カラオケ行こ!のレビュー・感想・評価
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ヤクザとカラオケと青春
原作にはない脚本の質が凄く高い作品。劇中に出てくる俳優陣が全て素晴らしいです。ヤクザが歌下手王にならない為に中学の合唱部部長に助けを求めると言う原作に忠実なストーリーに対して加筆された部分を俳優陣が面白おかしく、時に繊細に演技していて、ちょっと松竹映画の様な、人情味あふれる映画です。「紅」に笑い「紅」に泣く。おじさんからすれば、あの「紅」が合唱曲になる日が来るなんて思わなかったと。合唱部副部長・中川と同部後輩の和田とのやりとりも素晴らしいし、映画を見る部のシーンも秀逸。特に副部長・中川のネイティブ関西弁と演技が光った。応援上映でみんなで声出して「紅」歌えたら★5に変えたい作品です。応援上映会行ってきました!最高です!
爽快青春劇
いーなー。元気でたー。
今の中学生ってこんな清々しいだろうか。知らんけど。
青春劇って自分にはグッとくるテーマ。
人生で青春が一番輝いている気がしてしまう人生でも困るんだけど、青春には特有の素晴らしさがある。若さ、活気、輝き、希望、仲間。
逆に言うとやっぱ実際、大人の社会がつまらないんだよなあって気がしちゃう。
俺も今年50になる。
若い気持ちで20代や30代が羨ましいと思ってしまうしがない中年である。
しかしもう若い人の時代と僕らの時代と、それぞれの人生の楽しみ方があるんだろうな。
俺が生きた時代、その経験や知恵を生かして俺は俺のこれからの青春を生きたい気持ちだ。
因みに俺は来月から透析になり、正社員はリタイアなのだ。
少し落ち込んでいたが元気でたな。
キュンキュン!
紅だーーーーーッ!!!
聡実くん、いいなあ
映画館で笑いを共有
歌によって、原作よりもグッとくる
女の園の星が好きなので、事前に原作を読んでからの鑑賞。
おおむね原作通りに話が進むものの、漫画では表現できなかったカラオケ部分が実写化されることで、上手さ、下手さが際立ったうえ、俳優陣のなりきりで、より作品を楽しめた。
紅を軸として、構築もされ、映画向けに深みが、あるものになっていた。
劇場も笑いに包まれ、後半は思春期とヤクザの人情が絡み合うドラマに夢中になっている感じが伝わってきた。
ただ、話を知ってしまっていたので、まっさらな状態で見られればより楽しめたなー、とは思ってしまう。
原作を読んでいて、よくわからないシュールさに惹かれていたが、実車化されることで、その良さがなんとなく言語化された、嬉しさもあった笑
紅だぁ〜! サイコーだぁ〜!
綾野剛さん復活!
紅地獄。
極道と青春
歌うまい
「紅」で泣けた けど
最大多数の
2024年。山下敦弘監督。大阪で合唱部に所属する中学生男子がコンクールを終えるとヤクザが現れてカラオケに誘って歌のコーチを依頼する。声変わりの悩みを抱える少年は親以外の大人としてなんとなくヤクザと付き合うようになり、、という話。
言い方はともかく脱力系ポピュリズム路線を外さない山下監督らしく、場末のヤクザは昔ながらのこわもてばかりであり、カラオケで歌われるのは有名ポップスばかりであり、中学生たちはキャラを踏まえてふるまう。出会いの場面では雷が光り、山場ではこれまでの回想シーンが現れ、テーマソングは繰り返される。現代日本に生きる最大公約数の人々に理解可能な表象を最大限に用いて、最大限わかりやすくつくられている。冗長でくどいけれども思わせぶりな場面は皆無であり、すべての場面が意味を持って「中学生とやくざ」の物語に奉仕しているので、山場の場面での感動と脱力的展開を誰でも受け取ることができる。
ひとつ必要以上に長いカットがあったのだが、なんだったか。食べ物だったと思うのだが。
めちゃくちゃよかった
実写の邦画作品(現代物)では過去記憶にないくらい最高
※タイトルは個人の意見です
「声変わりに悩む中学生の男子に、ヤクザがカラオケで歌を教わる話」
なんですが、終始間のとり方が素晴らしかったです。
・主演2人の演技がいい
・サブの出演者の演技力がいい
・脚本がいい
・カメラワークがいい
・音楽がいい
「なにもかもがいい」作品でした。
(偏見ですが)特に実写の邦画ってどうも「わざとらしさ」「収集目的の不自然な役者」が目につき「まあこんなもんだよな」「こうくると思った」と思ってしまうのに、この作品は映画を通して「作品の世界に入り込む」体験ができて、近年まれにみる面白さでした。
くすくす笑っていたのに、締めるところはしめて、考えるところは考えて、さらに伏線も、日本の美術も、ヤクザの在り方も、本当にどこを切り取っても面白かったです。
2回目も23日に行きます…。最高でした。
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