「CGに頼らないのは好感」レジェンド&バタフライ 山の手ロックさんの映画レビュー(感想・評価)
CGに頼らないのは好感
信長と濃姫(帰蝶)の出会いから別れまでを描いた大河ラブロマンスとして、3時間弱の長尺にもかかわらず、飽きずに観ることができた。
時節柄、どうしてもテレビの大河ドラマと比較してしまうが、想像していたほどCGに頼らず、実際の寺社や城で行ったロケーションが大画面に映えていて、好感を持った。音楽、美術、映像の色調も風格があった。
ストーリーとしては、濃姫が主役。綾瀬はるかの身体能力の高さが生きていた。キムタクは、何をやってもキムタクという感じか。脇役の存在感がイマイチで、良かったのは中谷美紀ぐらい。斎藤工が家康だったとは驚き。
ラスト前の幻想シーンは、やり過ぎの感じもあるが、あくまでラブストーリーだと理解すると、許せる範囲。もっとうまくラストに繋げられれば、いいシーンになったのに。
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