レジェンド&バタフライのレビュー・感想・評価
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ほんの一部分の信長像
ふたりが結婚式を終えて
……ドタバタと
周りが何事と思った場面
大いに笑った。可笑しくて
こんなことあるの?
…みたいな
出会い方がおもしろかった
から
時代劇を肩肘張らずに
観ることができた
はじめレジェンドは濃姫
かと思ったほど。
綾瀬さんの
アクションのスゴさも
発揮されて見応えじゅうぶん
まあ。戦は少なめでしたが
今風な
時代劇なのかな
と思いました
キムタクと綾瀬さんは
お似合いでした。
『本能寺の変』はもはやおとぎ話。
ライトノベル的戦国絵巻
歴史好きです。信長よりも秀吉よりも家康です。というか水野勝成です。でも、脚色時代劇も大好物です。「戦国自衛隊」も「信長協奏曲」も。今作も監督&脚本が、自分好みな両者だったのでそこそこに期待。時代劇の木村拓哉も嫌いじゃない(武士の一分、無限の住人(←原作ファンなので思う所はあるが))。そして綾瀬はるか。物語の世界を肌感覚で掴むのが上手く見える彼女。今回も抜群でしたね。だがしかし、何よりも抜群な三人が。信秀、道三、家康ね。良かったなぁ…。特に家康は劇中も痺れたけどもスタッフロールで声出そうになったよ(知らなかった)。伊藤英明も立ち振る舞いメインの役どころで格好良かった。そして木村拓哉。ラストだよねぇ、ラスト。あそこで全部持っていかれました。流石でございます。
でもね、色々と力が入りすぎて長過ぎかな。美味しい所が尽くボヤケた印象になっちゃった。それでも美味しかったけども。
総合的演技が!
タイタニックは偉大
ちゃんと「魔王」してる信長主役映画
大友監督、古沢脚本、キムタク主演。
見に行かない理由がない!
鑑賞した感想としては…
とても安定した面白さです。
制作費が20億円くらいかかったそうですが
ほぼ間違いなく回収出来るでしょう。
役者が言わずもがな、素晴らしい。
「キムタクは何やらせてもキムタク」なんて言う人もいますが
こちらとしては「むしろそれを観に来てる!」という思いです。
木村拓哉の顔、セリフ、演技、一挙手一投足が魅力的だからこそ長年主役を張れるのだと思います。
ヒロインの綾瀬はるかも幾つかの時代劇を経てきているのでとても自然。
脇を固める役者たちももちろん素晴らしく、
個人的には中谷美紀が刺さりました。
木村拓哉も中谷美紀も
メイクだけで青年~老人まで
あらゆる年代の顔に見える。
見てて飽きません。
綾瀬はるかだけ流石に顔が最後まで若いですが
まぁ前述の二人が凄すぎるということで。
突き抜けるものがないと思う人もいるかもしれませんが
そもそも史実通りに話を進めている作品なので
そこは仕方ないかな、と。
織田信長が主役の作品でありがちな展開が
「実は信長はイイヤツ!」的な話の持っていき方で
延暦寺焼き討ちや金ドクロ杯も色々な理由で
「信長がやりたくてやった事じゃない」的な
扱いにされがちですが
この映画ではキチンと「魔王」してます。
そこがとても素晴らしい。
主人公かつ悪の部分をちゃんと出す信長作品は
自分の記憶の中では割とレアです。
この作品はわりとライトな出来上がりです。
しかし史実を承知の方はわかると思いますが
もちろん後半になるにつれてシリアス度は増していきます。
だいたいの出来事が起きる年数などを知っていればよりハラハラ出来るかと思います。
あえて気になる点をあげてみると
・史実の知識が少し必要。かつ史実とは少し違う部分がある
・派手な戦シーンは思っていたより少ない。
・おそらくラストあたりの演出は賛否あると思われる。
・上映時間がけっこう長い
くらいでしょうか。
濃姫は史実では没年すらわかりません。
信長が本能寺で討たれたあとも生きていたのか、どのような最期を迎えたのかさえいまだ謎と言われています。
そして信長も、焼け落ちた本能寺から
遺体は見つかりませんでした。
夢幻の如くなり。
二人が本当にあのような夢を掴んでいたとしてもいいのかもしれません。
信長を映画にするのは難しい
どうする信長
絶賛放送中の大河「どうする家康」と同じ脚本家さんによる、180度ベクトル真逆の信長像。
岡田信長が毎回延暦寺を焼き討ちしてから来てるような、大変アレな信長像を演じられているのとは真逆で、どちらかと言えばこちらの信長は童心強み。綾瀬濃姫の言葉を借りるなら、性根が童のまま大人になっていると言いますか。
なお、自分は大河の信長も全コンプしていますが、今回は信長のテイストと言うか、代表的なエピソードを選り抜きした感じですね。と言うか、信長と濃姫の夫婦愛が中心なので、その他のものはほとんど出ない。お市の方もいない。俺たちの欣也の尺も少ない。
なので、史実信長を掘り下げるよりは、純粋に戦国ラブロマンスを楽しむ人向けだと思います。どちらかと言えば、今はもう絶滅してしまった姫大河寄りの内容ですね。女性向け。だから俺たちの欣也の尺が少なくても、コンセプトとしてはきっと仕方ないことなのでしょう。
個人的に綾瀬はるか氏の濃姫は素晴らしかったと思います。冒頭の野戦(仮)から某所での立ち回り、表情ひとつとっても本当に見事でした。
綾瀬はるかファンの方なら、燃やされようがしゃれこうべになろうが、死ぬ気で映画館に観に行くべきだと思います。その価値はある。かっこいい。
そして中谷美紀氏。
なんなんですかね、あの方。ちょっとした動き一つとっても、めちゃくちゃ上手いんですよね。
彼女をこの役に据えた人選、非常に素晴らしいです。そう言えば、どうする家康の方はあの方が…い、いえ、なんでもないっす。
ぶっちゃけ開始直後はどうした信長、と思ってしまいましたが、信長と木村氏の年齢がシンクロした瞬間からの木村氏の演技。
申し訳ない、木村氏。正直ここまで良い演技をされる役者さんとは思っていなかった。
星3の評価ですが、娯楽的要素が強かったというストーリーでの評価です。
役者さんの演技については星5です。
前半は「どうする、信長」みたいで面白かったのだけど
2023年劇場鑑賞20本目。
前半はこれまでにない信長像で濃姫に文字通りお尻を叩かれるのが良かったのですが、覇道を進むに連れ「なんで俺こんなことやってんの?」はないと思うんですよ。そんななんとなくであれだけの事できるわけないので。明智光秀の謀反の動機も受け入れがたかったです。母親見殺しにされてんのよ?十分あなたの希望通りだと思うんですが。
合戦のシーンもコロナで合戦シーンを削りまくった大河ドラマみたいなことになっていて、「出陣じゃー!」→「勝って帰ってきたぞー!」のシーンが多すぎて・・・。まぁそれでもあんなに長かったのでそれはそれで良かったのかもしれませんが。
後我らが前田利家公がただのお調子者としか描かれておらず、終盤かっこよくなっているところを見せてくれるのかと思っていたら大して変わらなかったのがひどい。あの家康と渡り合うんだぞ!
光秀
見方を変えれば。。。
キムタクはかっこいい
綾瀬はるかの素晴らしさを再認識する映画
大前提として歴史の知識がある程度ないと「?」だらけで進んでいく。なぜ地図や人物名を一切出さないのか。尾張や美濃の位置関係、誰がどこに攻めていくのか、信長の周りにいる人々は誰なのか、字幕がないためセリフから人物名が出るのを待たないとダメ。この時点で観る側にとって優しくない映画である。
さらに信長と濃姫以外の人物の扱いが雑なため全く感情移入できない。キムタクは最初の方はまだ良かったがずっとそのままの演技でお腹いっぱい。唯一、綾瀬はるかは素晴らしい役者なんだなぁと再認識させられる映画。
最後の方のタイタニック風演出はもうわけわからない。
番宣に胸焼けするほどキムタクが出てとにかく力を入れていたので期待度が高かっただけに非常に残念な出来であった。
言うな!大うつけの帝王学なるぞ
綾瀬はるかファンなので(照れ)
あんまりこういう映画には足が向かないのですが、とくにキムタクには期待せずに“ハズレ映画”を覚悟で行って参りました。
たまたま時間が出来たことと、尊敬するフォロアーさんが既に鑑賞済みだと知り、いぶかりながら。
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二枚看板で男女二人の大活劇
【綾瀬はるかさん】
「ひみつのアッコちゃん」や西島秀俊との「奥さまシリーズ」、「おっぱいバレー」やスチュワーデス物などけっこう今まで観てきました。
う~ん。あの彼女独自の”トロさ“と“ボケ”、そして”腰の座った鈍くささ“が僕は嫌いではないですねー。硬軟 演じられる面白い人だ。
「ICHI・座頭市」の、雪の中での紅い番傘シーンにはゾッとするほど痺れたものです。
一旦変わればあのドスの効いた声と殺陣!
きかん気な顎の線、ツンと澄ました鼻、父親や夫に食って掛かるお転婆振りにはぞっこんです。
( 実は元わたくしの妻だった人に何もかもがそっくりという個人的理由もあり、“再会”を兼ねての鑑賞という意味合いも・・)。
【木村拓哉氏】
いい意味で期待を裏切られました。
いい俳優ではありませんか。
SMAPで成り上がって、他の追従を許さずトップスターの地位を独走する彼。
知らず知らずに身に着けた帝王学。
我が物顔で頂点に生きることをもはや自然にこなすあのキムタクは、尾張の若大将にして大うつけの若造=織田信長を演じるにぴったりだったのです。
認識を改めましたよ。ここまで自然に彼の生き様のまま?信長になれるとは、人選の大成功ではないだろうか。
他にどんなに役柄を得られるがわからないが、木村は、ホテルマンや警官のような、誰かに使われるサラリーマン役には、その育ちからして もはや向かないのでしょう。
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窮地を救い、戦の策を立て、言霊を伝授し、
槍術を舞う信長と濃姫がどんどんと一心同体になり、重なり合ってゆく姿。
双方の父亡きあと、二人のラブ・ストーリーとして実ってゆく姿。あそこは非常に旨く演出されていてとても感動しましたね。
出逢い、育み、別れて、そして互いを想う、
・・これは世の夫婦に訪れる《春·夏·秋·冬》です。
そして、意外に弱くもろい男たちの有様に対して
男に媚びない自立した女を綾瀬に演じさせる「男女対等のコンセプト」は、これは非常に現代の物語としても優れています。
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「東映70周年記念作」とのこと。
いい加減なものを後世には残せまいとした制作陣の意気込みは成功していると思います。
ラ・ラ・ランドのような愛と幻。
タイタニックのようなスペクタクル・ロマン。
東映さん、今回ぶつけてきたと思います。
どんな評価になるでしょうか、
NHKの大河ドラマ風になる必要はありません。ライトな娯楽ストーリーの中に世相やメッセージを込めて、映画離れの若者たちに温故知新をやってもらえればそれで◎なのです。
東映は東映の仕事を貫けばOKです。
観に行って良かった、
フォロアーさんへの操を立てて渋々鑑賞したんでしたが、いや、本心お礼が言いたいです。
ありがとうございました。
我が娘にも勧めました。
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