「最後のインディ・ジョーンズの勇姿を見届けよ」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル KUBOさんの映画レビュー(感想・評価)
最後のインディ・ジョーンズの勇姿を見届けよ
今日の試写会は、待ちに待ってた『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』公開記念スペシャルイベント付き試写会。IMAXレーザーでの上映だ!
持ち物検査とボディチェック&スマホ封印でやっと入場。上映前にはこがけん、小澤 征悦、ゆうちゃみのトークショー。公開日の翌日7月1日がインディ・ジョーンズの誕生日ということで、トレードマークの帽子型バースデーケーキでお祝いして、さあ、上映開始!
『インディ・ジョーンズ』には「聖櫃」「聖杯」と、毎回すごい遺物が登場するが、本作で登場するのは「アンティキティラ島の機械」。
こう言われてすぐわかる人はちょっと「ムー」寄りな人かな。今までの物に比べて、誰もが知るというレベルの物ではない。
「アンティキティラ島の機械」は、アンティキティラ島近海の沈没船から発見された古代ギリシア時代の遺物で、当時の科学では作れない歯車式機械で「オーパーツ」として有名なもの。「ムー」的なものが大好きな私は「おー、そう来たか!」とニヤッとしちゃう。
今回はこの「アンティキティラ島の機械」の奪い合いが、発端である第二次大戦末期の1945年と、この作品の「今」である1969年の2つの時間軸を行ったり来たりしながら物語は進む。
この1945年は、『最後の聖戦』より後、『クリスタルスカル』より前、ということで、インディが若い! 最新のCGメイク技術で、ハリソン・フォードが昔のままの顔で出てきてびっくり! 技術の進歩はすごいです。
さて、『インディ・ジョーンズ』シリーズは、毎回バディの活躍がキーポイント。今回は長身の美女フィービー・ウォーラー=ブリッジ演じるヘレナ・ショー。インディの元相棒の大学教授の娘という設定だが、このヘレナがすごい! 第1作のマリオン以上にヴァイオレントで、金のためならなんでもやる!
80歳越えのインディ・ジョーンズ、このヘレナに振り回されっぱなしで、どんどん冒険は進んでいく!
今回の宿敵はマッツ・ミケルセン、インディを助ける旧友にアントニオ・バンデラスと、豪華共演陣がシリーズ初参加。
さらに、過去作を知るファンには懐かしい面々も登場して、楽しさ100倍!
過去作の名シーン、名ゼリフへのオマージュもたっぷり! 知ってれば知ってるだけ、うれしくなる仕掛けもいっぱい!
今までも「聖櫃」とか見つけちゃったらとんでもないこと起こったけど、今回も過去作以上に「とんでもない」こと起こっちゃいます。
さて、インディ・ジョーンズは冒険から無事に帰って来られるのか⁉︎
1981年の第1作から42年、これはハリソン・フォードの集大成。またインディ・ジョーンズの勇姿が見られてこんなにうれしいことはない。
ジョン・ウィリアムズのテーマ曲と共に『インディ・ジョーンズ』はいつまでも愛されていくことだろう。