劇場公開日 2022年10月8日

  • 予告編を見る

夜明けまでバス停でのレビュー・感想・評価

全63件中、61~63件目を表示

4.0コロナ禍、あるある、って観た

2022年10月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

元夫に自分名義のカードで使い込まれた借金を抱え、昼は自作のアクセサリーを販売し、夜は居酒屋でアパート付きのバイトとして働いていた北林三知子(板谷由夏)だが、突然のコロナ禍により、バイト先のリストラで仕事も住む家も失ってしまった。新しくヘルパーの仕事をみつけたのだが、コロナの蔓延で新規採用が取りやめとなり内定を取消しされた。それから新しい仕事を探すが、見つからず、ファミレスや漫画喫茶もコロナで閉店となり、住む場所も無くなったため、バス停で寝泊まりするホームレスとなってしまった。一方、三知子が働いていた居酒屋の店長・寺島千晴(大西札芳)は、コロナ禍で売上減少で従業員をリストラしたが、その後を心配していた。恋人のマネージャー・大河原智(三浦貴大)のパワハラやセクハラ、退職金の横領などにも悩まされていた。さてどうなる、という話。

2020年春に緊急事態宣言が出され、軒並み飲食店が閉店になってた時の大変さを思い出した。
オリンピックも延期になり、ワクチンも無く、仕事も休業日が設定されたりで、不安ばかりだったなぁ、と身につまされる思いだった。
板谷由夏と大西礼芳が素晴らしく引き込まれた。
他にも、片岡礼子、筒井真理子、柄本明、根岸芽衣、三浦貴大、など素晴らしい女優、俳優の演技が観れて満足だった。
久々に観たルビーモレノ、何度も結婚したり、子どもの病気などで苦労してたみたいで、歳とったなぁ、って感慨深かった。
悲しいけど、コロナ禍を今後に伝える作品として素晴らしい作品だと感じた。

コメントする 2件)
共感した! 17件)
りあの

5.0コロナ禍の現実

2022年10月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

暗いのはこの国の現実であって、映画は暗くない。
元総理大臣たちの言葉のなんと虚しいことか。あの状況下でオリンピックを開催したんだ。
詳しくは書けないけど、まさかの、そしてせめてもの、、、。

今、見るべき映画だと思います。
長年映画を作ってきた高橋監督作品だけに観客を失望させません。

コメントする 1件)
共感した! 24件)
大吉

4.5見てなかったものをちゃんと見ることができた

2022年10月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

社会派の作品でした。
県内で1館しかやってなくて都内に出た方が早い気もしたけど、この作品を上映する心意気に賛同して1時間運転して観に来ました。

自分はコロナ禍でも生活が困窮せずに、それでも子供は文化祭や修学旅行が無くなり、頑張ってきた部活も中途半端なまま引退して、辛い受験だったり、自分も元々人間関係を上手くやれてない会社でリモートをきっかけに更に心身いろいろだったけど、そういうこととは違う、本当に弱者とは、困窮とは、を知ることができた。
映画という作り物だけど、そういう社会の一部分だと思うけどリアルに切り取った作品だったし
ニュースを見てても、身につまされてないから理解できてなかったことが、わかった気がする。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
motti