劇場公開日 2022年11月4日

「俳優稲垣吾郎の魅力と会話の妙を楽しむ」窓辺にて ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0俳優稲垣吾郎の魅力と会話の妙を楽しむ

2022年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

レビューを書く余裕が無いまま三日が過ぎてしまいました。
どう書こうか悩んだというのもあります。明確なメッセージ性がある作品でもないですし。
この映画には会話がたくさん出てきます。そのどれも面白く、聞いていて飽きません。
”lemon"のエンドレスは、自分も最後にエンドレスで聴いたのがlemonなのでウケました。私の場合は闇を抱えていたわけではなく、覚えようと思っただけですが、ちょうど本作鑑賞前にもたまたま聴いたので。

登場人物の言動はそれぞれ、わかるなあと思う所と、そうでない所がありましたが、人ってそんなもんですよね。
主人公は、小説を書くのをやめてライターに転向した茂巳。小説家って、自分を表現したくて仕方がない人かと思っていたので、書けないのではなく書かない、というのは不思議です。茂巳は人への興味や好奇心は持っているが、傍観者的な性質があるので、ライターの方が向いているのかも。
茂巳の、本気で熱くはなれないという本音には、自分もそうだなと思いましたが、あとは意外にも若い二人に親近感を持ちました。
玉城ティナさんが、「Diner」や[Holic」の時よりも、可愛くて若く見えます。

タイトルの意味はよく分かりません。ただ、喫茶店の窓際の席に座って、通りを歩く人々のことをいろいろ想像したり、店内の会話に聞き耳を立てたりしている気分になりました。
ラストは、あーここで終わるのかぁと、もっと観ていたい感じでした。

ゆり。
琥珀糖さんのコメント
2023年5月28日

コメントありがとうございます。
面白い、とか、
グサッとくる、とか、
言って貰えてとても嬉しいです。

「恋愛」
現実には私も決して熱くなれる訳ではないのですが、
映画を観るなら、もう少し温度が高いものの方が、
入り込める部分はあります。
そうなんですか?
稲垣吾郎さんは、過去にベッドシーンとかちゃんと(?)
ありましたか?
稲垣吾郎にあて書きしたストーリー、とのことですが、
それだけでこの映画にしてしまう今泉力哉監督は凄いですね。
全体に瑠亜のナレーション以外にBGMが流れないのも、
落ち着いた印象でしたね。

琥珀糖