「良くも悪くもインディアナ・ジョーンズでした。これに尽きます。」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル Equinoxさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くもインディアナ・ジョーンズでした。これに尽きます。
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やる気があるのか無いのかわからない飄々としたインディ、譲らないところは絶対に譲らないあのインディ、絶妙に安っぽいセットと先が見えるようで見えないプロット、過去作と同様のテンプレート通りに進むストーリー、動物愛護的観点で大丈夫なのかと思う虫の登場シーン(流石に今はCGでしょうけど)、等々、正直最後の聖戦で終わらせておけばよかったのにクリスタルスカルの時にもなんで復活させちゃったのかなーと思ったものですが、今回も割といつも通りです。
ただ1つ違うのはやはり歳老いたハリソン・フォード御大が醸し出す老いと諦観がインディのそれと絶妙にシンクロしているところです。クリスタルスカルの時点でもハリソン御大は60代でしたが、流石にアラウンド80になると老け具合が段違いです。しかし、その醸し出す雰囲気がラストのインディの葛藤を際立たせるのでそういう意味では今でなければ作れなかった作品とも言えるのかもしれません。
時空を遡るオカルト描写もなかなかアレで非現実的とか言ってる人もいましたけど、それを言ったら過去作全部オカルトですからね。前作なんか宇宙人まで出てましたし、それに比べたら今回はオカルト的にはマイルドなのではないでしょうか。
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