「亀から鶴」カラオケ行こ! カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
亀から鶴
クリックして本文を読む
大阪ミナミのヤクザ(成田狂児)が大阪市立森丘中学合唱部部長の岡聡美(斎藤潤)を誘拐。カラオケボックスに軟禁し、歌がうまくなりたいから個人指導してくれと頼む。その理由が親分の誕生日会で行なわれるカラオケ大会で一番ビリになると親分からシロウト入墨を彫られるから。そして「紅」にこだわる狂児の話が。逃げ出して帰宅した聡美がカラオケボックスに忘れていった傘。校門の前に黒のCENTURYを停めて雨でもないのに聡美の亀柄の女物の傘をさして佇む狂児それを見つけて聡美に教える同級生の女子。母親(坂井真紀)に別の傘をねだるが、我慢できるだけ我慢し続ければとそっけない返事。父親が新しい傘を買ってくれたがその柄が。面白すぎ。狭いカラオケボックスで中学生に土下座する強面の組員たちが可笑しい。最後にちょっと出の組長は北村一輝。贅沢な無駄使い。
親分とダブるサブちゃんはそりゃダメでしょうね。
北の漁場、風雪ながれ旅あたりでしょうか。
コミックの映画化。脚本の野木亜希子に期待して鑑賞。微笑ましい学園ものでした。後輩のソプラノパートサブの子の演技がなかなかよかった。芳根京子は安定のお花畑。「紅」の冒頭の英語の歌詞の和訳が素晴らしい。スナックカツ子で組員たちを前にそのシブいセリフ入で披露して組員たちを泣かせてほしかった。おいらも組員のひとりになって号泣したかった。もうかれこれ18年ぐらいカラオケしてないオジサンの感想でワリぃ😎
コメントする