窓辺にてのレビュー・感想・評価
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今泉力哉監督による傑作!
ユナイテッドシネマ浦和にて鑑賞。
いやぁ~、滅法面白い映画だった‼️
今泉力哉監督&オリジナル脚本で綴られた物語、序盤では「なんか淡々と進んでいくのかなぁ…」などと思っていたら、実に自然な演技(をしているのか演技していないのか微妙な感じ)で至福の時間であり、こういう幸福感を味わいたいから映画館に行くのだ……の典型的映画。
フルーツパフェが食べたくなる映画だが、あまりデカいパフェは食べられないかも…(笑)
本作は、基本的には「大人のラブストーリー」で、フリーライターの市川茂己(稲垣吾郎)の妻(中村ゆり)が浮気しているのを知っているのだが、浮気を知った時に「浮気へのショックや怒りなどを感じなかったのがショック」という変わった感覚に悩んでいた。
……自分が鑑賞前に事前に知っていたのは、ここまで。
出演者に玉城ティナがいるのは知っていたが、17歳で小説を書いて(茂己が冒頭読んでいる小説)『ラ・フランス』なる作品でなんらかの受賞をする会見場面は、なかなか「若いがキレ者」のような質疑応答をする上手さ。
玉城ティナは、やはり今年公開の『グッバイ・クルエル・ワールド』(大森立嗣監督)でのインパクトある存在感も見事だったが、本作ではアレとは違った「マイペースで、笑っちゃうような可愛さ」を見せてくれる。若手女優なので今後に期待。
また、中村ゆりも相変わらず綺麗だが、『黄金を抱いて翔べ』(井筒監督)など多くの映画でも幸薄い女性を演じてきたが、本作でも薄幸な感……(^^;
「長回しシーン」の多用も素晴らしいが「(小津監督のような)切り返しシーン」もある。
また、面白い物語にもかかわらず出演者が淡々と演じているあたりの演出も、今泉力哉監督の手腕が見事!
今泉監督は、本作を撮るにあたって「撮影現場では出演者に『面白いと思わないでください』と指示していた」とのこと。…こういう演技も難しいのでは?
パチンコ、ラブホテル、「トランプ持って来たので大丈夫です」(玉城ティナ)など楽しくて、2組の不倫が描かれてもドロドロしないあたりも上手い。
やはり玉城ティナが言う「別れ話の時に、ヨネズの「♪レモン」(という曲?)が繰り返し流れていて…」というのは、歌詞が別れ話の歌詞なのかは知らないが、なんだか凄いシチュエーションらしい…。でも、聴いたことない歌手の話なので理解不能…(^^;
これは本当に見逃すべからず映画だが、公開1週間ぐらいで観たものの、一昨日公開された『すずめの戸締り』にスクリーン占領されたことから、すでに上映回数が減っているのは実に勿体ない傑作!
満点!
<映倫No.123456>
余韻は楽しめるが・・・
おしゃれで静かなライティングの空間
今泉力哉監督のオリジナル脚本だけに期待感あったので、観た。
小説家、フリーライターといった類の職業人が主人公、その周辺にいるので、今泉監督の間の効いた意味深のセリフのやりとりには親和性があるだろうなと思った。
喫茶店、家の中、とてもおしゃれなライティングで静かな空間でやりとりされる会話の妙と間は、共感や、それはどんな意味なんだろうと考えてしまうところがあって、映画を観てよかったと思える感覚になる。
物語は、2組の夫婦、未成年のアベックをからめて、不倫やすれ違いや、共感を織り交ぜた群像劇のような感じで、これも今泉監督ならではの空気感でふんわり包まれていて、なごむ。
ちなみに、シーンに出てくる喫茶店がいずれもとても静かでおしゃれなので、ああいった感じの喫茶店開拓してみたいと思った。また、家の中も落ち着いたライティングが効いていて、あんな空間のあるリビングもいいなと思った。
微温的な典型的日本映画
よっ❗️愛染屋〜‼️
よっ!成田屋〜
歌舞伎の世界で、褒め称える時に発する掛け声がありますよね(実は私自身はまだ歌舞伎を観たことがないので、耳学問的な知識なのですが😅)。
成田屋は、市川團十郎家の屋号で、他には音羽屋(尾上家)、高麗屋(松本家)などがあるそうです。
さて、今泉力哉監督です。
その会話劇は、毎回のように唸らされます。
ウイットと絶妙な〝間〟で想像力を刺激し余韻を残す。ベテラン、若手を問わず、出てくる女優さんすべてに感情移入させられるうえに、ビジュアル以上に魅力的な女性に描いてみせる巧みな場面設定と演出。
作風は違うかもしれませんが、女優さんを際立たせる凄技としてはウッディ・アレンに引けを取りません。
これを名人芸と言わずして、なんと表したらいいのでしょう。
よっ!◯◯屋〜‼️と叫びたくなります。
千葉県に縁結び大社として(そこそこ)有名な愛染神社というのがあります。
円満な離婚も次の縁に繋がるということでは縁結びの一種ということに〝勝手に〟解釈😁
今泉力哉監督の映画を見ると、いつも心が優しい愛に染まりませんか。
というわけで、(心の中で)私は叫びます‼️
よっ❗️愛染屋〜‼️
【恋愛箴言集?】
のようでもありましたが、相手を理解することについての稲垣吾郎さんとティナさんの会話も、深くて唸るばかりでした。
今泉監督の世界とは
すべての登場人物に違いがあっても否定はしない。今泉監督の世界は本当にあたたかい。
お互いが相手を思いやるがゆえの言葉と行動であるが、相手に感じられないがために、上手くいかない。感情なんて大小あるものだけれど、認めないと大きな声で言われることによる居心地の悪さ。大概が曖昧にしたり、蓋をしてやり過ごしてしまうかもしれない小さな感情も相手を思いやるがゆえの悩みとなる。だけれど、どんなに不器用だと周りに思われても正直に生きることって素敵だなと感じる。
人間関係の距離感ってそれぞれで正解なんてない。ぶつかり合ってわかることもあれば、離れてわかることもある。手放すことをプラスに捉えることは可能なのだ。ラストシーンの主人公の表情から、あたたかな気持ちに包まれた。心地よい余韻に浸り、またその世界にいきたくなる。何度も観てしまう映画となるだろう。
すごく良かった!
ゆったりとした時間の使い方、映像、特に光の美しさ、主張しないBGM...
ゆったりとした時間の使い方、映像、特に光の美しさ、主張しないBGM、これこそ贅沢と感じる。小説の一節が朗読されるのもあってか文学的。心地良い読後感のような後味は自分が肯定されたかのように感じたからというのもあるかもしれない。理解してくれたらまあ嬉しいけど理解されたいわけでもないという面倒くささをも肯定された感じというか。
茂巳は十分優しく愛情深い人間だと思った、その後の決断も含めて。ただ自分が与えられる愛情と相手が求める愛情が違えば上手く行かないのは仕方ないのかもしれない。彼女(妻)のために何ができるか考えた結果があれなら茂巳は究極に優しい。でも世間一般の考えから外れるとそう捉えられず何なら変人扱い。でも他人に理解されないこともそういう扱いにもさしてショックを受けたようには見えないどころかある種達観してるようで好きだ。完璧という名のパフェを食べながら完璧ではない自分を面白がってもいるような。
どこか不器用でふんわりと優しくて紳士で誠実な茂巳は稲垣吾郎そのままで作品世界に存在しているかの溶け込み様。でも手放すこと、手放したから手に入れたものを考えると、そこに稲垣吾郎自身の人生が透けて見えて違う重さを持つ。玉城ティナの女子高生としての可愛らしさと文学賞受賞作家の大人びた側面の演技が良かった。
中盤まで我慢の映画。それからやっと面白くなる。
これは当たりの映画
すごく心がキュっとなった
登場人物の丁寧な描き方がたまらない
ことが終わった後のベッドのシーンが多いのだけど
生々しさもほどよくて
みんなねそれぞれの関係性の中で
良いも悪いもなくて
なかでも
普通の感覚の人は志田未来さんが演じてて
普通は難しいけど説得力があるわー
横顔のまつげの動きでも感情が伝わる、さすがです
純粋すぎる役で倉悠貴さん
この人もいい味出してました
中村ゆりさんも透明感といいあの関係性のなかで
色気があったなぁ
多分本当に大切なのは〇〇で・・・
この映画みて、一押しは、荒川円役の佐々木詩音さん
この人知らなかった
たまらなくこれからの未来の有る人の苦悩や
若さゆえの艶っぽさがありました
そして観た後この監督に強い興味を持った
なんでこんなに優しい気持ちにさせてくれるんだろうって。
三浦春馬さんの映画撮った人というぐらいしか知らなかった
そのあとツイッターの今泉監督の言葉を見ると
ますます好きになる
数字出さなきゃ次はないけど
でもこの監督は数字じゃないっていう
たしかに映画は永遠に残るよね
稲垣吾郎さんの当てがきの映画なんですね
なるほどいくつかのシーンというか表情に
本当の稲垣吾郎なんじゃないかと思うぐらい
自然なやりとりがありました
物語の進行は稲垣吾郎さんとその周りで起きる人間関係が中心で
描かれているなかで、稲垣さん一番渦中の人なのに
えらい他人事な感じって思うけど
彼の役なのか演じ方なのか周りの状況を狂言回しみたいに
状況を伝える人みたいでした
でもきちんと存在感はある、彼のスタイルの良さや人との距離感の
取り方のいいところがうまい具合に表現されてた
ほんと、登場人物それぞれが素晴らしかった
プライベートでまささんみたいな人がそばにいたら
しっかりしろーってなるけどね
これは良作です
近いうちに 愛がなんだ と 街の上で を観ようと思う
そりゃこないだ書いたトップガンマーベリックも最高だったよ
それとこれとは別ですね(笑)
小説を“観てる”不思議な感覚
正直、見始めた時は「少し退屈そうな映画だな」なんて思ってました^^;
ですが気が付けば、作品の独特な世界観に引き込まれて
登場人物たちの窓辺での会話に聴き入っていました。
それぞれの会話の先に話の落とし所があるわけでもない…
それでも観終わった感想は率直に面白かった。
上映時間が143分もあったんだ!と後から知って驚いた。
映画を観ているのにまるで一冊の小説を読んでいるような不思議な感覚になりました。
全ての人に光あれ
これもまたラブストーリー
憎しみ・嫉妬・愛憎ばかりが「愛のカタチ」ではない そんな思いを今泉監督のこれまでの延長線上に十分考えられる、観ていて心地よさすら感じられた 映画の中だけの話ではなく、現実の私たちの夫婦生活にも、お互いを気遣う気持ちを持ちつつも、今の生活を維持するために様々な隠しごとや嘘を重ねていく中で、矛盾や常識との葛藤がある 他人の夫婦生活には意見を述べられても、自らのことには蓋をしてしまう
しかし決して不愉快にならない、稲垣さんらしさ(勝手にテレビからの印象で)でありました
中村ゆりさんはかつてASAYANからユニットでの歌手デビューをしましたが、その頃の幼い中学生の姿から、最近では日本生命のシングルマザー役のCFがとても印象的でした こんな女優さんになられて嬉しい限りです 若葉さん以外にも、次々魅力的なキャストをそろえられ、監督の次回作がとても楽しみであります(11月10日シネリーブル梅田にて鑑賞)
本心
居心地の良い空間の・・
ちょっと真面目な気がした
今泉監督の作品を全部観ているわけでは無いので無責任な物言いになるんですけど、監督の作品としては緩さが少ない気がしたの。
今泉監督らしい作品ではあるんだけど、稲垣さんの佇まいがそう感じさせるのか、いつもより真面目に好き問題に向き合っているように感じたんです。
他の作品が不真面目ってわけではないんですけど。
私、今泉監督の映画を観た時の客席が好き。
思わずクスッと笑ってしまった時に、周りにもクスッと笑ってくれる人がいて、そんな感じで雰囲気良くなって、映画が終わる頃には客席が温かい空気に包まれている様な。
映画館で映画を観て良かったと思わせてくれるの。
この映画は、そんな感じはしなかったかな。
まあ、こういう身勝手な期待はしちゃいけないんでしょうけど。
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