「えいもん観させてもろた。あの曲が頭から離れない。」カラオケ行こ! TSさんの映画レビュー(感想・評価)
えいもん観させてもろた。あの曲が頭から離れない。
採点は非常に迷った。過去のレビュー作との比較で3.5にしようかとも思ったが、鑑賞直後の率直な感想として4.0にした。いい意味で裏切られた映画(2024年映画館鑑賞3作目)。
昨年、映画館で今後の上映ラインナップを見て「タイトルからして面白くない。観ない。」と決めていたのだが、評価が高いことと、私の好きなX JAPANの曲が使われていることを知って、遅ればせながら劇場で鑑賞。上映から1ヶ月近く経つが、席は8割方埋まっていた。
感想だが、予想を裏切る(上回る)面白さ。
■設定とキャラが面白い
原作漫画の作者はどうやってこんな設定を考えついたのか?脱帽である。歌が上手くなりたいヤクザと合唱部の男子中学生の組み合わせとは!そして狂児のキャラ(笑)。こんなキャラ思いつきますか?
■聡実(齋藤潤)と狂児(綾野剛)の演技が良い
聡実役はオーディションで選ばれたほぼ新人とは思えない演技。リアルな中学生っぽさも感じられたし、作中で成長していく姿もしっかりと演じていた。綾野剛はベテランの域に入りつつあるんでしょうね、流石です。個人的には「紅」のまさかの裏声歌唱がツボ(笑)。
■「紅」が良い
X JAPANが好きなので、劇中で何回もこの曲がかかってうれしい。そしてなにより、聡実の歌詞の和訳(関西弁風)。歌詞にピッタリではないけれど、2人の友情、出会いと別れというストーリーの軸になっていた。
脇役(芳根京子や坂井真紀、北村一輝ら)の演技もしっかりしていたし、中学生たちもリアルな感じで良かった。
エンディングのLittle Glee Monster版「紅」も映画にマッチしていて好印象。
My「X JAPANベスト」のプレイリストを車中で大音量で流しながら帰宅。(当然です!)
共感&コメントありがとうございます。
本当に素敵な作品ですよね。今まで「紅」をじっくり聞いたことも、歌詞の意味を考えたこともなかったのですが、今では聴く度に泣けてきます。Little Glee Monster版も心にじんわり沁みていいですよね!
フォローありがとうございます。
私は、10年位前から、キネマ旬報、kinenote、Yahoo映画レビューなどに映画レビューを投稿しています。現在の目標は2回目のキネマ旬報掲載です。こちらのサイトには2022年2月に登録しました。
宜しくお願いします。
本作、斎藤潤と綾野剛のコンビネーションが絶妙でした。
ぶっ飛んだ設定でしたが、ハートウォーミングな作品でした。
ー以上ー
こんばんは。
私は和山やま先生の作品が好きなので本作の映画化は楽しみに待っていたのですが。確かに!知らなければ、このタイトルだと面白くなさそうって思いますよねww
さっき割と大きめな書店に行ったのですが、原作コミックス完売していました!映画もコミックスも人気で嬉しいです♪