「ごめんなさいm(_ _)m私には理解不能」MEN 同じ顔の男たち みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
ごめんなさいm(_ _)m私には理解不能
ほとんどの映画は、冒頭に「ゴール」が示される。
「この2人が恋に落ちるんだな」とか
「この事件を解決するんだな」と。
それがないと不安になる。
行き先の分からないバスに乗るように。
本作はまさにそれ。
行き先の分からないバス。
しかも窓ガラスが塗りつぶしてあって、外が見えないバス。
早々の回想シーンで夫が自殺したことが示唆されるので、心の傷を田舎で癒すというか「贖罪」の話かと思いきや、そういう観客の期待を無視して展開する。
いや「展開しない」。
物語が進んでいるのかすら怪しい。
監督本人以外、理解できるのだろうか?
特に製作者。この脚本を読んで、
「よし、カネを出そう、映画作ろう」なんてゴーサインを良く出せたな、と思う。
いくら製作者が旧知のアンドリューマクドナルドとはいえ。
(まあ、前作のアナイアレイションも意味不明だったので、これが作風で、しかも私以外の人は理解できるのだろう。)
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