シャーケンシュタインのレビュー・感想・評価
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アイデアは面白いけど…
Z級クソサメ映画。
意外と楽しめました。ストーリーはベタだけどテンポ良く進むのでそこまで飽きずに観れました。シャーケンシュタイン自体の造形は悪くないし、終盤「フランケンシュタイン」のオマージュ的な展開に持ち込んだのも好印象。
頑張って良いとこ挙げましたよー(笑)こっからダメなところを…。
役者の気の抜けた演技。遠近感ガン無視合成映像。大きさがシーン毎に変わるシャーケンシュタイン。クソコラ臭漂うCG、合成。せめて松明くらいはしょーもないCG使うな!銃声「トッ。トッ。タッ。トッ。」
一番の不満はサメによる殺戮シーンで手抜きしたこと!サメ映画なんだからそこはしっかり見せて欲しかった。クソコラみたいになっても良いから、サメの口から上半身だけ出して「ギャー」みたいな感じで。もう気の抜けた演技でもなんでもいいからそこだけはしっかりやってほしかったです。
女のソックスのデザインが最低最悪
この圧倒的苦痛は何だと思ったらお前『エイリアンvsジョーズ』のマーク・ポロニアじゃねーか!
昨日見たばかりなのに既に話の流れの大部分を忘れてしまった。これに関しては俺の記憶障害とかじゃなくてひとえに本作の内容の希薄さゆえだと思う。マッドサイエンティストがフランケンシュタインとジョーズを混ぜて好き勝手に操る、みたいな…
クソサメ映画と理解した上で見ている以上、多少のアラには目を瞑るつもりだったが、一番の見せ場であるサメの人間襲撃シーンでさえあの手抜きようだから恐れ入る。BBか何かでくり抜いたサメの人形がオマケ程度のCGとエフェクトで画面端からものすごい勢いで突っ込んでくるだけ、終わり。笑おうにも間がなさすぎて笑えない。もちろん怖くもない。
せめてグロ描写だけは小道具でどうにか…と思ったがその辺もきわめて雑だった。メタフィクション系の高校演劇じゃないんだからさ…
一番酷いのは終盤のサメ上陸シーン。自警団とサメの小競り合いが生じるのだがとにかく虚無感がすごい。もはやどっちが死のうが生き残ろうがどうでもいい、勝手にやって勝手に終わってくれ。そこからは安易な爆発オチといいエンドロール直前の不穏描写といいサメ映画の遺骸を指先でなぞった後に反知性の泉で手を洗ったような軽佻浮薄で新鮮味のない展開が続く。これ以上何も言うことはない。
本筋とは関係ないが、主人公のメガネ女のソックスが最低最悪だ。ネコを模したアイテムを身に纏おうとする女は生きていてはいけないと心から思う。この世がそういう自意識の在り方を肯定するような世界であるならば、そんな世界は一刻も早く滅んでしまったほうがいい。
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