カラオケ行こ!のレビュー・感想・評価
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大坂ナンバー303 26-181黒のセンチュリーにご注意
ヤクザの若頭補佐・成田狂児と合唱部部長の男子中学生・岡聡実、接することがあり得ない二人が、実に他愛なく、くだらない動機によって歌唱指導の先生と生徒になって絡んでいく話ですが、どう考えてもそもそもの設定が無理くりであり、その後もかなり強引にスジが進んでいきます。
舞台は大阪郊外の住宅街です。
ともかく話が込み入っておらずシンプルな枠組みのままに、コミカルなヤクザ像を置き、登場人物が最小限に絞られ、而も性格も皆単純なので、観客には各々のキャラクターが分かり易く、自然に感情移入していきます。
その核心は、狂児と聡実の二人の会話でしょう。狂児の慇懃な話し方に対して、聡実の恐々と一言二言のみ発するぎこちない会話は、非常に間怠ろっこしいのですが、なぜか引き寄せられます。やはり大阪弁の二人が会話し続けると、老若男女問わず、自然にボケとツッコミが生まれ漫才のように聞こえてしまうせいでしょう。聡実のたどたどしい話し方は、結果的に上手く“間”の取られたボケ芸のように見えます。
また映像のカメラワークが、変な寄せアップが殆どなく、手持ちカメラは使わず、ほぼフィックスで撮っており、長回しも多く、とにかく変に凝らずオーソドックスな映像で作られているのも、観客が落ち着いて観ていられた要因です。
但し、細かい仕掛けが随所にあり、あちこちに伏線が張られています。しかし伏線に気づかなくとも話は分かり易いので、支障は全くありません。
中学の「映画見る部」、この存在そのものが不思議ですが、そこで男子中学生二人が並んでVHSビデオ観賞するのが『自転車泥棒』『カサブランカ』といったモノクロのクラシック洋画の名作です。
そして鮭の皮のアップ映像の長回し、そこには深い愛が詰まっています。
所々で笑い、その後で手に汗握り、また笑い、そして笑い、少し泣かせる、映画の娯楽三要素(笑う、泣く、(手に汗)握る)を兼ね備えた作品といえます。
ただあまり映画的なスケール感はなく、せいぜい半径1km圏の世界での出来事を、面白おかしく小ぢんまりと描いているに過ぎません。その点では映画館で観る映画としては評価し辛く、寧ろTVドラマ向きかもしれません。
大阪を舞台にしながら、大阪では一切撮影されていないようですが、いずれにしても大阪303の26-18ナンバーの黒のセンチュリーには近づかないようにしましょう。
シティーハンターを見るために入ったNetflixで見ました。夏休み...
安定の野木亜紀子脚本作品
原作の漫画を読んでから鑑賞。映画鑑賞部(?)や他の合唱部員との関係性など、原作にないエピソードも入れて、話が膨らませてあったが、原作の面白さを損なわせず、膨らませ方が実によかった。安定の野木亜紀子脚本。歌のうまさや下手さは漫画では想像するしかなかったが、映画では実際に歌われるのでより具体的になって、しかもそれが原作のイメージ通りで素晴らしかった。選曲がいい。聡実くんがヤクザの歌を酷評するシーンもキレがあった。
X JAPANの曲は聞いたことがなかったけど、サビのメロディには聞き覚えがあった。甲子園のブラスバンドで演奏される曲だった。歌詞の内容が野球と全然関係なくて、なんでこの曲がバッターの応援に使われるのかは謎だけど。聡実くんが変声期の辛さと向き合って必死に歌う姿は確かに胸を打つものがあった。映画ならではである。
これは歳の差ブロマンス映画ですな。 ヤクザと中学生とか大丈夫?!危...
紅だあああああーっ!もうええわ
チャーハン1つ。あとは愛…コメディ部分がちゃんと終盤のドラマにつながって生きてきているから、日本の多くの悪い"コメディ映画"みたいに脈絡のない印象を受けない。そして、最後は変わりゆく街を胸にちょっぴりエモい。
山下敦弘 ✕ 野木亜紀子 ✕ 綾野剛 = 勝利の方程式。「MIU404」に続いて野木亜紀子さん脚本作品で、綾野剛のノリノリな好演がまたしても光る!俺はこんな男だが、こんな狂った世の中を見過ごせない。君の歌声に乾杯。紅という選曲然り、『自転車泥棒』など昔の白黒名作をVHSで見ては巻き戻せないというのは、二度とやり直せない青春というものを端的に表しているようでよかった。
凸凹ミスマッチはいつも好タッグ。愛が足りへんのや、愛やで〜愛。米津玄師主題歌が続いていた野木亜紀子さんが書くから生きてくる"三代目米津玄師"。悩める年頃の夢か幻か?チャーハン2つ。あとオレンジジュースな。…おったやん。
掛け持ち幽霊部員制度
はぁ、学校でやらしい!
バディものでありコミカルに成長と展開にドキドキする
紅で泣くとは思わんかったぞ
ヤクザと中学生?
そしてカラオケに行こ!
って
映画だからいいのかな?
でも想像超えすぎでしょ
ヤクザが組長の誕生日会でカラオケ大会?
あんないかにもヤクザですと言わんばかりの怒鳴り散らし方、演出がなぁ
関西人の自分にとっては、関西出身でない俳優がイントネーションをうまくなぞれるかが一番気になる
が、誰一人脱落者がいなかった事はキャスティングとして褒められるし、その俳優たちの実力に脱帽
坂井真紀さんもすっかり話せるようになった
テレビ版の八日目の蝉の時は酷かった、聞けたもんじゃなかった印象しか残ってない
芳根京子さんは東京出身なのにさすが朝ドラでしっかり身につけただけある安定感
そして聡実役の子、お見事です。
年頃の子供を持つ親父
自分の青春時代の歌、街の雰囲気&流れ、誰もが通る生理現象からの青春時間、などなど、からの自分の目線と、
大学、高校、中学の3人の子供の目線とをかけ合わせて、
気持ちの良い泣き笑いができました。
今日も1日頑張れそうです!という映画。
今度、家族で鑑賞トライしてみます!
変な映画
CMでは合唱に魂を捧げている毒舌の子供と、軽い気持ちでカラオケ指導を頼んだ荒くれヤクザのコメディかと思いましたが、子供は普通にビビりでヤクザは中途半端に普通のサラリーマン臭かったり父親みたいだったり、二人の空気はどこかBL感もあり…中途半端の集大成。
作品全体に妙な女性らしさが漂っていました。
ほんのり男っぽい空気が混じっているのは監督が男性だからでしょうか。
しかし基盤はボーイズラブ的空気感な気がしました。
例えば北野武のヤクザ映画のようなアグレッシブさは当然無く、振り切ったコメディも無く、いまいち楽しみどころがはっきりしない…終始フィクション臭さが強くて入れない映画でした。
あんまり面白くないまま中盤からどんどん下降して終わりました。
主演が眼鏡美少年じゃなければ倍速視聴の飛ばし見で片付けていたと思います。
変声期って残酷なんだな
予告を見て見たかった映画を飛行機で鑑賞。
思った以上にテンポ良く面白い!
狂児(綾野剛)と聡美(斎藤淳君)のやり取りが良い感じ。聡美役の斎藤君はオーディション?新人? ヤクザにビビって思わず狂児にすがりついてたり、映画を見る部で友達と前向いたままだべってたり(またこの友達の飄々とした感じが良い)、感情をコントロール出来なくて自分でも戸惑ったり、そんな等身大の中学生がとても良く表現されてました。惜しむらくは、変声期でうまく歌えなくなっていく自分への不安や戸惑いが出てくる場面があまりなかったこと。そこから逃げるために狂児に付き合ってるところは出てたので、もう少しその手前があったら良かったかな。
最高なのは北村一輝、橋本じゅん、加藤雅也。加藤雅也のお父さん最悪すぎるけどめちゃいそう。
紅、良い歌だなー
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