乙女たちの沖縄戦 白梅学徒の記録

劇場公開日:

乙女たちの沖縄戦 白梅学徒の記録

解説

沖縄戦に看護学徒として動員された「白梅学徒」の真実を、ドキュメンタリーと再現ドラマで描いた作品。

沖縄県立第二高等女学校の4年生56名で編成された白梅学徒。それまで青春を謳歌していた10代の少女たちは、わずか18日間の看護教育を受けた後に八重瀬岳の第一野戦病院に配属される。負傷した日本兵が次々と運び込まれ、多くは治療するよりも腕や足を切り落とすしかないという悲惨な状況の中、その手術の手伝いや負傷兵の世話に追われる学徒たち。やがて病院壕にも米軍が迫り、歩けない兵士たちを医師が薬で毒殺、学徒たちも攻撃にさらされ命を落としていく。

映画では、現在90代の中山きくさんと武村豊さんが当時の状況を語り、その証言を基に再現ドラマパートを制作。ドキュメンタリーパートの監督を「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」の太田隆文、再現ドラマパートの監督を「ある町の高い煙突」の松村克弥が担当。

2022年製作/118分/G/日本
配給:渋谷プロダクション
劇場公開日:2022年8月2日

スタッフ・キャスト

監督(ドキュメンタリーパート)
太田隆文
監督(再現ドラマパート)
松村克弥
構成(ドキュメンタリーパート)
太田隆文
脚本(再現ドラマパート)
太田隆文
プロデューサー
亀和夫
城之内景子
撮影(ドキュメンタリーパート)
有国浩
撮影(再現ドラマパート)
はやしまこと
照明(再現ドラマパート)
濱本修二
録音(ドキュメンタリーパート)
有国浩
録音(再現ドラマパート)
小畑智寛
美術(再現ドラマパート)
安藤篤
装飾(再現ドラマパート)
畠山和久
衣装(再現ドラマパート)
鈴木典子
着付(再現ドラマパート)
鈴木典子
ヘアメイク(再現ドラマパート)
小川千尋
編集(ドキュメンタリーパート)
太田隆文
編集(再現ドラマパート)
松村克弥
コーディネーター(ドキュメンタリーパート)
宇山祐明
制作担当(再現ドラマパート)
天野光雄
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フォトギャラリー

映画レビュー

1.0これって、ヒドくない?

2022年8月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 ドラマパートは、インタビューをなぞっているだけ、はっきり言っていらない。
 インタビューの間に、女優のショットが何度も入るが、意味がわからない。
 跡地を訪ねるシーンも、この女優のアップや、歩くショットが多いので、イライラした。すごくヤラセ感が漂っていたし、目が死んでる。学芸会か?
 証言してくれた人に対して、すごく失礼な作品。作ればいいもんじゃない。

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コマ

2.5治療という名の延命

2022年8月6日
Androidアプリから投稿

悲しい

昭和20年3月に看護学徒として動員された白梅学園の元生徒へのインタビューと再現ドラマ。

再現ドラマへの出演が決まった女優さんが、役作りの主材の体で資料館や跡地を訪れる様子にナレーションをつけたドラマから始まり、実際の白梅学園へのインタビューが約70分、終盤30分で再現ドラマという構成。

インタビューはどんどん苦しくなる暮らしのこと、24師団入隊のこと、看護教育のこと、手術場壕のこと、戦後のこと、と時系列でみせていくけれど、やはり生の声は非常に興味深いしグッとくるものも。
ただ、ちょこちょこ入る合いの手字幕が安っぽい。
それにしてもお2人とも90代とは思えないハキハキぶり。
2週間ほど前に観賞した「島守の塔」に通じるものがあって良かったけれど、本作の再現ドラマが、再現映像としてつくりましたという様な臨場感の無さと演出の安っぽさで残念。
わざわざ最後にまとめてみせる内容の殆どがインタビューで語られたことばかりだし。

それと、ヌヌマチガマという病院壕の現在の様子が見られたのは良かったけれど、もっとしっかりみせて欲しかったし、映像の荒さをみるに少し前に撮られたものですかね?とインタビュー以外の部分が勿体なく感じた。

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Bacchus