スパイ・コード:CICADA 3301のレビュー・感想・評価
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真相不明のネット・ミステリー
この映画は実際の謎解きゲームを基に作られているからかなりのマニアでないとチンプンカンプン、少なくともCICADA 3301の噂程度は知っていないと話についていけません。
かく申す私もマニアではないので鑑賞後に調べて元ネタが分かった次第です。
(以下、前置きです)
2012年1月にアメリカのネット掲示板4CHANにセミの画像とメッセージが出たことがきっかけで興味を持ったハッカーやプログラマーが謎解きに挑戦し、ワシントンポストにも取り上げられ話題になりました。
メッセージは以下
Hello.We are looking for highly intelligent indiniduals. To find them,we have devised a test.(我々は極めて聡明な人々を探しています。そのような人々を見つけるために、我々はあるテストを考案しました)
There is a message hidden in this image.(この画像にメッセージが隠されています)
Find it,and it will lead you on the road to finding us. We look forward to meeting the few that will make it aii the way through.(それを見つけなさい、そのメッセージが我々を見つける為の道筋への手がかりとなるでしょう。我々は、そのすべての謎を解くことが出来るような少数の人々と会うことを楽しみにしています)
Good lick.(幸運を)
3301
と書かれており、セミの画像と書名の3301からCICADA(セミ) 3301と呼ばれることになったそうです。スェーデン人のコンピュータ技術者のジョエル・エリクソン氏が画像データからシーザーの名前を抽出、シーザー暗号(文字をシフトさせる単純な手法)だろうと察し解読しあるURLに行き着くがそこでもアヒルの絵に隠された暗号、次のURLにはマヤ文明の数字、それを解くとさらに暗号と続き世界14か所にセミの画像とQRコードを書いたポスターに行きつきますが、謎は深まるばかり、CIAやNSA(アメリカ国家安全保障局)が人材獲得に仕掛けた説など出ましたが、未だに目的や発信元も不明のまま、ネット最大のミステリーとされています。
そんな実話から生まれたのが本作です。
映画はCICADA3301を探るNSAとハッカーのドタバタ・コメディ、無駄なセリフと下品な描写が鼻につくし、謎は謎のままで終わるから消化不良、話題に便乗しただけのオタク向け映画としか思えません、残念・・。
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