レジェンド&バタフライのレビュー・感想・評価
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脚本が全然ダメ
織田信長の生涯を描くとなれば、大河ドラマなどで一年近くをかけて表すものだが、本作は2時間半強。
即ち、時間的に凡そ無理があるのだが、それにしても重要な場面を端折り過ぎである。
桶狭間の戦いも省き、長篠の戦いを省略し、一体何を描きたかったのだろうかと、見終えて首を傾げるばかりである。
逆に本能寺の変の際の、無意味な夢オチがどうしても必要だったとは思えない。
良かった点としては、多人数を揃えた合戦前のシーンは圧倒的であり、安土城の外観は今までになく荘厳で迫力あり、信長のイメージに合っている様に感じた。但し内装は珍妙。
濃姫の存在をクローズアップし過ぎた、不可思議な脚本と脚色にはどうしても馴染めなかった。
木村拓哉の演技も精彩を欠き残念。
長く感じた168分であった。
彼が見た本当の天下統一とは… そして、この先もずっとそばにいて欲しかったという2人の願い。
後に天下統一を目指すうつけの信長が妻の濃姫とは最初は最悪な関係だったが戦力を増すたびに天下を制覇しようと目論んでいましたが、妻が寝たきり状態になってしまいます。
そんな中信長が本能寺に行って必ず帰ると妻に誓うが、光秀の裏切りで事変に巻き込まれてしまいます(本能寺の変)
特に印象に残ったのは信長が隠し戸に通し戻ってきたときに夢みた異国の旅が共感しました。
だが、それは夢でありそれと同時に妻はどんな思いで息を引き取ったのか共感しました
岐阜城★★★★★‼️
タクヤ、ハルカ最高!
織田信長を題材にした映画、ドラマは結構な作品数あるし、信長を演じた俳優さんも作品数の数だけいる。
私自身歴史は全く興味はないんだけど信長の話だけは以前ドラマでやった小栗旬君主演の「信長協奏曲」が好きで観てたから何となくベースの部分は把握してる。
今作、信長演じるキムタク、濃姫(帰蝶)演じる綾瀬はるか、観ないわけないでしょう!
誰もが観たい作品のはず!
いつも他の映画、ドラマではビシッと決めちゃうかっこよすぎるキムタク!
今作では見てくれだけのちょっとマヌケな信長、序盤の濃姫が嫁いできた時の浮かれた感じとか狩りのシーンのマヌケな姿は笑えたし良かった!
ストーリーが進むにつれ、見てくれ、マヌケな感じから悪い顔になってく信長の顔、姿は観ていてかっこよかった!
濃姫は対照的に強い、賢い、綾瀬はるかの声を張ったセリフ、力強い演技には観ていて涙が自然と流れた。個人的今作のMVPは綾瀬はるかだと思ってる!その位良かった!
ラストの濃姫の病死、信長の自害は何となく察したけど切なくて悲しかった。
あんな悲しいラストなら信長の夢のシーンが夢でなく船に乗って異国へ行って幸せな日々を過ごす!でも良かったんじゃないかな!?と個人的には思った!どちらにせよ良かった!
キムタク、はるか最高!!
とにかく!最近まれに見る「豪華」な作品!
まず、キムタクの本気度が伝わる渾身の演技!
プラス!
体育会系女優・綾瀬はるかとの絡みのアクション!
これだけでも、一見の価値はあるが
さらに!
佐藤直紀の
最近では珍しいくらい本格的な映画音楽
美しい衣装、キャストも含め、
かなりの制作費をかけた「豪華」な作品って感じ
田舎のヤンキーだった織田信長を
賢く強い妻・濃姫が
天下を取ろうかというくらいのビッグな男へと
成長させてゆく…
また、
「恋愛」を知らない濃姫が
信長に対して、少しずつ男性としての愛情を
育んでいく…
このへんが、見どころ!
屍を積み上げ、積み上げ、それをよじ登って
てっぺんを目指す男の孤独や罪悪感…
人としては、決して幸せとは言えなかったんじゃないかな…
と、思わせる新たな織田信長を見た!
そして!
さすが殺陣シーンのベテラン大友啓史監督!
ラストの本能寺はよかったー
が、
信長、死ぬ前に
妄想がちょっと長かったような…
木村拓哉と綾瀬はるか、ですかね
キムタクの信長と綾瀬の濃姫のビジュアルと、佐藤直紀の音楽を楽しむだけ
2023 年大河の脚本家がこの映画の脚本も手掛けている。この脚本家は、戦国時代がどういうものであるのかが全く分かっていないとしか思えない。信長のビジュアルにだけ執着して作り上げた PV とでも思う他はない。史実や時代の推移や人物関係など一切興味がなく、ただただキムタクの演じる信長の姿が見られれば満足できる客向けなのであろう。
信長の人生をうっすらとなぞってはいるが、それぞれの合戦に至る経緯などは一切描写がないので、予め信長の一生が頭に入っていないと疎外感を感じるだけになるのではないかと思う。濃姫を持ち上げるために不当に信長の能力が貶められており、史実のねじ曲げも酷いもので、桶狭間で兵を鼓舞した演説を自分で考えていないとか、足利義昭を担いで上洛という方針も自分で決めていないという話には辟易させられた。
ダブル主演という設定が最優先で、それに沿った物語を緩く作ってみましたという感じである。大河の総集編でもまだマシなのではないかという薄っぺらいストーリーと人物描写には唖然とさせられた。織田信長の一代記の信用されるべき史料として、戦国時代を語るのによく引用される「信長公記」にさえ、濃姫については「縁組がととのい、道三の娘を尾張に迎えた」という1行しか記述がないので、いくらでも想像を膨らませることは可能であるが、9人もいたという信長の側室がたった1人顔を見せただけというのはあまりに時代感覚がおかしい。完全に現代の視点である。
途中でお忍びの城下視察で迷い込んだ貧民窟でいきなり戦闘になるのも意味がよく分からなかった。その後の濃姫との熱愛シーンの前座に過ぎなかったとしたら、余りに人間の生命を軽んじた話である。誰にも教わらずに突然リュートがプロ並みに弾けるようになった濃姫というのにも開いた口が塞がらなかった。
何度か出てくる夢落ちの部分にやたら力が入っているのも違和感があった。頑張るべきなのはそこではないだろうという感想しか持てなかった。ひょっとすると面白いかもとか、少しでも期待した自分が哀れになるばかりであった。これを受け入れられる人とは歴史の話をしても無駄だと思う。
綾瀬はるかの存在感は流石だったし、十分に目の保養になっていた。キムタクは何を演じてもキムタクだというのは今作でも揺るがなかったが、その上を行っていたのが織田信秀役の本田博太郎であった。「罠の戦争」の犬飼大臣や、「警視庁捜査一課長」の笹川刑事部長そのまんまだったので本当に笑ってしまった。光秀も秀吉も印象は薄かったが、あの家康が斎藤工だったというのには驚かされた。
佐藤直紀の音楽は冴えまくっており、明らかにオーバークォリティであったが、非常に聴き応えのある音楽は今作の最大の収穫であった。エンドタイトルで流れる音楽は中でも白眉で、非常に胸を打つ音楽を聴きながら、何故こんな映画しか作れなかったのだろうかとつくづく不思議な思いに駆られるばかりであった。
(映像5+脚本1+役者3+音楽5+演出3)×4= 68 点
時代劇苦手でも良い‼️
ダースベイダーとタイタニック
信長がダークサイドに落ちていく感じはダースベイダー笑
最後はタイタニック😅
歴史も飛び飛びだからそこを期待しても何も繋がらない。
何で濃姫があんなに強いんだ笑まるで大河ドラマ鎌倉殿の13人 暗殺者トゥそのものじゃん笑まったく現実的じゃないわ笑
最初に二人で船で世界を見たいというくだりで信長は死なないで海外に逃げて大陸に渡ってチンギスハーンになったって話が見えてしまった笑
うーん何だかなぁって映画でしたね笑
うーん、この古沢良太という脚本家は苦手だ。
「どうする家康」から始まって、「麒麟がくる」を経て、まさかの「黄金の日日」に至り、最後は「タイタニック」まで来るとはww
前半は綾瀬はるかパート、後半はキムタクパートといった感じで、なかなか頑張っていたと思う。全体を通しては、まるで大河ドラマの総集編のようだった。
うーん、古沢良太の脚本は自分にはツボに嵌まらない事が分かった。
【追記】
よそよそしかった信長と帰蝶が、城を抜け出してデートする際に、人混みの中でスリにあってそれを取り戻し行く際に、いくら抵抗されたとはいえ、二人してスリの仲間をあそこまで惨殺するのはちょっと引いた。
その後、二人は大勢の人を斬ったことで興奮したのか、農家のあばら屋でコトに及ぶわけだが、そのキッカケ作りにしては少々血なまぐさ過ぎるのでは。
歴史が苦手な私でも楽しめました
学生の頃から日本史は苦手ですが、どうする家康を観ているのでとても見易かったです。
古沢良太さん脚本✖️大友啓史監督作品なのでどちらも好きな作品がありこれなら観れるかなと思い試写会で鑑賞させて頂けました。
時間が3時間弱なので飽きてしまうかと心配でしたが、そんな事なく飽きずに最後まで観れました。
前半はラブストーリー要素も多く、綾瀬はるかさんがとても凛としていてかっこよかったです。
後半の殺陣のシーンは大友啓史監督作品らしい描写になっていると思います。
セットや衣装も豪華で俳優陣の演技が素晴らしくその世界に連れていってくれました。
歴史が好きな方から見たら物足りないと思う所もあると思いますが、歴史が苦手な私は充分楽しめました。
戦国の世に降臨した"魔王"を生み出した一人の女の野望と愛... ひょうきん者のボンボンを恐怖政治の権化へと誘う愛と死の内助の功映画
木村拓哉さん演じる織田信長と、その覇道に与し"魔王"を形作った綾瀬はるかさん演じる彼の正室の濃姫の二人の愛と憎しみの伝説。
青年時はぶっきらぼうでお調子者の感すら有るドラ息子が、やがて己の意に沿わない総てを誅戮する暴君へと変貌を遂げる様はかつてなくドラスティックであり、しかもそれがその妻の主導によって齎された、という解釈は大胆でそれだけでも目を見張るものがあります。
そこに大友啓史監督の躍動甚だしいケレン味たっぷりのアクションとハッタリの利いた演出も相俟って、表面的にはラブストーリーの顔をしながらも複合ジャンルの娯楽大作としての内実を恣にした歴史活劇です。
織田信長と濃姫を主軸に、政略結婚で出会った2人が対立しながらやがて分かち難い強い絆で結ばれ、天下統一という夢に邁進していく姿を描いていますが、昔から歴代トップを争うほどの屈指の人気を誇る戦国武将の生涯を扱っているだけに歴史上の重要な戦や事件の描写は最小限に抑えられており、むしろその合間合間の主役二人の何気ない場面の関係性を切り取って提示するスライス・オブ・ライフ的な手法で観客に行間を読ませます。
また、或る者の思惑で担ぎ上げられた張り子の虎のごとき頼りない人物が血で血を洗う覇権争いと周囲と相互の権謀術数の末にアンストッパブルな傑物へと化ける様はまさに歴史物語の妙味そのものながら、それと相反するのではなく同期する形で男女の愛憎をミックスした血道とヒューマニズムの結合は、歪ながらも絶妙なバランスでまとめられています。
あらためて考えるに、ラブストーリーが苦手な人でも楽しめるような複合ジャンルの娯楽大作に仕上がっていますが、メインストリームとしてはやはりラブストーリーなのでそれを好む層が一番楽しめる、というところでしょうか。
信長の最後の言葉に・・・
#かつてないレジェバタ
古沢良太マルチバース
とにかく可愛い!
序盤のキムタクが、やんちゃな少年にしか見えなくて驚愕!同年代なんですけど〜。
ヤグラを駆け上がる勢いの高揚感ったら。
キラキラしたおめめにキュンキュンしちゃいました。
照れ隠しではにかんだ表情も最高!
それでいて、徐々に私たちの共通イメージである“信長”の顔つきになっていく。
改めて、役者として素晴らしい方だと感じました。
もちろん綾瀬はるかも素敵。
上から目線の姫言葉が、ものすごく良いっ!
アクションも出来る方だと思っていましたが、俊敏な身のこなしが実にカッコ良かったです。
ポスターの二人の横顔のビジュアル…
この表情の意味がわかってギャン泣きでした。
もし「泣けるか泣けないか」で、映画を見るか見ないかを判断する方がいるのだとしたら、
安心してご覧ください。私は3回泣けました。
そして、なんと言っても注目は二人の掛け合いですよ!
古沢良太さんの脚本は、固定概念(思い込み)が二転三転と覆されるところと、軽妙なセリフの掛け合いが魅力だと思っています。
『リーガルハイ』の立板に水のようなスピード感とは違って、むしろ落ち着いた大人同士の掛け合いがグッときました。
お互いに意地をはってしまう切なさとか、悪口を言いながらの信頼感とか。
固定概念といえば、意外なキャスティングも見どころでした。
宮沢氷魚くんは、勝手に森蘭丸だと思っていたので。えらく色っぽい明智光秀になってしまうのでは?
ん?まさかそれが狙いなのか?(←この後で詳しく)
でも、一番「誰??」と思ったのは斎藤工さんですが。笑
間違いなく新境地!
こんなにコミカルで腹黒い演技も出来るなんて。イケメンフェロモンが彼の実力の足枷になっていたことを思い知らされました。
固定概念が覆された〜!笑
なかなか思い切ったキャスティングで、楽しかったです。
ちょっと横道に逸れましたが。(^^;
キャスティングではなく、古沢良太の脚本としての固定概念の覆しについて。
↓↓↓
歴史物って、マーベルやDCと一緒だと思うんですよね。
誰もがある程度知っているキャラクターなので、とっかかりの説明が不要だし、観客も身構えなくて良い安心感がある。
なんなら世界観の説明も割愛出来るから、すぐ本題に入れて便利。
んで、民間伝承も含めて“諸説ある”部分を自由にアレンジして、それを観た観客は「そうきたか!」と楽しめる。
ある意味、二次創作の楽しさですね。
歴史には詳しくない私ですが、かなり大胆に固定概念を覆してきます。
濃姫はもちろん、明智光秀を宮沢氷魚くんに演じさせた意味!
諸説を活かしたラストの心の揺り戻しはジェットコースター級でした。
そうか〜。古沢良太さんと歴史物の相性は良かったのね。
『どうする家康』を見始めたばかりなので「松潤がこんな斎藤工になるのか?」と、早くも古沢良太マルチバースを楽しんでいます。笑
時代劇が苦手な人でも楽しめる作品
Filmarks試写会にて鑑賞。
東映創立70周年記念作品だけあり、衣装やセットが豪華。
誰もが知る冷酷なイメージと違い、葛藤する1人の人間としての信長を木村拓哉が好演。
本能寺の変もこういう解釈の仕方もありだなと思いました。
時代劇が苦手な人にも見やすいように所々に工夫がされており、168分という時間もそれほど気になりませんでした。
全470件中、441~460件目を表示
















