「嗚呼、リバーフェニックス!!」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 赤福餅さんの映画レビュー(感想・評価)
嗚呼、リバーフェニックス!!
流石にハリウッドの水戸黄門。
ガチガチに安定した作品でした。
ハリソン・フォードが「SWのハンソロ」「BRのデッカード」を脇においてでも心血を注いでいるシリーズだけの事はあります。
身体も鍛えてらっしゃるようでしたし。
本作にはインディジョーンズに必須な要素が全部詰め込まれており「ああ、これだよな~80年90年代の映画って」と懐かしく思いました。
しかし、誰でも楽しめる作品だけに目新しさ欠け「展開が読める」というよりは「もう、そうしたいんでしょ。わかってますよ」という感じでした。
個人的にはナチスの組織力をもっと全面に出してほしかったです。ナチスは間抜けな悪でいいんです。OPの列車のシーンは良かった。
終始ナチスが出ていたものの悪役感やコメディ面がほとんどなく、単なる「盗掘集団」でいいんじゃないかと…総統という単語やV1ロケットがちょっと出るくらいではこじんまりしすぎて世界観が狭くなっていると思いました。
まぁとにかく今回はインディジョーンズのラストというよりは「ハリソン・フォードお疲れ様映画」ということは誰が見てもわかりました。
ここから先はディズニーによる大スピンオフ大会が始まるのでしょうからね。
最後に:
リバーフェニックスがご存命であれば最終作に「どんな形でカメオ出演していただろうか」とふと想いました。
観てみたかったなぁ…
お忙しい中、ご返信誠にありがとうございました。
「失われたアーク」のように正統な冒険活劇として観れば良かったのですね。合点がいきました。今度観る機会がございましたらそうやってみてみます。
他の方のレビューも参考にさせていただきます。
共感&コメントありがとうございます。
本シリーズは、秘宝を巡る冒険活劇です。
秘宝がどういう力を持ったものかは公式パンフレットで説明されています。
本作の売りは、秘宝を巡る世界を股に掛けた壮絶な争奪戦なので、
そこを評論しているレビューが多いと思います。私のレビューもそうしています。
冒険活劇のメインは秘宝を手に入れるまでのプロセスですので。
運命のダイヤルについて、説明しているレビューはあります。時空を越えられるものとして紹介しているレビューはあります。しかし、それをレビューのメインにはしていません。
以上が、運命のダイヤルをレビューのメインにしていない私が考える理由です。
ー以上ー