「異界のモノノ怪」劇場版モノノ怪 唐傘 @花/王様のねこさんの映画レビュー(感想・評価)
異界のモノノ怪
題材が大奥だったので女同士の因縁や男女の違いで子どもを間引いたり、裏で暗躍する政治の汚い部分を描いたりするのかと期待していた。
蓋を開けてみれば、別に大奥が舞台でなくても良かった。
武家の家に奉公に来た娘2人でも話は成立する。
本作で肝となる人物がモノノ怪になったいきさつのインパクトも薄かった。
今までの自分を捨てるって話なら、現代でも女性なら結婚をするときに生まれた時の名前を捨てて結婚するひとがほとんどだし、自分のアイデンティティなんて昔の人からしたら押し殺して生きていくのが常識だったし美徳だ思うからそれが根底ですって言われても共感できなかった。
薬売りの声優さんが不倫騒動で櫻井孝宏さんから神谷さんに変わって、それは仕方ないことだと思うけどやっぱり薬売りは声が命だったんだなぁと。
櫻井さん版薬売りはなんかこう、モノノ怪になってしまった経緯を知って「許せよ。」と哀れみを持って退魔の剣を抜いている気がした。
神谷さん版の薬売りはどちらかと言うと生きる物のために退魔の剣を抜いているような気がした。
退魔の剣が64本あると本作で語られたので少なくともあと62人は薬売りがいるのかぁ。
本作もきっとあと2作は作られるでしょ?
映画が売れたらアニメ復活するかな?
そしたら毎話ごと薬売りの声優さんを変えてみたら面白いよね。最終話だけ、櫻井孝宏さんカムバックで化猫にちなんだ話にするの。
と、徒然に語りましたが要は櫻井孝宏さん版の薬売りで観てみたかったと言う感想でした。
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