劇場版モノノ怪 唐傘のレビュー・感想・評価
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完全初見 ネタバレなし!
2007年に作られたアニメがあるようですが、今回は全く見らずに初見で映画に挑みました。
結論としては、おもしろいけど難しい!
コロナ禍で有り余った時間を使って、数々のジャンルのアニメや映画、漫画を網羅してきましたが、「モノノ怪 唐傘」はそんな僕をも唸らせるものがありました。
まずはやはりこの独特の絵。和紙に描いた感じをイメージしてるのかな?それだけで特別感がありとてもスパイシー。
そして絵に拒否感がない人であれば、お次はとても綺麗な作画に目がいくはずです。独特な絵で作り出される映像美は、最初から最後まで崩れることはありません。
特に目を見張るのは、なんと言ってもいきなり始まる戦闘。見た目からは想像もできないぬるぬるさでスピード感のあるバトルが始まります。
それがもうほんとにかっこいい!
次はストーリーです!
大体戦闘2割、時代劇8割みたいな感じかな?雰囲気的には平安。胸糞なシーンもありました。
で!結局「アニメを見てから挑んだ方がいいのか」ですが、これは正直見た方が良いとは思います笑
というのも、アニメからの設定や登場人物、用語が出てきて分からない!という訳では全然ないです。
それは、他とは違ったそのアニメ独特の世界観があるからです。例えば化物語とか。
言うなれば、世界観に対する慣れですね。
「モノノ怪 唐傘」は固有の専門用語が出てくる訳では無いですが、含みのある言葉やちょっと古い時代の言葉なんかが出てきます。
なのでそういうのわかる方なら全然初見でOKです!ただ話が少し難しいのは変わりなく、観ながら理解していくのが楽しいというような方向けですね!
僕も完璧に理解した訳では無いですが、難しかったら解説動画などあるので見てみるといいと思います!
【まとめ】
・ストーリーは大体戦闘2割時代劇8割
戦闘はほんとに見応えがあってかっこいい!
話難しめ。
・作画
めちゃくちゃ綺麗。戦闘シーンは鳥肌!
・アニメを見てからの方がいいのか?
初見で観た者としては見るのがおすすめ!
➥というのも、独特の世界観があるから。それに慣れてからの方が見やすいです!
(なお専門用語、登場人物など、アニメを見ないと分からないということは一切ありません。)
話が分からなければ解説動画あるので見てみるといいです!では!!
情念の深さが足りない。次回作に期待
アニメをリアルタイムで見ていて好きでした。
今回は劇場版でどんなふうになるか楽しみでした。
所々事情はあって変わった部分もありましたが、映像・アクションは音響も相まってとても良かったです。
一方でアニメシリーズで感嘆した人間の情念の深さが物足りなかったと感じました。
映画シリーズの序章としてあえてジャブ程度に抑えたとしたら次回作に期待です。
アニメシリーズ心惹かれた構造はこんな感じ。
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表向きの整った体裁に対して、登場人物個々の視点と感情では様々情念が折り重なって舞台を成している。
それらの思惑によって、深く不条理にさらされた想いがモノノ怪となって溢れ出て怪異となる。
薬売りはそれを祓うという形で、異常事態の中、綻び始める体裁を徐々にあきらかにしていき、形・真・理を突き止めていく。
モノノ怪を祓う頃にはすべての人の本性、出来事はあきらかになり、視聴者はそれまでの過程でミステリーに興味し人の想いに心動かされる。
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実際の世の中もそういった側面はあると思う。
外から観測する世界と個人の内側の世界ではだいぶ違って、なんとか体裁を保っている
内観の世界、その深さ情念をこの構造の中でしっかり描いているから心を打つ物語になってる。
人の深さに心を寄せて感動することができる。
マンネリと言われようと、この構造は崩す必要はなくて
どういった人の想いがあるか、それがどう世の中にあって、さらにモノノ怪となる状態になるか、それをどう描くか、が肝であり、これだけで無数に物語が作れる。
ひと一人だけでも感情は無限うまれるのだから。だからこそ無数の妖怪がいる。
まさに「形・真・理」で、今作はその深みがアニメ版と比べると浅い。
大奥は伏魔殿、おわっと感嘆してしまうような真と理を期待したい。
一目惚れ作品
劇場で映画を鑑賞する際、本編が始まる前に公開予定作品の予告映像が流れますよね🎥❇
その時に一目見て心惹かれた作品が、この『モノノ怪 唐傘』でした💡
アニメの情報にはまだまだ疎い私ですが、良い意味で凄く独特な世界観で、美しく妖艶な絵の描き方がとても印象に残り、勢いで観に行ってしまいました😆💦
テレビで放送されていた頃から人気の高い作品とのことですが、今作が初見の私でも十分楽しめる内容でした…
ってか、アニメーションの全体的な雰囲気とキャラクターのイメージ、ストーリーの構成、全てがメッチャ格好良いっっっ🌟🌟🌟
欲や嫉妬、愛憎といった情念を ”モノノ怪“ にリンクさせているところが、凄くセンスが良くて深いな~……と感じましたし、毒のある感情に捕われて本来の輪郭を失ってしまう人間の弱く哀しい心の部分を、モノノ怪との対峙を通して繊細かつダイナミックに表現しているところが、新鮮で面白いと感じました🎬✴
そして何より、アイナ・ジ・エンドさんの歌う主題歌もメッチャ格好良いっ…
好きなアーティストが、一人増えました💘
#映画 #レビュー #アニメ #モノノ怪 #唐傘 #薬売り #大奥 #和紙 #神谷浩史 #アイナジエンド
次作も楽しみな独特の世界観
とても丁寧で緻密な線描に、計算し尽くされた美しい色彩がのる。そしてそれが和紙に描かれたような。有りそうで無かった素晴らしい作品。でもこのTVアニメが17年前からあったなんて。
無名な人々の顔が🌀渦巻き。紹介されると顔が出てくる。謎めいた大奥を象徴しているのか。でも話はよく分かりませんでした。3部作になるらしいし、来年の次作公開迄にしっかり復習したいと思います。 Blu-rayも買いたい。
日本でしか作れない映画かな
話の展開が早いこと早いこと。
話の切り替えの時に襖が『バンッ』と閉まるのですが音がデカすぎて毎回ビクッとなりました…情けない。
なんかめちゃくちゃ闇深い裏がありそうな内容なので小説読んでさらに理解したいと思います。
小説とあわせて観るといいかも
テレビアニメからの大ファンで、映画化の情報を知った時は心躍る思いでした。キャストの変更、薬売りのビジュアルの変更など色々ありましたが、とても素晴らしい作品でした。
ここからは、モノノ怪が初めてだという方向けに書かせていただきます。
この映画は、様々な色彩を駆使し、かつ、目が疲れないよう洗練されている作品です。アニメを知らない方でも楽しめる内容となってはおりますが、ストーリーの雰囲気としてはアニメ同様、少し難しいところが多いと思います。考察のしがいがある作品です。
大奥が舞台となっていますが、そのあたりの知識がなくても楽しめます。
また、セリフにセリフが被せられるシーンが多々あり、セリフ回しのテンポも独特なので少し聞き取りにくいかも?です
現在小説版が販売されており、小説と読むとストーリーの解釈への手助けになるかも……
小説には映画では明確化されていないキャラクターの心情などが記されており、なぜこの行動をしたのかが書かれているシーンも多くあります。
終盤にかけてはアクションシーンも多くなり、見栄えも良く、スッキリとした終わり方でした。
この映画は三部作の中の一作目となっており、まだまだ深堀されていないキャラクターもいます。その点も含めて、明らかにされていないところも多いです。
色々書きましたが、率直に言うと作品を「これはどういう意味だ、何を指している、」とか考えながら観る人には心地良い作品だと思います。
ただ、流行ってるから、とか映像を考えながら観るという見かたに慣れていない人には向いていないかも。
自分としての感想は、素晴らしいの一言です。まさか令和に、この作品を劇場で観れるとは思ってもいませんでした。色彩の海、匂いや感覚を映像で伝える技術、目まぐるしく変わる場面。どれも最高で、期待以上でした。映画化、ありがとうございます。
いちばん大事なモノ
好きな人はめちゃくちゃ好きなんだろうな系の映画。和紙を意識したアニメーションはホント圧巻で、こういう不気味だけど美しいみたいな世界観が超好きな自分にとっては、前半パートは特にすっごく楽しめた。
「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」の森見登美彦のような作画。完全に《見る》を売りにしていて、ストーリーは二の次か、はたまたそれよりも優先順位は低く、とにかく映像を楽しみましょうとそんな作品。「笑ゥせぇるすまん」的なオムニバスホラーと思いきや、ホラーというよりファンタジー色が強く、テレビアニメ版を知らないからなんとも言えないけど、個人的にはあまり乗れなかった。
この作品の良さ全然発揮されてないし、十分に堪能できてないように思えた。意味わかんないってか、理解させる気ないっていうか、結局なんだったの?とかなり消化不良な気分に。怪異に関してあまりに説明不足で、薬売りもビジュアルはいいけど誰やねん感がすごい。女中の話はわかるけど掘り下げが足りず、かなりフツー。もしかして、テレビアニメ鑑賞必修だったのかな。いつの間にか置いてけぼりになってしまった。襖で区切られると何故か疲れてしまう...。
あとシンプルに女中見習いのカメが全く好きになれない。ちょっと言い方きついけど、ああやって非難されるのも納得の行動。鬼の大奥でそれが許されるわけないよね、当たり前じゃん。アサが聖人すぎるよ。こういう寄生して良いところだけ持っていこうとするヤツがいちばん無理だわ。
神谷さんの声色は00年代を感じさせるアニメってこともあって、落ち着きのある雰囲気からも夏目貴志過ぎました。懐かしいなぁ。3月14日に向けて、少しずつ見ていくとするか。にしても、エンドロール長ぇし見にくいなぁ笑
ドルビーシネマで観たい
〈あらすじ〉
妖を見抜く男「薬売り」がやってきた城下町では「大餅引き」なる行事を控えて大賑わい。同じとき、大奥で雇われた2人の美女「アサ」と「カメ」が天子様に仕えるべく故郷からやってきた。
しっかり者のアサとドジなカメは大奥の業務に振り回されていた。ある時、突然大奥から消えた「北川」という女中が消えてしまった話を聞いたアサと、怪しい臭いを嗅ぎつけた薬売りはこの大奥のおぞましい怪奇現象に巻き込まれることになる。
ほぼ初見です。でも1話完結でわかりやすいし、アニメーションも斬新で迫力があった。演出に関しては歌舞伎に近い描写で見ごたえがありました。色使いもカラフルなのにストレスを感じない。そして、大奥の女中たちが毎日飲む水にあんな恐ろしい秘密があったなんて・・・。台詞ではなく、画で伝えるストイックな表現に感無量しました。
極彩色がもっと、、
TV版のアニメが好き。
色の使い方、毒気があって、彩度、明度のバランスが好物でした。
今回もしっかり派手めの色なのですが、少しきれいすぎるかも。上品?出来れば毒がもっと欲しい。
ストーリーは内容はわかるけど、やっぱりもっと人間のドロっとした暗い部分が多いほうが好物です。
薬売りのモノノ怪対応の無駄な説明がないのは良かった!!
エンディング
必要なのはわかるけどちょい長い。あのシーンにオマケあると嬉しいかも。
残念、、映像が目まぐるしすぎ。
普段アニメを見ない者ですが、これはたまたまアニメ版を見て世界観に大変引き込まれて、劇場版を見に行った者です。
アニメ版らしい独特な雰囲気を期待していましたが、
映像のカラフルさや美しさはありますが、
とにかくカットが目まぐるしいのと、アニメ版で見たあの独特で不思議で妖艶な空気感、セリフの間や静寂さがほとんど失われていて終始騒がしい感じで、畳み掛ける映像や会話のやりとりに観ていて疲れてしまいました。。。
内容も分かりにくいかも。最後のオチが分からず、、、
期待していただけに残念。
次回に向けて改善されますように、、。
演出が目的になってしまっているように思う
化け猫、モノノ怪でお馴染みの特徴的な演出(構図、色彩、カット割)は楽しめましたが、
このカット割のテンポに引っ張られているのか、構成や登場人物の心理もぶつ切りになっており、感情移入が困難でした。
パンフレットで読む分には、登場人物の設定や関係性は複雑でも難解でもないのですが、本編では妙に複雑で錯綜しています。
カットを細かく割るとリズムが出て「退屈させない、興味を持続させる」という効果がありますが、
この映画では「テンポ自体は同一、1時間以上ぶっ通しで画面を見続ける映画という媒体」という状況のためか、逆に退屈を呼び起こされるという現象が起きているのが興味深かったです。
過去作にはちゃんと意図した緩急や間があったので、なぜこんな止まることを許されないマグロのようなことになってしまったのか不思議です。
映画化のチカラの入れどころ
テレビアニメは視聴したことがあるのである程度理解しているつもりで鑑賞しました。
動く絵画のような独特の世界観と得体のしれない不気味さがウリだと思うのですが、映画になったことで少し変化が見られました。
まずは派手でよく動く。
手数が増えたのがよくわかる部分です
声優も豪華でその演技力は非の打ち所がありません
ストーリーも後半盛り上がり型なので悪くはありませんでした。
一方気になったのは、そのよく動く作画のおかげでよりアニメ的になり、画面にテンポが生まれてしまったこと。
これにより見ている私はストーリーにもテンポを求めてしまいました。でもストーリーのテンポ自体はテレビアニメ版と同等だったと思いますのでそこに欲求との乖離が生まれてしまいました。
これは個人的なものなので気にならない方はぜんぜん気にならないとは思います。
他のアニメとは完全に一線を画しますので興味ある方はぜひ鑑賞してみてください
劇場で観てこその作品
TV版はあえての未視聴。正直なところ、劇場版で初めて触れてよかったと思う。先入観がなかった分素直に観られた。
確かにわかり易い作品ではない。しかし、「あー楽しかった!」で終わってしまうものではないからこその面白さがある。制作側の方々が、一コマ一コマに意味があると仰っていたので、色々考えながら観ているとあっという間にエンディングも終わっていた。エンディングも何故あのタイミングで変わるのか、どういう意味があるのか等、色々な謎がこの先の二章三章で明らかになっていくのがとても楽しみだ。
映像は見事と言う他はないが、
ストーリー的には、途中まではなんとなく追いかけられたが、大奥に薬売りが入り込んで暗躍するあたりから❓となってしまった。そこが残念🫤
でも、実力のある本職の声優陣がアフレコしてくれると、こんなにも作品が安定して見られるとは。やはり人気があるからと、流行りのアイドルや俳優、芸人に演らせるのはアカンなぁと。
ごちゃごちゃしすぎて伝えたいことが分からない
本編89分の中にとにかく内容を詰め込んでいて、正直理解が追いつかなかったです。素晴らしい絵と音に魅了されてるうちにストーリーが進んでいて、思い入れもないままラストを迎えてしまいました。エンドロールが長すぎます。
お久しぶりのモノノ怪でした
アニメシリーズが大好きでした。今回の映画化にあたっては、アニメシリーズから年月が経ちすぎていたり、某騒動による延期があったりと不安な気持ちも持っていました。そんな中観に行った今作でしたが、正直に言って期待以上でした!!
パワーアップした圧倒的な映像美、小気味よく凝った演出、新しい薬売りさん。
テーマも今どきっぽく、新たに開示された設定も物語にきれいにハマっていたと思います。
初めての方も楽しめるバランスになっていたのではないかと。
ちょっと「これはどうゆう比喩だろう」などと頭の回転が追いつかない箇所もありましたが、これは3部作が終わったら後々わかっていくのかな…と思っています。
次作も楽しみです!
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