
声優キャストを思い浮かべながら鑑賞したので、それは伝わった!
実写版なら誰が良いのかなーなんて考えるとワクワクしました。
こうやって皆んなが思いやれれば素敵な世界が生まれるのにね。
ストレスフリーな爽やかな、ハートフルな映画。
ぽっちゃり好きな自分を改めて認識。
王女だけでなく妙にぽっちゃりの出演が多い作品。1人、デラックス感のある大臣もいましたけど。
欲を言うともっと「食べるのが好きな王女」感はあっても良かったよ。
展開が早くて見やすいといえば見やすい。けど水が枯渇しつつある街の様子やサーラとナランバヤルのシーンとか、もっと長く見たかった。
50年で水が枯れるんならあまり危機感沸かないな。あと数年とか「忍び寄ってる影がすぐそこまで来ている」みたいな危機感はほしい。
残念ながらの出来栄え
見た感じとして、原作はきっと良いのだろうと思いますが、ヒロインの声に棒読み感が凄すぎて入り込めなかった。予算の問題もあるのでしょうが、両国のシリアスな面も深掘りしないとあまりにも軽い話に見えてしまう。この映画の出来栄えで他の評価はサクラなのかなと思ってしまう。
迷ったら困難な道を!
外国との貿易で潤い、水以外何でもある砂漠の中に有る金の国と、美しい緑の木々や自然に囲まれ水も豊富にあるが貿易ができず貧しい水の国は隣国同士で、かつて争いが有り、姫と婿を贈る約束が有った。お互い犬と猫を送り、戦争を仕掛けかけたが、受け取ったナランバヤルとサーラが内緒にし、2人は偶然出会い、争いを回避しようとする話。
前知識もなく、何も期待せず観に行ったが、すごく良かった。
金の国のサーラは小太りで見た目だけだと美しくは無いのだろうけど、心は綺麗だし可愛いし、声優が浜辺美波だというのもあるけど、すごく魅力的な姫だった。
ナランバヤルの勇敢で賢い設定も良かった。
相手の持っているものを力づくで奪い取るのではなく、足りないものを補完し合うという解決策が今世界で起きている紛争の参考にならないものか、そんなことを思って観てた。
サーラが言ってた、迷った時は困難な方を選ぶ、という判断方法、実は今自分も実践している事で、すごく共感した。
もう一度観たい、そんな素晴らしい作品でした。
漫画は見たこと有りませんが、心が温まる映画でした。
金の国と水の国、年がら年中、戦争を起こしていた国同士の心優しい小太りの姫と婿に決まった土木技師のお互いの国を思う気持が戦争をしないで共に暮らす、友好の国を作り出していく。見ていてとてもほっこりする映画でした。アフレコが賀来賢人さんと浜辺美波さんと感じられないくらい物語に引っ込まれて行きました。世界もこのような解決法が有れば良いのにと思わせる映画でした。
ずんぐりむっくりヒロインがどんどんかわいく見えてくる
2023年劇場鑑賞26本目。
アニメ映画はよく見ますが中世ファンタジーものはちょっと食指が伸びないので深夜アニメだとスルーするのですが、単発映画ということで鑑賞。主演は賀来賢人と浜辺美波ということで、プロの声優使えよという批判もあることでしょうが、はっきり言ってなんの遜色もございません。
声優も俳優の一種なので、俳優でもうまい人はうまいんですよね。
予告でヒロインを見てキャラデザ間違えた?と思うくらいまるまるっとしたヒロインに、これ恋愛展開されてもきついかもな、と思っていた自分に人は見た目じゃありませんよ、と叱ってあげたい。
優れた技術と貿易で栄えているが自然の資源が全くない通称金の国と、自然は豊かだが貧乏な通称水の国が互いを侵略する口実を虎視眈々と狙っている中、一応の取り決めでお互いの国にその国で一番の美女と一番賢い男を送りあって婚姻させることになったが、どちらの王も動物を送りつけ、送りつけられた互いの国の二人は戦争の口実にさせないため協力してなんとか隠し通そうという話。
自分、カルチャーショックを受ける展開が大好きでして、お互いの国の違いに驚いてうらやましがる前半も好きですし、じゃこの仲悪いのなんとかしてやっか、と主人公が動き出す中盤からの展開も面白かったです。そしてまぁ天才浜辺美波の演技もあってですがサーヤ王女がめちゃくちゃかわいらしく描かれていて、まぁちょっと実際結婚して性的対象として見られるかと言われるとちょっと自信のないベクトルのかわいらしさではあるのですが、二人が頬を赤らめるたびにこっちも照れてしまいました。
良作!
じんわり心があったかくなるお話です。
観終わったあと、じんわり心があったかくなるお話です。
エンドロールがまたいい!
登場人物がみんないい奴(憎めない奴)で好きだな〜。
観ようと決めたあとに、原作漫画が3話まで無料配信されてるのに気づいて、そこまで先に読んでから行きました。
かなり原作に忠実に作られてるみたいなので、原作ファンの方も安心して観れそうです。
賀来賢人さん、言われなければ全然わからない!
むしろ大泉洋さんに似てるような気がしました。
浜辺美波さんは周りの声優さん方に比べてサラっとした感じですが、それがサーラ姫の雰囲気に合っていると思いました。
そして、主題歌「手嶌葵さんかな?」と思いながら聴いていたら、琴音さんだったんですね!
『音楽チャンプ』見てたよ〜!となんだか親心(笑)
映像もとてもきれいでした。
いや〜、いい映画だった。
観に行ってよかった♡
まぁまぁでした!!
■良いところ
悪役以外は、けっこう複雑な人物描写がされていて、面白く見られました。ありきたりかな?と思いきや、意外なキャラもいます。
凡庸な容姿の人たちを主人公に添えるのは、感情移入も出来て見てて楽しいです。
あと賀来賢人は声優がホントに上手でビックリしましたー
■イマイチなところ
ストーリーのリアリティでしょうか。ですがここは、もしかしたらそういう事もあるかもしれないと思える範囲です。
いわゆるトゥンク表現が少し古くさいかな?と感じました。最初からトゥンク前提な感じも少しあったかなぁ。
■総括
腑に落ちない展開がないと言えば、全然ありますが、平和な世界で安心して見られる作品ではありました。
想定外に良い映画だった
原作は未読。あまり期待値は高くなかったのだが、想定外に良い映画だった
ライララが女性なのは想定外でした
声もかわええし
因みに最初ダイアナって聞こえて
?と思ってたらライララだった。
一番感動したのはラストの王様との対峙シーン
背景も全体的に書き込みが細かく
EDも楽しめた
もう一度くらいは劇場で観たい。
今年5本目
イオン各務原で
戦争の発端は隣人トラブルの様な些細な事から
アニメは苦手だけど楽しめました!
途中眠気がきてストーリーは完璧に把握出来てないけど。(笑)
小さいお子さんから大人まで楽しめる作品!
ナランバヤルとサーラのピュアな感じのやりとりが良かったし泣けた。
賀来賢人さん浜辺美波さんの声もキャラに合ってて良かった!
個人的に黒い布を被って目だけ出したキャラが一番好きかも!(笑)
ヒロインの美しい心根にやられました!
美しい心が冴え渡る稀有な作品でした。ヒロインがまん丸の顔をして、しかも0.1トンの体重がありそうなイメージなのに、この物語のすごさが開始してすぐにわかりました。もちろん声優の浜辺美波のはまり役なでしょうか、そのピュアな声と心のこもった丁寧な言葉遣いが、観るものの心を鷲掴みしてくるのです。その振る舞いを観て聞いているだけで、知らずに涙が出るのは私だけではないでしょう。一人だったら、わんわんと泣きたいくらいでした。しかもヒロインはどんな困難が訪れようと、ポジティブに考える素晴らしい女性です。まさに不幸に見えることが起こっても、感謝の気持ちで全てを包み込む優れた女性なのです。やはり身の財(ここでは容姿とします)より心の財(他人を思う優しさ)の方が優れているという証左です。心から見習いたいと思いました。しかも、相手役の青年の人格や素養も、格段に優れているから、二人は完璧なカップルと言えるでしょう。この作品では、建前として自国の民が必要な水のために戦争をして(本当は王は歴史に名前を残したいだけ)、国土を広げようという王が出てきますが、今のウクライナの惨状をそれとなく示唆していることに心が痛みます。そんな侵略者の思いも、結局困難に対する感謝の念がないために引き起こされています。どんなことがあっても、ポジティブに捉えることが、本当の平和への道筋なのかもしれません。
追記 ヒロインの素敵なセリフ「困難な方の道を選んで進んでください」は、素晴らしい言霊でした。
全195件中、121~140件目を表示