「観たい度△鑑賞後の満足度○ 映画自体は不満だらけだが、カレン・アレンと“あのシーン”を出されたら、リアルタイムで第一作を楽しんだ者としては★一つくらいはオマケしなければ、と思わせるズルい映画。」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
観たい度△鑑賞後の満足度○ 映画自体は不満だらけだが、カレン・アレンと“あのシーン”を出されたら、リアルタイムで第一作を楽しんだ者としては★一つくらいはオマケしなければ、と思わせるズルい映画。
①『インディ・ジョーンズ』をまた作ると聞いて、ジイサマを引っ張り出してこないといけない程ハリウッドもジリ貧になってきたのか、という寂しさというか情けなさが先にたった。
②映画自体も、インディ・ジョーンズの「老い」を反映させたのか、そういう時代(相)なのか、連続活劇の持つ血湧き肉踊る明るさ・楽しさ・面白さ、ドキドキワクワク感がない。
『インディ・ジョーンズ』1作目と2作目は、もともとハリウッド黄金時代の連続活劇の面白さを現代に甦らせる為に、スピルバーグとジョージ・ルーカスとがタッグを組んで始めたもの。
その連続活劇の明るさ・楽しさ・面白さがないということは、はじめからそれが目的ではなく、本当にインディ・ジョーンズの最後の花道として作ったのだろう。
③それに気になったのがインディの関係者(同僚とか友達とか)が殺されるシーンが多いこと。
悪役が死んでいくのは、連続活劇では(当たり前と言ってはなんだが)付き物なのだが、インディ側の善人が殺されるのは今まではあまり無かった。
ヴィランの悪辣ぶりを強調したいためか(でも違うやり方もあった筈)、今の時代ではもっと刺激的にする為に必要なのかもしれないが、後味が悪い。
④
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