劇場公開日 2022年8月26日

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「思わず泣いた」シーフォーミー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0思わず泣いた

2022年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 全く個人的な話になるのですが、二日前に警察に助けてもらったばかり。駅構内から乗った(ご乗車とは言いがたい)若者が乗車場所から数十メートル先の目的地から突如行き先を変え、違うところを指定。その直後に窓を開け嘔吐。さすがに近距離でもこれは許されない。クリーニング代を請求するといきなり逃げだそうとし、文句を言い始め罵倒し始める。それでも「払う」と言いつつ、運賃さえ支払う気配がなく、さらに逃げだそうとしたために緊急通報・・・

 停めたコンビニにはパトカー3台、覆面パトカー2台。凄いことになってきた。逃げようとした若者を制止しようとしたためちょっとした暴行もくわえられ、なかなか収まりがつかず、とうとう警察署まで調書を取りにいくことになりました。刑事事件にしても良かったのですが、さすがに面倒なことになりそうなので示談という形になりましたが、警察官、刑事さんにずいぶん助けてもらいました。そして、その男。警察官は「犯人」という言葉を使っていた。というのも、別件で女性に乱暴しようとして逃げた疑いがあったのです・・・そんな酷い酔っ払いだったのか!

 そんなこんなで、映画の中の女性警官のやり取りを見たときに、対応してくれた女性警官を思い出してしまったのです。その彼女が・・・あぁ、涙ちょちょぎれ。

 ストーリーも犯人とのやり取りだけじゃなく、警察通報時間や到着時間という絶妙な脚本。19分はさすがに長過ぎだろうけど、応援がさらに長いことなど郊外での事件が困難であることを痛感。その正義感溢れ、的確に判断する女性警官。しかもアジア系の顔立ち。もう自分の事件のことを思い出さずにはいられなくなった。なので泣けたのです。

 まぁ、犯人が手袋もせずに指紋残しすぎだろうとか、相手が視覚障がい者だとわかったらもっと対応できるだろうとか、簡単に銃が命中しすぎだろうとか、警官がそのまま帰るわけナイことをわからない犯人たちだとか・・・ツッコミどころは満載。しかも、主人公は性格が悪すぎ。ただ、それ以上にアプリ「シーフォーミー」の相手役ケリーの対応が鋭すぎたりするのが心地よかった。TVドラマの「恋です!ヤンキー君と白杖ガール」を見たおかげで視覚障がい者の知識が増えたけど、ソフィーの場合は光がわかる程度の視力。物語にも入りやすかった。しかし、主人公ソフィーにはまったく共感できなかった。

kossy
アンディぴっとさんのコメント
2022年9月4日

kossyさん、大変でしたね。お疲れ様でした。今後何事もおきず、お仕事できますよーに、陰ながら願っております。
この映画では癒されることはないだろうけど、癒される映画でも観て、活力にしてください!

アンディぴっと
りあのさんのコメント
2022年8月30日

共感ありがとうございます。
あの女性警官が殺されるくらいならソフィーが死んじまえ、って思いました。
こんなに主人公に共感出来ない作品も珍しいですよね。

りあの