劇場版モノノ怪 唐傘のレビュー・感想・評価
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美しい、とにかく美しい
元のアニメも知らないけど、犬王みたいな和風歴史アニメかな、と見てみたかった。雰囲気は全く違うけどこれも素晴らしい芸術作品だった。
。。のに渋滞で痛恨の10分遅刻。前提がさっぱりわからない。いつかキャッチアップせねば。
全てのシーンがそのまま画集とか絵葉書になりそうなくらい美しい、レトロモダンな画風の大奥。凄まじく沢山の色を使っていて、崩れないのが素晴らしい。和紙に描かれているような描写もすごく綺麗。さっぱりわかってないがこちら側とあちら側?ぽい世界の移り変わりも美しい。帰宅後netflixでアニメの1話だけみてみたけど、色数は映画版が圧倒的に多くて鮮やかで、華やかだった。でもアニメ版の少しくすんだ色合いも素敵でした。
小難しい話かなと思ったけど、アサとカメの本筋はわかりやすかった。ただ本来の主役であろう薬売りさんの存在と、解決の条件となる、真と理と形?の意味が全然入ってこなかった。続編見るまでにはアニメ見て勉強しておこうと思います!
Photoshop®️みたいな動画(褒めてない)
外国人がジャパンを感じるアニメ作品
別モノ
映画館が美術館に早変わりした
映像美が凄すぎて目を離せない。アクションが少し早すぎて分からないところもあるが薬売りの人外さを表している気もしていい。
ストーリーに関してはよく分からなかったという意見も多いが、今までのTV版よりかはむしろわかり易かったのでは無いだろうか。
ストーリー、映像面共にぜひもう一度見に行きたいと思える作品だった。
画面の情報が多く、見るのが疲れるかも
個人的にはとても良いと思う。社会の歯車としてどこか自分を抑えながら生きている人に観てもらいたい作品
TVシリーズからの薬売りの大ファンなので、TVシリーズ見てたひとの観点で書きます。
サイケな色使いはTVシリーズの時より色が鮮やかになっているため、日本らしい発色が好きだったひとには向かないかもしれません。
海外の声を取り入れたとのことですし、15年ぶりに映画で公開することを考えると、海外での日本アニメの受け入れられ方が変わっていたり、TVシリーズを見たことない人も増えているので、個人的にはむしろモノノ怪を閉じすぎたコンテンツとして死なせないためのアップデートなんだなと思うので、個人的には良いんじゃないかと思います。
考察の余地があるところはあるものの、ストーリーは今までになく分かりやすく、また個人的にはハッピーエンドだな...と思う終わりだったので、この点もご新規さんの取り込みを意識したのかな?と思いました。
考察が醍醐味なところもモノノ怪の好きなところなので私としては物足りないですが、、、まだ第一幕ですし、次回以降に期待してます。
神谷さんの声は皆さんも言っているように離の薬売りの声よりわんぱくな感じがあり、実際映像の薬売りの所作もTVシリーズより元気な動きになっています。
いろいろあって声優交代しましたが、坤の薬売りとしてであれば、わりと良いキャスティングだったのではと思います。
音楽が岩崎琢さんなので、神谷さん、人ならざるものということも相まってノラガミを思い出します。
ここまで前向きなことを書いてきましたが、やはり私も昔のayakashi、モノノ怪、そして離の薬売り(とその声)が大好きなので、昔の声優で新しくTVシリーズやってほしいですね。
何度か観てストーリーの感想を書きたくなったので追記
何度観ても北川の語りからのアサの絶叫シーンで泣きたくなります。
組織の一部として気を遣い、なにかを思いながらも周囲に合わせながら生きている人は、アサと北川に共感するんじゃないでしょうか。
何より花澤さん、黒沢さんの心に響く声の演技がとても良いです。
そして共感した分、そこからラストまでの運びで本当に救われた気持ちになります。
今の自分の生き方や心のあり方を考えさせられる、良い映画だと思います。
あと、何度も観てると唐傘の目玉とか顕現した姿とか可愛く見えてくるんですけど、私だけでしょうか(笑)
アニメの内容はよくわからんがとにかくすごいアートだ!
2024年映画館鑑賞75作品目
8月4日(日)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円
中村健治監督作品初鑑賞
脚本は企画プロデュースの山本幸治
映像はとにかく凄い
美大の学園祭に来てるよう
脚本なんてあってないような内容
上映時間は89分と比較的短いが日本の作品のわりにエンドロールは恐ろしく長い
クラウドファンディングが影響している
エンディングテーマを担当したアイナ・ジ・エンドが歌いきるまでに納めてほしい
ホラーアニメらしいがエンドロールが1番ホラーだった
ぐるぐるぐるぐるいいかげんにしろ
声の配役
大奥の謎に挑みモノノ怪を退治する薬売りに神谷浩史
大奥での出世を目指す御三ノ間のアサに黒沢ともよ
アサと共に大奥入りしたちょっとそそっかしい御三ノ間のカメに悠木碧
大奥の御年寄の歌山に小山茉美
行方不明になった大奥の御祐筆の北川に花澤香菜
大奥の御中臈の大友ボタンに戸松遥
天子のお気に入りの大奥の御中臈の時田フキに日笠陽子
新人女中の教育係の淡島に甲斐田裕子
淡島の部下の麦谷にゆかな
御水様の儀式で水を配る左目の赤化粧の女性の溝呂木二日月に和多田美咲
溝呂木二日月御水様の儀式で水を配る右目の赤化粧の女性の溝呂木三日月に平塚紗依
大奥の儀式の監視役で真面目な時田三郎丸に梶裕貴
大奥の儀式の監視役でスケベな平基に福山潤
大奥の警備係の坂下に細見大輔
幕府の象徴であり最高位の天子に入野自由
溝呂木家の当主の溝呂木北斗に津田健次郎
芸術の紙芝居
美術館で芸術作品を観ているかのような作品でしたね。よくこんなアートを思いついたもんだ。
リアルな時代考証とか設定などは追求しておらず、カラフルで奇抜なデザインの絵が次々とめくられていく描写。画面が次々と変わって行くんよね、多分2~3秒ごとに画面が変わってたと思う。しかもシワの入った和紙?に描いた絵画のような画面。そのシワ入り紙も1場面事に違う紙を使っているようで、さしずめ芸術の紙芝居とでも言いましょうか?
ストーリーは要は妖怪退治だけど、話の内容はまぁどうでもいいの。
たとえ話の内容が理解できなくても、見て聴いて感じるだけで良いと思う。
なので万人受けを狙った作品ではないよね。我がアートを気に入った者に楽しんでもらえりゃ良いわ!的な作品です。
妖怪唐傘が出てくるけど一般的に想像する唐傘お化けとは全然違うデザインがされたモノノ怪が出てきます。それだけで理解する者だけが楽しめば良い、と言わんばかりです。
個人的にはなかなか気に入りましたけどね、次回作も同じ様な作りだとしたら、もういいかな、ってかんじですね。
完全初見 ネタバレなし!
2007年に作られたアニメがあるようですが、今回は全く見らずに初見で映画に挑みました。
結論としては、おもしろいけど難しい!
コロナ禍で有り余った時間を使って、数々のジャンルのアニメや映画、漫画を網羅してきましたが、「モノノ怪 唐傘」はそんな僕をも唸らせるものがありました。
まずはやはりこの独特の絵。和紙に描いた感じをイメージしてるのかな?それだけで特別感がありとてもスパイシー。
そして絵に拒否感がない人であれば、お次はとても綺麗な作画に目がいくはずです。独特な絵で作り出される映像美は、最初から最後まで崩れることはありません。
特に目を見張るのは、なんと言ってもいきなり始まる戦闘。見た目からは想像もできないぬるぬるさでスピード感のあるバトルが始まります。
それがもうほんとにかっこいい!
次はストーリーです!
大体戦闘2割、時代劇8割みたいな感じかな?雰囲気的には平安。胸糞なシーンもありました。
で!結局「アニメを見てから挑んだ方がいいのか」ですが、これは正直見た方が良いとは思います笑
というのも、アニメからの設定や登場人物、用語が出てきて分からない!という訳では全然ないです。
それは、他とは違ったそのアニメ独特の世界観があるからです。例えば化物語とか。
言うなれば、世界観に対する慣れですね。
「モノノ怪 唐傘」は固有の専門用語が出てくる訳では無いですが、含みのある言葉やちょっと古い時代の言葉なんかが出てきます。
なのでそういうのわかる方なら全然初見でOKです!ただ話が少し難しいのは変わりなく、観ながら理解していくのが楽しいというような方向けですね!
僕も完璧に理解した訳では無いですが、難しかったら解説動画などあるので見てみるといいと思います!
【まとめ】
・ストーリーは大体戦闘2割時代劇8割
戦闘はほんとに見応えがあってかっこいい!
話難しめ。
・作画
めちゃくちゃ綺麗。戦闘シーンは鳥肌!
・アニメを見てからの方がいいのか?
初見で観た者としては見るのがおすすめ!
➥というのも、独特の世界観があるから。それに慣れてからの方が見やすいです!
(なお専門用語、登場人物など、アニメを見ないと分からないということは一切ありません。)
話が分からなければ解説動画あるので見てみるといいです!では!!
情念の深さが足りない。次回作に期待
アニメをリアルタイムで見ていて好きでした。
今回は劇場版でどんなふうになるか楽しみでした。
所々事情はあって変わった部分もありましたが、映像・アクションは音響も相まってとても良かったです。
一方でアニメシリーズで感嘆した人間の情念の深さが物足りなかったと感じました。
映画シリーズの序章としてあえてジャブ程度に抑えたとしたら次回作に期待です。
アニメシリーズ心惹かれた構造はこんな感じ。
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表向きの整った体裁に対して、登場人物個々の視点と感情では様々情念が折り重なって舞台を成している。
それらの思惑によって、深く不条理にさらされた想いがモノノ怪となって溢れ出て怪異となる。
薬売りはそれを祓うという形で、異常事態の中、綻び始める体裁を徐々にあきらかにしていき、形・真・理を突き止めていく。
モノノ怪を祓う頃にはすべての人の本性、出来事はあきらかになり、視聴者はそれまでの過程でミステリーに興味し人の想いに心動かされる。
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実際の世の中もそういった側面はあると思う。
外から観測する世界と個人の内側の世界ではだいぶ違って、なんとか体裁を保っている
内観の世界、その深さ情念をこの構造の中でしっかり描いているから心を打つ物語になってる。
人の深さに心を寄せて感動することができる。
マンネリと言われようと、この構造は崩す必要はなくて
どういった人の想いがあるか、それがどう世の中にあって、さらにモノノ怪となる状態になるか、それをどう描くか、が肝であり、これだけで無数に物語が作れる。
ひと一人だけでも感情は無限うまれるのだから。だからこそ無数の妖怪がいる。
まさに「形・真・理」で、今作はその深みがアニメ版と比べると浅い。
大奥は伏魔殿、おわっと感嘆してしまうような真と理を期待したい。
一目惚れ作品
劇場で映画を鑑賞する際、本編が始まる前に公開予定作品の予告映像が流れますよね🎥❇
その時に一目見て心惹かれた作品が、この『モノノ怪 唐傘』でした💡
アニメの情報にはまだまだ疎い私ですが、良い意味で凄く独特な世界観で、美しく妖艶な絵の描き方がとても印象に残り、勢いで観に行ってしまいました😆💦
テレビで放送されていた頃から人気の高い作品とのことですが、今作が初見の私でも十分楽しめる内容でした…
ってか、アニメーションの全体的な雰囲気とキャラクターのイメージ、ストーリーの構成、全てがメッチャ格好良いっっっ🌟🌟🌟
欲や嫉妬、愛憎といった情念を ”モノノ怪“ にリンクさせているところが、凄くセンスが良くて深いな~……と感じましたし、毒のある感情に捕われて本来の輪郭を失ってしまう人間の弱く哀しい心の部分を、モノノ怪との対峙を通して繊細かつダイナミックに表現しているところが、新鮮で面白いと感じました🎬✴
そして何より、アイナ・ジ・エンドさんの歌う主題歌もメッチャ格好良いっ…
好きなアーティストが、一人増えました💘
#映画 #レビュー #アニメ #モノノ怪 #唐傘 #薬売り #大奥 #和紙 #神谷浩史 #アイナジエンド
次作も楽しみな独特の世界観
日本でしか作れない映画かな
小説とあわせて観るといいかも
テレビアニメからの大ファンで、映画化の情報を知った時は心躍る思いでした。キャストの変更、薬売りのビジュアルの変更など色々ありましたが、とても素晴らしい作品でした。
ここからは、モノノ怪が初めてだという方向けに書かせていただきます。
この映画は、様々な色彩を駆使し、かつ、目が疲れないよう洗練されている作品です。アニメを知らない方でも楽しめる内容となってはおりますが、ストーリーの雰囲気としてはアニメ同様、少し難しいところが多いと思います。考察のしがいがある作品です。
大奥が舞台となっていますが、そのあたりの知識がなくても楽しめます。
また、セリフにセリフが被せられるシーンが多々あり、セリフ回しのテンポも独特なので少し聞き取りにくいかも?です
現在小説版が販売されており、小説と読むとストーリーの解釈への手助けになるかも……
小説には映画では明確化されていないキャラクターの心情などが記されており、なぜこの行動をしたのかが書かれているシーンも多くあります。
終盤にかけてはアクションシーンも多くなり、見栄えも良く、スッキリとした終わり方でした。
この映画は三部作の中の一作目となっており、まだまだ深堀されていないキャラクターもいます。その点も含めて、明らかにされていないところも多いです。
色々書きましたが、率直に言うと作品を「これはどういう意味だ、何を指している、」とか考えながら観る人には心地良い作品だと思います。
ただ、流行ってるから、とか映像を考えながら観るという見かたに慣れていない人には向いていないかも。
自分としての感想は、素晴らしいの一言です。まさか令和に、この作品を劇場で観れるとは思ってもいませんでした。色彩の海、匂いや感覚を映像で伝える技術、目まぐるしく変わる場面。どれも最高で、期待以上でした。映画化、ありがとうございます。
いちばん大事なモノ
好きな人はめちゃくちゃ好きなんだろうな系の映画。和紙を意識したアニメーションはホント圧巻で、こういう不気味だけど美しいみたいな世界観が超好きな自分にとっては、前半パートは特にすっごく楽しめた。
「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」の森見登美彦のような作画。完全に《見る》を売りにしていて、ストーリーは二の次か、はたまたそれよりも優先順位は低く、とにかく映像を楽しみましょうとそんな作品。「笑ゥせぇるすまん」的なオムニバスホラーと思いきや、ホラーというよりファンタジー色が強く、テレビアニメ版を知らないからなんとも言えないけど、個人的にはあまり乗れなかった。
この作品の良さ全然発揮されてないし、十分に堪能できてないように思えた。意味わかんないってか、理解させる気ないっていうか、結局なんだったの?とかなり消化不良な気分に。怪異に関してあまりに説明不足で、薬売りもビジュアルはいいけど誰やねん感がすごい。女中の話はわかるけど掘り下げが足りず、かなりフツー。もしかして、テレビアニメ鑑賞必修だったのかな。いつの間にか置いてけぼりになってしまった。襖で区切られると何故か疲れてしまう...。
あとシンプルに女中見習いのカメが全く好きになれない。ちょっと言い方きついけど、ああやって非難されるのも納得の行動。鬼の大奥でそれが許されるわけないよね、当たり前じゃん。アサが聖人すぎるよ。こういう寄生して良いところだけ持っていこうとするヤツがいちばん無理だわ。
神谷さんの声色は00年代を感じさせるアニメってこともあって、落ち着きのある雰囲気からも夏目貴志過ぎました。懐かしいなぁ。3月14日に向けて、少しずつ見ていくとするか。にしても、エンドロール長ぇし見にくいなぁ笑
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