「知らないオジサンに付いて行ってはいけません。」カラオケ行こ! MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)
知らないオジサンに付いて行ってはいけません。
タイトルで損してるよなぁ、この映画。
コミック原作だから仕方ないのかもしれないが、このタイトルではまるで興味が沸かない。何とかならなっかったのだろうか。
ありがとう、"御守り"さん。
物語は冒頭で30代のイケメンヤクザが15歳の男子中学生(美少年)を強引にナンパしてカラオケボックスに連れ込みます。
はい、アウト。
こうして文章に起こしてみるとまるでコミック原作というより薄い本だな。
まあファンタジーですからね。今日びセンチュリーに乗ったヤクザなんて居やしないし。
こんなアンチヤクザな映画こそ東映で配給して欲しかった。
そういえば昔ヤクザと(大)学生の友情を描いた「さらば愛しのやくざ」っていう映画が有ったな(名作)。あれは完全な東映映画だったけど。
なんかあまり中身に触れてないけど、コレと言って書くこと無いんだよ(身も蓋)。
人生に悩むヤクザと二次性徴に悩む少年がカラオケを通して交流する話だ。それだけだ。
でも面白かったんだよ。
物語は淡白なのにテンポは良くキャラも立ってて観ていて弛れ場が無い。地味に凄いよねこれ。
思えば同監督の「リンダリンダリンダ」もバンド作って文化祭で演奏するってだけの話だが、青春映画の傑作だった。ペ・ドゥナが可愛かったなぁ。
山下監督はドラマ「深夜食堂」でもそうだが、なんて事ない話の中でしっかりとクライマックスを盛り上げるのが上手い。かなりの手腕の持ち主で実はエンターテイナーだ。
似た様な作風の是枝裕和監督とはこの点ではっきりと違いが有ると思う。
(是枝監督のゆる~い感じも好きだけどね)
ひとつ難点を挙げるなら狭い室内のセット撮影が多くて、あまり大スクリーンで見映えし無い事だが、(むろんどんな映画が有っても良い)
「リンダリンダリンダ」とライトなBLが好きな人に、
オススメ。
蛇足
「饅頭怖い」の伏線回収は、ちょっとやり過ぎ。
コメントと共感ありがとうございました。飛ぶ夢をしばらく見ないをもう見ないとのこと。なんで?とはてなマーク一色になりました。謎を残して去る。なかなかです。(笑)
共感・コメント
ありがとうございます。
北村一輝の組長
実はインテリで複雑な思考回路の持ち主・・・
そういう雰囲気は感じてました。
それは聡実へのいじりかたや舎弟(?)への、いびりかたもやや
偏執的で怖かったです。
それでなければ、狂児があんなに恐れませんね。
なんせ、軽いレビューのスタイルなので、すみません。
「陰陽師0」のレビュー、
とても好きでした。
MAKOさん、コメントいただいてまして、気付かずすみませんでした。
そう。絶対原作と同じタイトルにしなきゃならない訳ではないので、工夫してほしかったですね。
映画をそれなりに見る年上の方々に面白いですよ~、と言っても関心ほぼゼロの反応が多くてなぜなのだ?と思ってました。タイトルがダメなのかー。予告編一発で自分は見ること決めたのになぁ、残念