「「紅」が離れない…ぎゅっ。」カラオケ行こ! masaoさんの映画レビュー(感想・評価)
「紅」が離れない…ぎゅっ。
途中で飽きたりすることもなく
あっという間に観終わってしまう
とても良い作品だった。
ハンカチとかティッシュ
絶対あったほうがいいと思う。
綾野剛演じる狂児。
よろぴくとか両手ピースとか。
ふわふわ〜っとした優しくて柔らかい関西弁
やけに色気があって…
「心配やから家着いたらLINEして」とか
付き合いたてのカップルか。笑
LINEのやりとり全部読んでみたい。
合唱部で部長を務めている
中学校生活最後の聡実。
中学生男子に必ず訪れる困難にぶつかり
合唱部の彼にとっては苦しい現実。
補欠をやってくれる男子が現れたことで
掛け持ちでやってた幽霊部員の
映画部に入り浸って愛や大人を知ったり。
食卓で愛を知るシーンが良かった。
最初は渋々とやっていた狂児の歌指導も
ちょっと楽しみながらやるようになって、
そんななかで狂児のオハコである
X JAPAN「紅」を和訳していたのだけど…
これがものすごく良かった。
悲しさや会いたい気持ちを込めて
魂で全身全霊で紅を歌う聡実。
その歌声に胸を締め付けられた。
泣きながら観て、泣きながら聴いた。
ちらっと映る狂児の儚げな表情に
ぎゅっと心臓締め付けられて苦しかった。
ぎゅって。何度でも観たいシーン。
エンドロールが終わったあとも続きあり。
こんな作品…はじめてだ…
「愛」その一言に尽きる。
この作品をきっかけに
齋藤潤くんのファンになりました。
演技も雰囲気も全部良い。
どことなく綾野剛さんに似てます。
まだ16歳…もっと成長するんだろうな。
ふたりの仲良くなっていく過程、
絆が深くなり、愛となり、カタチになり、
なんて素晴らしい作品なんだろうか…と
2回も観てしまった。3回目もあり得る。
2024年まだ少ししか経ってないけど
今年ナンバーワンです(僕のなかでは…!)
続編もあったら嬉しい!!