劇場公開日 2024年1月12日

「エンドロールは本家が先ず聞きたかった」カラオケ行こ! 梅じんの相棒さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5エンドロールは本家が先ず聞きたかった

2024年2月3日
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鑑賞方法:映画館

自然に声を出して笑ってしまいました。
ヤクザの狂児と合唱部部長ソプラノパートの中学生聡実くんのカラオケレッスンの掛け合い、この二人以外の登場人物すべてのシーンごとの掛け合いがすごくいい。ヤクザ同士、ヤクザと聡実くん、聡実くんと下級生和田くん、副部長中川さんと和田くん、聡実くん家族、映画を観る部など掛け合いがすべてのシーンで楽しいのです。
中学生の部活動の初々しさ、部員の温度差、三人が揉めるシーンは観覧者すべてがまさに狂児の思いと同じだったのでは。
個人的には副部長が特に良い、下級生和田くんをいつも追いかけ、和田くんは先輩の副部長にかまってもらうことで好きになってと面倒見の良い女の先輩って現実でも持てるよね。
そんな全編に渡り素敵な掛け合いがヤクザと文化系の部活部員との無理がある設定を楽しい映画に仕立ててあります。
劇中の合唱もいい、下手なカラオケも味があり良い、残念だったのはエンドロールの紅のリトグリの歌唱。
先ず本家、X-JAPANの紅が聞きたかった。その後で合唱部の紅が良かったなと思いました。
狂児があれだけこだわりを持つ紅の本家を。
リトグリってメンバー入れ替わって聞き応えが無い程度の歌唱力にびっくりしたと同時にバックでコーラスしてる合唱だけで良かったと思ったのは私だけでしょうか。

梅じんの相棒