「生きてて良かったw」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル HIRAさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 生きてて良かったw

2023年7月1日
Androidアプリから投稿

これは昔にはまった人にはたまらない
面白さだと思う。
色々突っ込みどころは満載なのだけど、
インディ・ジョーンズ好きな世代の
夢を叶える映画で満点。
めちゃくちゃ思い出補正されているが!

冒頭の今の時代にちゃちくないか?
ってCG処理だったり、
若かりし頃の姿を引っ張る引っ張るだったり、
最後までナチスかよ!だったり
ノスタルジックが過ぎる。
わざとだろうけどらしさが変わっていない
のは見事だった。

しかも年老いてヨレヨレでかなり落ちぶれた
設定が今の頑張れない自分にとっても共感(?)
出来てポイント高かった。

小学3年くらいの時に初めてドはまりして
観た(金曜日ロードショーとかのテレビ放映)
映画だった。1作目と2作目はビデオで
何十回も見た(父親が録画したやつ)。
もちろんお子さま向けのグーニーズとか
も有ったけど、ピカイチで面白かった。
今と違って狭かった世界が一気に開けた感じ。
大人になって見返しても
思い出補正が1,000%くらいあるので、
矛盾点や荒唐無稽さのマイナス点が減らないw
今となってはポリコレ的にどうだろうって
思える現地人設定とか、博物館に納めりゃ
何でも許されると思っている発想とか、
戦勝国ドリーム満載の悪の帝国ナチス設定が
痛々しすぎてもオーケー。
もう全て冒険活劇で面白い紙芝居的な寓話で
刷り込まれているので突っ込みどころは
ステルス化して見えなくない。

あとマッツ・ミケルセンの軍服姿と
小物か大物か判別不明なな悪役を
マッドサイエンティスト味たっぷりに
少ないコマで具現化している姿を
拝めて思い残すことはなかった。
(デフォルメされた後半の軍服姿に
思わず手を合わせた人は少なからずは
いるはずだ!多分)

もう最後は「ありがとう」しか出てこない。
最近のスターウォーズのハリソン・フォード
とかも多少は感動したが比じゃないくらい
今回のは個人的に嬉しかった。
かつての自分のヒーローが最後に戻ってきて
くれただけで大満足!
(4作目はなかったことにされているし、
3作目も好きだけどちょっと違う)

まだサンタクロースを辛うじて
半信半疑で信じていた時のおとぎ話の
続編を巨額の制作費を投じて自分のために
作ってくれたことに感謝です(違う)。

HIRA