劇場公開日 2023年1月27日

「木村拓哉&大友啓史監督が奏でる“勝ち戦”」レジェンド&バタフライ 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5木村拓哉&大友啓史監督が奏でる“勝ち戦”

2023年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

2時間48分があっという間と感じるほどに、一寸の隙もない大友啓史監督作。
クランクイン直前の一昨年9月から事あるごとに話を聞いてきたが、これぞ“勝ち戦”といえるのではないだろうか。
タクトをふるった大友啓史監督と座長として現場を牽引した木村拓哉が、今作に関わるスタッフ、キャスト、関係者の誰をも勝ちに導いた。そう表現するのが適切だと感ずる。
過去を再現したかのような街の賑わいは目に楽しく、国宝・重要文化財の寺社仏閣も数多く登場する。
若い方は時代劇と聞くとハードルが上がるかもしれないが、今作は心配ご無用。
信長と濃姫が政略結婚で一緒になり、そこから段々と愛しさを感じていくラブストーリーとしても描かれている。そして、現代的でもあるので受け入れることが出来るはず。
これはとにかく劇場の大画面でぜひ鑑賞してもらいたい作品である。

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大塚史貴