「ついに終結したインディの冒険譚」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
ついに終結したインディの冒険譚
アクションと謎解きの融合したインディージョーンズシリーズも、ハリソン・フォードが80歳になったので終結を迎えることになった。
それにしても、どこまで本人が演じているのか分からないけど、大したアクション魂だった。
少し長めなのは仕方ないけど、最初から若い頃の姿でのナチからアンティティキラ(通称ダイヤル)を奪うところから始まる。この列車シークエンスはさすがだ。スピルバーグを彷彿とさせる緩急の載せ方が楽しい。
その後に続く、一見信頼できそうな女性は大抵裏切るところもちゃんと下敷きにしている。
洞窟には入るし、何かはころがってくるし、矢は飛んでくる。虫やら蛇やらも大量。いいねえ楽しいぞ。
ムチと銃のやり取りも、インディお決まりだ。
さて、
ハリウッドでは、禁断のタイムトラベルものに手を染めすぎだと思うね。
SFの世界では過去を改変することはタブーとされ、そのために一般人がタイムトラベルをすることを禁じ、取り締まるシステムすらある。しかし、ハリウッドにはパトロール隊は無いらしい。
アンティキティラをタイムマシンになぞらえるのは無理があるぞ。
今のところ天体観測の装置だろうと言うことしかわかってない。
アルキメデスが作ったというのもなー
結局、過去に戻ったインディによってもたらされた機械になったじゃーん
歴史や謎解きが甘くなるとトンデモ感が増す。そこは後半のマイナス点だった。
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本作、元妻とのラストシーンがGoodでした。
作品としては、有終の美を飾るという言葉が相応しい作品でした。
ー以上ー