「不思議なハーモニーがドンピシャだった。」ブライアン・ウィルソン 約束の旅路 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
不思議なハーモニーがドンピシャだった。
ビートルズのライバルはビーチボーイズ?
そこまで言い切れるか?
フォー・フレッシュメンやレターメンやママス&パパスの存在は?
その時間経過を含めて、ブライアン・ウィルソンの評価をしなければならない。
不思議なハーモニーがドンピシャだった。それが僕がビーチボーイズが好きになった理由。作曲家としての良し悪しは僕にはわからない。同じ海でもカルフォルニアの海には似合うだろうが、ラジャ・アンパット諸島の海で似合うとは思えない。従って、ビートルズのライバルと言い切れるかの真偽は定かでは無い。少なくとも、ビートルズには彼の様な作曲家が三人いたのだから。
もっとも、この映画は彼の『will document』として見れば良し。彼の偉大さはこの映画がなくとも分かるが、一般の人には残念ながらブライアン・ウィルソンの名前はビーチボーイズに重ねられる事は無い。ビーチボーイズは彼なのだと理解すれば良い。他のミュージシャンと比べて、彼が秀でているとかいないとか。そもそも、それが間違い。ビートルズとアレサ・フランクリンどちらが偉大か?なんてどうでも良い。
そもそも、ここに登場して彼を褒めちぎる歌手(ミュージシャン)を僕は知らない。エルトン・ジョンとブルース・プリングスティーンとか出て来るが、褒められたくば、持ち上げる前に自分の頭の蝿を追ってもらいたいと思う。
この年になってもステージにあがるのは凄いと思うが、あの国なら10万円貰ってあの世に行ってねばならぬお年。後を飾れる者がいない。それが問題で、だから、KP●Pなるものが流行るんだ。白人諸君今一度頑張って貰いたい。所詮、白人諸君のモノマネから始まっているんだから。温故知新の時代ではなかろう。
ファルセットとハモりのハーモニーが僕に取ってドンピシャ。大滝詠一さんもクィーンも叶わないかもね。似ているところはあるけど。