ザ・メニューのレビュー・感想・評価
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絵文字は食べられないよ
離島にある予約の取れない超高級レストランで巻き起こる不穏な話。
1人1250ドルという豪華なコース料理にワクワクがとまらず、到着前からウンチク垂れ流しなテイラーと実は代打だったマーゴ他、全11人+1の客にエスカレートしていくサプライズメニューが振る舞われて行くストーリー。
お値段のことや能書きや有り難がり方から、これはレストランがスノッブな客を揶揄する感じ?という印象に始まり、いざコースが始まってみるとやっぱりねぇ~、まともなのはマーゴだけ?
なんて思っていたけれど、それでも感じる違和感…からの、えっ?個人情報ダダ漏れ?そして!!!
揶揄に加えてなんだそれ!!は流石に予想外だしなかなか面白かったけれど、それがわかってしまうとそれをみせていくばかりでちょっと物足りない。鬼ごっこもなんか意味あった?
そしてこの言い分だとシェフはあの2品目はガチってこと?w
ラストに向けては切っ掛けこそ強引だけど、一応スジは通して成る程ね。
作る側もいただく側も素直に心のままにってことですかね…おっと自分のレビュー大丈夫か?w
怖いレストラン
メニューが順番に追うごとに死への恐怖。
ミステリーなサスペンス映画だった。
ちょっと痛々しい目を背きたくなるシーンもあり。
まあまあ不気味怖い。
予想より面白かった。
最後、彼女だけどうして逃げられたんだろうか。
バーガー辺りちょっと気を抜いていたら把握逃してしまった。
エスプリが効いている
立場や関係性という構造を背景に、自分の「ホーム」へ招き入れた客人に対してほぼ「一方的な」力関係で恐怖を煽る「ゲーム」は、この手のジャンル映画にありがちなアイディアよりも、よりエスプリが効いていて刺激的です。
そこはやはりレイフ・ファインズの何を考えているかを読ませず、さらに有無を言わせない威圧感のある「無表情演技」が効果的なのだと思います。
そして、それに対するアニヤ・テイラー=ジョイ。彼女が演じるマーゴはアニヤ自身とも印象が重なる、まるで「当て書」されたようなキャラクター。潔い「自分ポリシー」を貫く言動でレイフ演じるジュリアンとの対立するマーゴは、度々揺るがされそうになっても「我に返り、そして開き直る」様がかっこよく、ジュリアンを動揺させるのがなんとも気持ちいいです。アニヤ、素敵過ぎ。
さらに、度々の「水を差す」言動のニコラス・ホルト演じるタイラーが、観ている我々をいい意味で「イラつかせて」くれます。彼はホントに何やらせても巧いわ。
果たして、ここまで書くと「どんだけ面白かったんだ?」と思われるかもしれませんが、これが不思議なことに私の評価は「面白いけど、ま、想定内」な印象。でも、見方を変えればこのジャンルではよく出来た作品と思える分、評価の度合いは「出来云々とではなく私の好み」の問題かと思います。
では、皆さんにお勧めするか?と聞かれれば、サーチライト(ディズニー)が配給なので割と早くDisney+で観られるかもしれませんね。。。ま、先週に続き今週も良作の公開がひしめき合ってますので、皆さんは観たい作品を是非。
ちなみに、本作公開初日のTOHOシネマズ日本橋(19時15分)はまぁまぁの客入りでしたよ!
Last Night in ホーソン
メニューの献立通りに全て決まっていて、レストランの狂気からゲストが逃げられない怖さがありました😨
映画の前半はレストランの全貌がわからない不気味さがあり、後半は誰も逃げることが出来ない恐怖がありました。
終盤で無線通報を聞いて来てくれた隊員もレストラン側の人だったときの絶望感が半端なかったです…
もう少しゲストが協力して脱出を頑張って欲しかったのと
主役のカップルはなんとか生き残って欲しかったです。
映画の笑える箇所の中で
パンのないパン皿が個人的に好きでした笑😂
ある意味で珍妙で人を選びそうだけど、真面目に作られたと思われるところも多々。
今年333本目(合計608本目/今月(2022年11月度)20本目)。
結構ここでは評価が割れているみたいですね…。
予告編その他からなどからでは、「あるツアーで超豪華レストランに行ったら、そこのシェフ長と料理人たちが何か悪さをたくらんでいて…」みたいなストーリーに「だけ」見えますが、本編はそれは当然そうであるものの、結構あれこれ仕組まれています。
結局のところ、シェフ長の方の言い分はおそらく「高級食材の(貧富の差から生じる)極端な「食べる権利」の偏りに対する憤り」、あるいは、「シェフ長(あるいは、高級レストラン)とて、お金さえもらえれば何でもかんでも言い分をきいてもらえると思ってはいけない」、または単に「個人的なうっ憤がたまりすぎ?」等いくつか考えられますが、映画の中ではどの解釈も可能と思います(よって、この点は見られた方個人で解釈が異なるかな、と思います)。
一方で、「趣旨が若干よくわからない」タイプの映画である割に、出てくるそれぞれの料理に対して「料理映画」並みに細かい説明が英語で説明がある(もちろん、日本語訳もある)など「妙に変なベクトル」な映画で、おそらくそういう部分も含め、いわゆる「ブラックユーモア的な部分」も「程度の差はあれ」こめられたのではないか、という印象です。特に他の方も書かれている通り、「まともな料理」は大半出てこないのに、最後に出てくるチーズバーガーが一番おいしそう(日本で頼むと2000円くらいとられそう、いわゆるハンバーグ専門店などでしか食べられないタイプのもの)など、妙な突っ込みどころが多いです。
なお、一部、法律ワードが飛んできますが(お店の所有権を譲ってもらっただの何だのという話)、それは結局(日本でいえば)民法177条の話で、これをまともに解釈すると映画として成立しなくなるので(かつ、アメリカ映画なので日本民法の解釈通りとは限らない)、この一部の法律ワードは飛ばしても構わないのではないかと思います(それはストーリー上のポイントになっていません。これがストーリーのポイントになっていると大減点を免れない)。
採点に関しては下記を考慮しています。
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(減点0.3/やや「ジャンルだまし」という批判は免れない)
・ まぁ、予告編から「ある程度、ミステリーものかな?」という点はわかりうるし、ここでもさんざん酷評された「さすがに想定不能が過ぎる」という「「それ」がいる森」レベルでは到底ないものの、「おいしい料理を堪能できる映画」でもなければ、実は「ミステリーもの」とも言えない(ミステリーとホラーを足して2で割ったような感じ?)という部分はあります。
ただ、「一応推測はできる範囲」ではあるし、結局「ジャンルだまし」系での減点は、ここでさんざん酷評されまくった「「それ」がいる森」がどうしても基準のひとつになりますが、それと比べればどうみても「ジャンルだましの減点幅」はこの程度にすぎません。
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まぁ、多くの方が書かれている通り、「帰りに(2000円くらいする、いわゆる超高級)ハンバーガーを買って帰りたいな」という感想は多かれ少なかれ持たれるという点は賛同できます。
まあ怖いですね~という淀川長冶さんの解説が聞きたい
予告編を何度も見せられてどうなるのか気になって仕方なく公開初日に行ってしまったのだからまんまとしてやられたというか予告編で見た通りの展開で逆に「えっ」そんなことでいいの?まんまですか?という感じ。内角をえぐる直球を見せといて次にチェンジアップをはさむものの最後は外へ逃げるスライダーだろうと思っていたら裏の裏内角のどストレートであっけにとられる。サイコパスカリスマシェフのグルメサスペンスホラーでありそれが全てなのだがシェフ役のレイフ・ファインズが見事でそのご高説の説得力たるやああ私が悪うございました黙って頂きますとひれ伏してしまうことである。チーズハンバーガーが美味そうでたまらない。
そこまで過激にする必要はあったのか?
ステータスだけにこだわって料理を味わおうとしない金持ちに対するシェフたちの不満は大いに理解できる。
しかし、だからといって、あれだけ酷いやり方で仕返し(復讐?)をする必要はあったのか?
また、あれだけ多くの料理人が、自らの命を犠牲にしてまで、シェフの企みに加わるものだろうか?
これだと、カリスマ教祖に率いられた新興宗教が引き起こした事件を見ているようで、鼻持ちならない金持ちに対する反感よりも、シェフたちの異常さに対する違和感や不快感の方が強くなってしまう。
わざわざショッキング・ホラーにしなくても、「懲らしめる」程度のお仕置きにしておけば、もっと共感できたように思うし、チーズバーガーを作ったシェフが、「美味しいもので人を幸せにする喜び」を思い出すという話だけで、十分に感動的で後味も良い映画になったのではないだろうか?
物語の背景を想像するのが楽しいサスペンス映画
マーゴ(アニヤ・テイラー=ジョイ)とタイラーが孤島のレストランで、有名シェフの料理を味わう所から始まる物語です。
ホラー映画と勘違いしていました。サスペンス映画ですね。なので、恐怖感は少なめです。
物語のキーとなる場所は、シェフの部屋にあるようで、物語の背景を想像するのが楽しい映画でした。
狂気のある料理をユーモアに披露する独特の世界観が素晴らしいです。
物語の掘り下げや盛り上がりに欠けますが、芸術的な世界観で上手く補っているように感じました。
え〜ん、痛かったよ〜
人によっては物足りないかもしれないけど、もっと「想像力」で怖がらせる作品かと思ったよ〜
(その辺はジャパニーズホラーに勝てないな、フッ)
いやこれはホラーなのか?
サスペンスなのか?
ツッコミどころというか謎の回収が無かったし、もう少しスカッと納得いく切り抜け方を期待しちゃったので、星少なめだぃ。
料理は残さず食べようっと!!
レストラン版ミッドサマー
ノープって言う映画と同じく、予告編で内容がはっきりしない映画だったので、鑑賞してみましたが、
思った以上にマイルドで、美しく、引き込まれてしまいました。
過去にアレコレあった一流シェフがぶっ飛んだコースを悪い富豪達に(一部例外あり)おもてなし(おみまい)する話でした。
最初、お金払ったにも関わらず、大泉シェフみたいな感じにおみまいされてしまうなんて..,(水曜どうでしょうネタすみません)
って思っていたのですが、集められた富豪達の裏を見てみると、こうなるのも当然なのかなぁって。
全体的に雰囲気は素晴らしいです。
出てくるグルメもよく、音楽もよく、ブラックユーモアもよく、良い感じの静寂と波乱が上手く対になっていて、その波乱のシーンが起こるたびに、アドレナリンがより出ました。
ですが、謎が残るシーンは多めでした。
シェフの目的が曖昧のまま。
シェフがタイラーに言った言葉。
チーズバーガーを注文して生き残ったマーゴは説明不足で何故なのかよく分からなかった。
男達に鬼ごっこさせた意味とは?(確保されても何もされないのは予想外だった。最後の1人に料理を差し上げたのは笑った。)
伏線を張っていても、なんか回収してない感じもなんかねぇ...
なんか雰囲気やシェフがおもてなすメニュー内容、ラストを見てて、ものすごくミッドサマーだなぁって思いました。
ミッドサマー好きな方はオススメかも?
R-15にしてはグロさは控えめ、ですがリアリティがあるので、無駄にゾッとしてしまいました。
見終わった後のなんとも言えないけど、強烈に印象に残る感じは最高であり、
非常に良質なサスペンススリラー?映画だと思います。
また見たいです!
感想は濃い味でした
予告編など事前情報もないまま、ふらりと鑑賞。
料理ウンチク話かなと思って見ていたら、いきなりR15+。次から次へと濃い味の展開が早く、一気に見終わりました。
真面目なシェフの料理はきちんと味わって食べましょうに尽きます。
作品中の料理て唯一食べたいものはチーズバーガー、美味そうでした🍔
マクドナルドのプロモーション
シチュエーションホラーってやつですかね。
もう少し意外性?というか緩急があればなと。。。
最後のチーズバーガーを焼いてるシーンはマクドナルドのCMかと思ってしまった。
映画終わって食べたくなる人いるのでは?
ジョン・レグイザモさんを久しぶりに観た気がします。
シュールなアート系グルメホラー(なんのこっちゃw)
まぁ…面白くないわけではないんだけど。そもそもそこまでやるサイコパスなシェフやスタッフの動機や、事前にシェフと連絡取り合ってたウンチク兄ちゃんの首吊り自殺とかw、今ひとつ解せないことが散見し、僕にはなんとも消化不良な一品でございました。
要は難解なシュールでアートなグルメホラーってことで無理くり納得して了。
あ、出てくる高級な料理がちっとも美味しそうでないところが笑える。唯一美味そうに見えたのは最後のチーズバーガーだけww
鑑賞後はしっかり満腹になる辛辣な社会風刺が隠し味の不条理グルメスリラー
専用の船がないと渡れない孤島にある超高級レストランでお一人様1250ドルのディナーの予約が取れて浮かれるタイラーは浮かない顔のマーゴを伴って島を訪れる。カリスマシェフのスローヴィクと統制の取れたスタッフが次から次へとふるまうメニューは奇想天外で美味。すっかり有頂天になったタイラーだが、マーゴはレストランに充満している不吉な空気に気付いていた。
『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』や『ドント・ルック・アップ』といった鋭い社会風刺で爆笑と失笑を誘う確かな手腕がトレードマークのアダム・マッケイが製作総指揮の作品ということで、やはりそういうテイストを期待していましたがそこは期待通り。そんな影響は濃厚に感じられますが監督のマーク・マイロッドの演出は個性的で、観客の食欲を掻き立てるかのような優雅さを纏ったメニューもしっかりと見せてゴージャスさを際立たせ、社会風刺が後からガツンと効いてくるようにブラックユーモアや凄惨なカットも絶妙に出し惜しみしています。全てのキャストが絶妙ですが、やはりマーゴを演じるアニャ・テイラー=ジョイの凜とした美しさが傑出していて、タイラーを演じるニコラス・ホルトのとぼけた演技と不協和音を奏でてサスペンスの陰影がより鮮明になります。
鑑賞後の余韻はコース料理を食べ終わった後のそれに非常に良く似ているので食欲が満たされてしまいました。
全282件中、261~280件目を表示