「観終わった後に一抹の寂しさが無くはない」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
観終わった後に一抹の寂しさが無くはない
ルーカスフィルムがD社に吸収され、ルーカスの名前が製作陣の中にもなく、スピルバーグも監督ではなく製作に回ったシリーズ初(最後?)の作品。
第2次世界大戦末期からアポロ11号の月面着陸まで二十余年を飛び越えての話になるのだが、それぞれの時代の年齢のインディやユルゲン・フォラーが見ることができ、改めてCGの万能さに感心した。
個人的な見どころとしては何といっても80才のハリソン・フォードがどれだけ「俺たちのインディ・ジョーンズ」でいられるかだったが、正直言って80才なりの動きで済むような演出でも十分と思っていたところ、本当に本人がアクションをしているのかと疑うほど素晴らしいものだった。(どこまでスタントかわからんが)
サラー役のジョン・リス=デイビスやマリオン役のカレン・アレンなど出てきただけでウルッと来た。
考古学にSFを絡ませるのは正直言ってあまり好きではないし、まだナチなのとか、時代的にももはやムチより拳銃での戦いが多くなることなどは致し方ないと割り切ったが、汽車、馬、三輪車、プロペラ機などでの息つく間もないくらいのアクションは臨場感満載だったし、秘宝までの隠し通路など定番の演出もしっかりとあって楽しく観ることができた。
冒頭のかなりくたびれた感じから、インディ・ジョーンズらしく男っぽくカッコよく前を向いて生きて行こうという終わり方は世のおじさんにも勇気を与えてくれ、すごく良かったと思う。
直前までヘタレな感じでどうでもよくなってあの時代に残りたいとか言ってたけど、ヘレナ(この人立ち位置が良くわからんかったが)あごに強烈な一発どうもありがとう!
次回どうする?
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