「しょぼくれたインディがだんだん生き生きとしてかっこよくなっていった…」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
しょぼくれたインディがだんだん生き生きとしてかっこよくなっていった…
前作がつまらなかったし、監督もスピルバーグからマンゴールドに交代したので、はっきり言って期待していなかった。ただ、設定上は70歳のインディを80歳のハリソン・フォードが演じているのを観てみたかった。だが、思いの外おもしろかった。巻頭に40代のインディが出てくる。プログラムによれば、ルーカスフィルムが保管していた膨大な撮影フィルムをA I技術でコンピュータに取り込んだものを使っているそうだ。セリフは現在のハリソンが音域を高くして、アフレコしたらしい。まず、40代のインディに会えたのはうれしかった。出だしは快調。例によって、舞台は次々に移って、話は謎が謎を呼ぶ。今回のお宝が宗教がらみでないのもよかった。懐かしい人たちも出てきて、思い出に浸った。今作でハリソンのインディは最後とのこと。おつかれさまでした。ありがとう。
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