ザ・メニューのレビュー・感想・評価
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面白い
高級レストランに行った時に、ある種の居心地の悪さを感じたことが誰でも一度はあると思う。
何この気取った店構え?何この少ない量の料理?何あの偉そうなシェフ?なんか料理の説明がメチャ長いんですけど?
その不快感を究極のブラックユーモアで表現した、ホラー?サスペンス?映画。めちゃくちゃ面白かった。
こんなレストランありえへんやろ!等のツッコミはさておき、1つ1つの展開(メニュー)がいちいち不穏でゾクゾクする。そして悔しいけど美味しそうなんだよな。ニコラスホルトの語りがいちいち耳障りで、そうそうこういうヤツ嫌われるんだよなポジションが良い味出してる。結局メニューをひと口も食べなかったマーゴの、最後の機転の利かせ方も良かったな。
途中からかなり展開が読めてしまう
最初から主人公と同行する男の知識のひけらかしがうざい。この映画のテーマである傲慢な金持ちや食通へのヘイトという点で、この男はとても良い役回りであった。
数々のレストランを酷評し、追い詰めたことを誇りにすら思っていそうなグルメライター、金持ちの部下だからと横柄な態度を取る男3人、過去の栄光に縋る落魄れたベテラン(笑)俳優。彼らが自分たちの行いを反省し、粛清される様は見ていて変にスカッとする。
この日のコースのテーマや最終目的が途中で明かされてしまうため、どうなってしまうんだ?!というワクワク感はあまりないどころか、こうなるんだろうなと大体予想がついてしまう。その描写に衝撃は受けるが、顛末が予想できてしまう点で意外性はなかった。思っているよりベタな映画かも。
ホラージャンルでよいかも…
俳優が豪華すぎる
設定ばっかり一生懸命考えて人物描写とか背景とかをまったく無視した安映画ありますね。私は見ませんね。だけどこれだけのまともな俳優が揃ってるとちゃんとした映画なのかなと思って見ちゃいますね。ニコラス・ホルトいくらグルメオタクでも殺されると分かって来るか?そこまでするのを観客に納得させるほどの人物描写が足りてないわけよ。アニャは高級コールガールなわけでしょ?シェフはなんでそこまで買いかぶるの?ここも裏に何かあるなら納得できるけどそんな背景は一切すっ飛ばすから、一般的に低く見られる職業の人を重用してる、ね?私達ってスゴイでしょ?と製作陣が言ってるだけにしか取れない。質の悪い映画でした。料理は美味しそう。
過ぎたるは…
梅干し 梅干し
選民アニャ
狩られる招待客とグルメ社会風刺と、じっさいのシェフによって監修された料理がでてくる饗宴の饗を狂と変換したい感じのホラーコメディ。
すべてが破滅へ向かっていくのが解ってもアニャテイラージョイが助かるのはなんとなく解った。
そんな選民な空気感がある俳優なのを再確認した。
アニャテイラージョイは外見にも物腰にも達観がでる。達観しているのかはわからないが達観がでてしまう。
かえりみてじっさいウィッチもスプリットもサラブレッドもチェス天才少女を演じたドラマもテイラージョイのフィロソフィカルな見た目によって配役されたわけだった。
人生を周回したような、なんか持っている気配がテイラージョイの俳優価値を青天井にしている。どう見てもすごく助かる価値のありそうな人だった。
逆にニコラスホルトは単純な青年を演じて好演だった。
MadMaxFuryRoadのNuxとおなじようなキャラクターで、かえりみてホルトも“短慮な好青年”を演じさせたらピカ一だと思った。
マーゴット(テイラージョイ)は金持ち相手の娼婦。
いわゆるエスコートガールでお金で恋人役もやる。
仕事中顧客をみつけてあせるが、招待された食事会はそれどころじゃなかった。
が、バーガー店スタッフから出発したシェフ(レイフファインズ)の原点を突くことで彼女は脱出に成功する。
ただしその経緯はドギーバッグ文化がなく「申し訳ございませんがお料理のお持ち帰りはご遠慮いただいております」とか言われちゃう日本人には解りにくかった。
生き残った彼女は船上で“最高のチーズバーガー”をかじる。
テイラージョイは1人でその他全員の破滅を中和しちまう。w。
情報によると当初マーゴット役はエマストーンがオファーされていたそうだ。監督もThe Descendants(2011)のAlexander Payneがやる予定だった。巡って、この布陣になったがImdb7.2、RottenTomatoes88%と76%、いい結果になった。
脚本家の述懐によると新婚旅行中におとずれたノルウェーのレストランCorneliusでの思い出がもとになっているそうだ。本島からのボート代と食事代が込みで割高価格だが口コミは良好だった。て、なんで口コミ紹介してるんだかわかんないが。
レグイザモもでていたがあまり光らなかったな。レグイザモはいい役やるときすごくいいんだ。
手抜きなのか雑なだけなのか、はてさて
なんか観たこと有るなあという既視感がありましたが、そう、これは出来の悪い「ミッドサマー」でした。
・設定がよくわからない。全体的に説明不足。いや、一気に説明するようなところもあるのですが、早すぎてよくわからない。
・来店客をシェフが選び、その客達にあったメニューを作る、が、コンセンプトですが、なんで、彼らが選ばれたのかよく分からないというか分かったような分からないような・・・。沸点が低くて執念深いの?
・本来、料理、じゃないものが混ざってるw
・スーシェフはじめスタッフが機械仕掛けなのはいいのだけれどその源泉はなんだろう?
・役者陣に不満はない。むしろいい。こんな演出、編集なのになあ。逆にすごい。
・アニャテイラージョイ、横顔がきれい。そして、相変わらず目がでかい!少女漫画並!
予告ティザーみて期待していたんですが、なんだこりゃ?ということでした。
淡々と進む
結論から言うと、理解が追いつきませんでした。
登場人物の中に共感できる人間がいなかったので、各々の心情を理解するのに時間がかかります。
さらに、後半になるにつれ予想だにしない展開が続き、置いてけぼりな感覚を味わいました。
ずっと俯瞰して映画を観ていたような気持ちです。
作品に没頭するタイミングを失いました。
映像はとても綺麗でした。
ただ、料理がアップで映されても色味が美味しそうには見えない。
映画の内容としては正しいことと思いますが、食いしん坊の私にとってはそこがつらかったです(笑)
ラストも、練りに練られた結末であるようで、投げやりで雑に締めたような感覚もあり。
個人的にはモヤモヤしました。
ただ「お金を払ってまで観るべきではなかった」という気持ちにはなりませんでした。
勉強になりました。
最後のメニュー
世界的に広がるグルメブームを揶揄しているストーリーになっているが、ホラーコメディというジャンルの映画だけあって、話の展開が現実にはあり得ないようなバイオレンスシーンなどが続き、連発されていくにつれ興ざめしてしまったというのが正直な感想である。でも、目力のある主演女優のやさぐれた美しさ、ポーカーフェイスの主演男優の得もいわれぬ不気味さなど、豊富な人材がいるハリウッド映画ならではのキャスティングの妙があり、 以前観た『ボイリング・ポイント』とは違うスケールの大きさを感じた。(話の内容は『ボイリング・ポイント』の方がいい。)製作費もおそらく結構なもの で、内容は大衆受けするとは思えないが、全国ロードショーをしなければ採算が取れなかったものと思う。グルメといっても食事とはお腹が満たされなければ意味のないもの、主演女優が最後に食べるメニューには、この映画を観た人すべてが食指をそそられ、納得がいくのではないか。
気味の悪さがよい
なんてめんどくさい店!笑
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